15 4/4-薬師堂のその後の悲惨な実情
現在は漆喰の壁に囲まれたコンパクトな建物に変身。
この薬師堂は明治初期 学制発布以前に民間出資で出来た由緒ある学校(約6m四方)でした。
現在はこの地域の ある一族の所有物です。一時は学校の課外授業の一環として中の仏像のお披露目などもしていたようですが、残念な事にある時からそういう活動を一切停止してしまいました。
文化遺産として保護してもらえないか一族は 市へ働きかけたこともあるようですが却下されてしまいました。
その後 詳細は不明ですが この一族の親族争いの為、管理されることもなくなり放置されたままになっているようです。
私のお母さんつまりHelgaにとってはとても大切な場所でもあり せめて扉を開けて風通しだけでもよくしてあげたいと思っても 鍵の持ち主さえ不明という有様です。
中の如来さま達は 座像あり 立像あり(冒頭のような如来さまでは無いと思いますが)、いずれにしても 密閉されたまま夏は高温多湿の中 冬は極寒の中で長い間放置されているわけですから・・・もう見る影もなく朽ち果ててしまっているかもしれません・・・実に悲しいことですね。