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私の好きな作家~上橋菜穂子さん~

本を読むのが好きです。本を読むと想像力が豊かになりますし、人の感情を読み取り、思いやる気持ちを高めてくれます。

何よりも本の世界に入ることが好きなので、読み終わるまでずっと本を読んでいることがあります。

今まで本を読んできた中で好きな作家は上橋菜穂子さんです。

上橋菜穂子さんは「獣の奏者」、「精霊の守り人」の守り人シリーズ、「鹿の王」といったたくさんの本をこれまで書いています。

小さい頃、「獣の奏者」のアニメを見てこんなに面白いアニメがあるんだと衝撃を受けました。面白いだけではなく、内容がとても深い。
物語は長めなのですが、飽きることはなく、むしろどんどんハマっていきます。

最近だと「鹿の王」の映画化もされています。この本は児童文学のノーベル賞といわれる国際アンデルセン賞を受賞しています。

上橋さんの書く小説はファンタジー小説なのですが、ただのファンタジーではないのです。

例えば「鹿の王」だとファンタジーの物語ですが、その中に医療サスペンスも含んでいます。
恐ろしい病が流行しつつある中で、なぜそんな病が生まれるのか。病む人と病まない人との違いは何かなど、人間や病のつくりを細かく書かれています。

医療に関する言葉も使われていて難しく感じると思いますが、細かく、しかし読者に分かりやすく書かれています。

そして、ファンタジーといってもまったく未知な世界という訳ではなく、もしかしたらそういうものがあるかもしれないと思わせる世界観をもっています。
まるでこの世とあの世の狭間のような。
そんな中間の世界があるんじゃないかと上橋さんの本を読んでるといつもそう思います。

そして、それぞれの登場人物たちもとても魅力的です。今の私たちに向けられているような台詞がたくさんあってはっとさせられます。

そして、3月24日に上橋さんの新しい小説が発売されました。

こちらもとても面白く、ページをめくる手が止まりませんでした。休みの日1日中ずっと読んでいたので時間も忘れるくらいハマっていました。

自然の大切さ、社会はどうあるべきか、自分なりの生き方とは何かを深く考えさせられました。

とてもおすすめな本です。




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