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ワーママ通訳 - 人生も子育てもモットーは「いつもここから」


このテーマ、文章にしようとすると抽象的でけっこう難しい!けどちょこっと「レジリエンス」について考えてみたので、よろしければどうぞご一読くださいませ♡

表題の「いつもここから」というのは私自身のモットーなのですが、子どもが成長する中で一番身につけて欲しいことって何だろう?と自問自答している時にそこに立ち戻りました。

子どもに身につけて欲しいことは山ほどあるけど…

子どもの将来を考えていると、あれもできるようになって欲しい、こんなことも学んでほしい、と望みは尽きません。

「基礎学力を身につけて欲しいからまずは塾か通信教育。水泳は安全のためにも必須だし情操教育のためには楽器も一つくらいやっておきたいし、語学も大事だから英語教室と、この先プログラミングは常識になりそうだからSTEM教育系の習い事も気になるし...」てな具合で、本当に底なしの欲望です笑

でも、外から他人が見てももわかりやすいスキルなど、表面的な要素を全て削ぎ落とした後に残る人格のコア部分を考えたときに、どんな人格的資質が人生の糧となるのだろうか?

レジリエンス

ズバリ結論から言うと(最近よく聞く)「レジリエンス」!
へこたれない心!
ほんんんとうに色々削ぎ落とした後に残るのは、やっぱりこれかなと思う今日この頃。

私自身、20歳以降小さいつまずきをいくつか経て現在に至るのですが、つまずいても何とか持ち直して人生を歩んでこられたのは家族の支えと「レジリエンス」だと思っています。
もちろん70年代生まれの人間なので20代の頃にはレジリエンスはまだまだバズっておらず、頭の中で考えていたのはせいぜい「最後まで諦めない」「いつもここから!」でした。
(これはもう完全に、90年代にテレビで見たあのお笑いコンビの名前が脳裏にこびりついたおかげです。コンビのお二人には本当に感謝しかありません!今でも仕事が辛い時なんかに脳内で「はい!いつもここから!今からできることを頑張ろう!」と呟いています。)

振り返って見るとこれがまさにレジリエンスだったんだなと思うわけで、自分の娘に身につけて欲しいのもまさにこれだ!と最近痛感しています。
というのも、6歳女子、保育園のお友達と喧嘩したり、お稽古事の練習がうまくいかなかったり、何かとへこたれる場面が多くてすぐにシクシク涙を流すのです。二言目には「できな〜い」「イヤなことばかりだよぉ(涙)」と。母としては(んもうそれくらいのことで泣くな〜!)と内心思いながら「うんうん、そっかそっか、そうなんだね」と日々耳を傾けております笑
(そう言う自分のレジリエンスだってまだまだなんですけどね笑)

というわけで、現在絶賛「レジリエンス」勉強中です!
まずはこの本から。

『親子で育てる折れない心 - レジリエンスを鍛える20のレッスン』 (久世浩司著、実業之日本社)

(目次から抜粋)
序章  レジリエンスとは?
第1章 「自尊心」を高める
第2章 感情調整つの方法を学ぶ
第3章 自己効力感を高める
第4章 楽観性を高める
第5章 人間関係の質を高める

結構親にとって厳しいこと言ってるな〜というのが斜め読みをした時点での感想です。(多分に私の短気のせいですが笑 レジリエンスについて学びながら家での自分の導線の短さに反省しきりです…。)
いやいや、そんな後ろ向きなことを言ってないで前を向こう!

この本は章ごとに「パパ・ママ向け3分間ワークシート」を設けていてとても実践的な構成になっています。例えば…

(第1章より) 
「子どものレジリエンス強化ポイントを見いだす」
「自分のレジリエンス強化ポイントを見いだす」
「強みを使おう!」
「ポジティブ・ストロークを習慣化しよう! (習慣を計画する)」 

などなど。
一気に全部をこなすのは大変そうですが、ひとつずつ取り組んでいきたいと思います。

そして『親子で育てる折れない心』にはレジリエンスの5つの構成要因として「自尊心」「感情調節」「自己効力感」「楽観性」「人間関係」が登場しますが、その中でも「感情調節」に着目して何か良いマテリアルがないかなと探している中で見つけたのが子ども向けのこの日記 (journal) です。

“Awesome ends in ME - A resilience and gratitude journal for kids”

「大切なことに注目して、問題に直面したときに落ち着いて対応できてポジティブな姿勢を作れるように」手助けをしてくれる日記で、日常生活の中で大好きなもの/こと、「ありがとう」と思えること(gratitude)、を振り返る内容になっています。

保育園生活の中で少し乱暴な男の子がいたり、ちょっと自己中心なお友達がいたりと6歳は6歳なりに悩みがあるのですが、寝る前に週に1−2回この日記を一緒に書くようになって、嫌なことが起きた日でも、ポジティブなことにも想いを馳せられるようになったようで、メソメソせずに明るい気持ちで一日を締めくくれるようになってきました。

やっぱり、「いつもここから」

子どもが将来直面するかもしれない困難に向けて完璧に備えてあげるのはもちろん不可能ですが、失敗した時や不幸に見舞わられた時に立ち直る精神的な弾力性、柔軟性、それを可能にする知恵と健康が得られるように、親ができることを探しながら一緒に成長したいなと願っています。

「よし!仕切り直してここからまた頑張ろう!」

そんな風に人生を歩んでいかれるように、レジリエンスはこれからも継続的に考え、取り組んでいきたいと思います。


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