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るろ剣京都編実写はなぜ鬼滅に勝てなかったのか

※るろ剣実写も鬼滅も何周も観たわけではないので、ところどころ見逃してる箇所があるかもしれません。

鬼滅は全ての編が評価されているが、るろ剣は京都編のみが評価されているので、鬼滅とるろ剣全編では勝負にならないが、るろ剣で唯一鬼滅と互角に勝負できる部分があるとすれば、それは京都編実写だ。

京都編実写は当時、進撃の巨人には及ばなかったが、ブームになっており、今でもロードショーの定番だ。

あの頃、進撃ブームがなければ、確実に天下を取れていたはずなのである。

しかし、現実は鬼滅の足元にも及ばない。

京都編実写は社会現象になるポテンシャルがあったはずなのに、なぜ鬼滅に勝てなかったのかを考察してみた。


①鬼滅は典型的なマンガイラストなので、保育士や幼児の親や子供が描きやすい

鬼滅は二次元で、しかも、そんなに画力が高くないから、真似て描きやすい。

るろ剣は京都大火編公開の時、スクエアに炎🔥を統べるが掲載されたが、①掲載誌がスクエアというチョイス②主役が子供ウケとにわかウケしない志々雄真実というチョイスが商業的に良くなかったのではないか。

剣心主役の京都編ダイジェスト的なものがWJの方に掲載されていたら、消費者を実写→原作へと引き寄せることができたのではないか。

しかし、引き寄せに成功したとしても、和月伸宏氏の画力は素人が真似できるものではない。

和月伸宏氏の絵をさらりと真似できる者は漫画家かイラストレーターになるべきだ。


②美形の敵キャラが瀬田宗次郎しかいない

鬼滅の敵はイケメン揃いだが、るろ剣京都編の敵ボスは包帯男で、誰から見ても美形の敵キャラが瀬田宗次郎しかいないのである。

志々雄真実は私のような筋金入りのオタクにはウケるが、子供ウケとにわかウケはしない。

鬼滅は子供ウケとにわかウケするキャラでメインが固められている。


③女性キャラが空気

鬼滅は顔もイメージカラーも可愛い女性キャラたちが戦う姿が女児にも人気が出た。

るろ剣は薫、操、ついでにオカマの鎌足は空気だった。

鎌足戦カットはかなりの痛手だ。
しかし、鎌足戦がカットされていなかったとしても、今度は④が浮上してしまう。


④必殺技が地味

最新技術を盛り込んだアニメVS実写なので、どうしても、アクションシーンの派手さでは鬼滅には勝てない。

るろ剣は最新アニメのアクションシーンも地味なので、もともと看板にはなれない運命の作品なのかもしれない。
(作者の和月伸宏氏もこの点はよく自虐しているし、るろ剣が看板だった短い期間はジャンプ暗黒期と呼ばれていた)


⑤鬼滅関係ないが、当時の進撃の巨人ブームが凄すぎた

当時は進撃ブームだった。
メディアは複数の作品を同時にゴリ押しするのは難しい。


とはいえ、世間がどんなに鬼滅推しでも、私はるろ剣京都編が世界で一番面白いと思っています。

るろ剣が鬼滅のような絵と内容だったら、世間にはウケても、私は確実にハマってませんでした。

世間がどんなにイケメン推しでも、私は志々雄真実が一番かっこいいと思ってます。

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