見出し画像

2か目の鹿児島

鹿児島の二日目です。朝からマルサ工業の佐藤社長と春日部長の車で移動しす。
もみの木の加工を見学に行きます。
ここで初めてもみの木の加工工程を知ることになります。
大きなもみの木の丸太が沢山あります。もみの木はドイツからやって来ていることも知ります。原木を製材して乾燥しないと製品としては使うことが出来ません。伐採した木は沢山の水分を含んでいますので木の持つ水分が約12%ぐらいになるまで乾燥しないといけません。
普通の木は機械で乾燥する「人工乾燥」が普通ですがここでは自然に水分を減らしていく「自然乾燥」していました。
人工乾燥に比べて自然乾燥はコストと時間がものすごくかかりますので今ではしているところはものすごく少ないことを知ったのと同時に人工乾燥が99%くらいのシェアを占めていることも知りました。
人工乾燥と自然乾燥では大きな違いがある事を知ることになります。
木は呼吸します!!が真実ではないという事実を知ることになります。
もみの木は日本では塔婆や絵馬やかまぼこの板の用途に使われていることも知ります。もみの木を知った上に製造も見学することが出来てもみの木に傾きだしたて行くことになります。もみの木の良さを感じるたびに「Yさん」がうさんくさく見えだしてきたころでもありました。
午後からはマルサ工業の社長宅の見学です。
もみの木のの良さを実験するために建てられた家になります。
鹿児島市内でも雪が降る地域で無断熱で内装材にもみの木を使った家でした。この人気でも狂っているのか??
いやそうではない!!
もみの木に対する情熱がものすごい事を感じ取ります。
自分も本当に信じていたならそうするんだろうなと思いながら見学をします。もみの木よりも家の仕事のほうが気になっていたのが事実です。
昔ながらの伝統工法でつかられていましたのと自分もそんな仕事をしたいと考えているころだったからです。
今振り返ると時代遅れのいこじな考え方だったです。自己満足の世界に浸る自分に酔いしれていましたし、お客様の事ではなく自分中心の仕事体制を作ろうとしていたことになります。鹿児島に行っていなかったら今の自分では無くてへんこな自分になっていたと思うとぞっとします。
夕方鹿児島空港で飛行機を待っているときに事件が起こります。
飛行機の出発時刻が遅れるとの事。
「Yさん」がもみの木をするのかしないのかで飛行機の搭乗時間までに迫っきます。
「濱本さんはすることになったけん、あんたはどうする??」
確かにいい物だけどビジネス展開をどうするのか何て全く想像も付いませんでしたし本当にこれで勝負をかけるのか最後の決断をすることになると思いなが話を聞いていました。
「あんただけ決まってない。徳島の工務店ももみの木をするけん」
もみの木だけではなくシラス壁と併用して進むことになっていたのがシラス壁の話はどこかに消えてしまっいる。
「シラス壁はどうするんですか?」自分の問いかけに話を濁す「Yさん」
その辺を突き詰めると話を逸らす。
また引き戻す。話を逸らす。の繰り返しでだんだんとエキサイトしていきます。そして最後に出たYの言葉が「今日の鹿児島へ来たのは、もみの木を使えるかの試験もかねてやけん。マルサの社長がOKを出さなかったらもみの木をつかうことはできんけん」
強烈な圧力をかけてくる。そこでますますエキサイトして口論になります。
後味の悪いまま家路につくことになります。
さらなる試練が続くことになります。

つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?