1年
気分が沈み、精神を保つことでいっぱいだった。
「あれから今日で1年だね。」
そう言われて1年経ったことに気がついた。
ああ、そうか。こんな気候じゃ切ってしまいたくもなるよな、生との繋がりを。
側近の彼らは日々頑張って生きているのに。私は1年経った今でも、なにかと思い出して立ち止まる。
本人がどんなことを考えながら最後を迎えたのか、なんとなく想像できる気がして、その度彼女の方へと引き寄せられる。想像なんて本物の一部にもならないのに。
正直、私も一緒に連れていってくれないか、と思うほど生に対して不安定だ。でも彼女はきっと私を連れていかない。
あと少し立ち止まっても、あなたを理由に立ち止まってもいいかな。
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