ハイスピードエトワールがサイバーフォミュラーと肩を並べるために おさらい:version
どうも紅葉紅葉(もみじこうよう)です。
今回は9割ほどサイバーフォミュラーの内容です。
はじめに……サイバーフォミュラーはざっくりこんな感じ
TV版は最年少レーサーの誕生とワールドグランプリ優勝。全37話
OVA版一作品目は二連続ワールドグランプリ優勝の11(ダブルワン)全6話
OVA版二作品目は感覚が研ぎ澄まされたゼロの領域と呼ばれるゾーンの話のZERO(ゼロ)全8話
OVA版三作品目は勝つとは何か?マシーンとは何か?と考えさせられるSAGA(サガ)全8話
OVA四作品目は無敗の若き帝王となったこれまでの主人公にとっての兄貴分の男が主人公となって全てを賭けて壮絶な死闘を繰り広げるSIN(シン)全5話
サイバーフォミュラーのざっくりまとめ
サイバーフォミュラーには重厚なストーリーと完成度の高いOVAがある。
TV版はアスラーダを巡っての妨害破壊行為。そしてアスラーダの開発者である風見ハヤトの父風見宏之はアスラーダを守るために命を落とした。そのアスラーダに息子である風見ハヤトが搭乗してドライバーとして成長してワールドグランプリーを制覇した。
OVAにてドライバーとしてさらに成長した風見ハヤトとアスラーダの前に対極のマシーンが現れ、それが波乱を呼び最後にはマシーンとはドライバーとはレースとは勝つと言う事はと考えさせられるヒューマンドラマ作品となっている。
シナリオ面で競り合うにはどのシリーズと比較される事を前提に考えるべきか!?
TV版は感動するシーンもあるが、物騒な話が23話まで続くので純レースの作品の場合は強制的にマシーンに乗せられるか親族がマシーンやシステムを手掛けていると言う事が無ければ設定以外では比較され難いでしょう。
OVA一作品目11(ダブルワン)これはワールドチャンピオンになり、来シーズンになると前回の優勝者と言う事で皆が風見ハヤトとアスラーダを研究してnewマシーンnewエンジンにて戦闘力を上げてきて上手い様に勝てない時期、それが二年連続ワールドチャンピオンになるのが難しい理由であるが、そこにナイト・シューマッハ(菅生修)が現れ最強のライバルとして現れたが実は……。
11と比較されることがあるとしたらキングを抜いて優勝した後となるため二期なら可能性はあるが、ストーリーで何か言われるとしたらハイスピで凛がドリフトした場合に何か言われる可能性が充分ありそうです。
OVA二作品目ZERO(ゼロ)感覚が研ぎ澄まされ新たなゼロと呼ばれるゾーン的な領域を中心とした話。その際にレース中に事故を起こしブースト加速がトラウマとなってレバーを前に押せなくなり硬直すると言うイプスに陥ってしまう。イプスを克服するも風見ハヤトを恨む者の存在にと苦労が絶えない……。
ゼロの領域と呼ばれるゾーンは感覚が研ぎ澄まされ神業と言われるほどのテクニックを披露するが、代償として精神と神経への何倍もの緊張が強いられ、その領域を手にした者が命を落としたと言われる。
ハイスピではゾーン的な事はないと思いますのでゼロの領域のような話になる可能性が極めて低いので比較されないでしょうが、キングことロレンツォ・M・サルヴァトーレがそれに近い気がします。分かり易いのは最終話でamiの復活と言う僅かな機微に反応してるので、ゼロの領域かよと思わず思ってしまったことはあります。
イプス関連はドライバーとしてのイプスは安全面に配慮したマシーン設定であり、危険だとAIが判断し際にリボルバーストが出来ないので主人公の過去で起こったことに対するイプス的な何かがあっても比較される可能性は低いでしょう。
OVA三作品目SAGA(サガ)ドライバーとして人間の限界であるゼロの領域と呼ばれるゾーンを使いこなせるようになった風見ハヤトだが次々と発展していく技術に限界はなく続々と各チームでnewマシーンが現れるがアスラーダは独特なシステムであるため、newマシーンの開発に難航して行く中でライバルチームのAOIフォミュラーの新社長名雲京志郎と共に彗星の如く現れたnewマシーンアルザードとドライバーフィルが波乱を起こして、レースとは?勝つと言う事は?と考えされるストーリー。
ドライバーとしてどんなに成長しても人間には限界があり、マシーンにはその限界はない。特別なゾーンを使いこなせるような主人公でも発展していく技術で続々と登場するnewマシーンの前には成すすべがなかった。そこで今までの搭乗していたアスラーダを降りて別の同チームで使われているガーランドに乗り換えるも上手く戦績が上がらなかった中で、ひょんなことから向かう所リタイア以外では敵なしとなっていたAOIのアルザードの秘密を知り、その在り方について憤りを隠せないハヤトの前にアスラーダと一緒に写っている写真が目に入り、再びnewマシーンとなったアスラーダと共にアルザードに立ち向かう。
ハイスピではamiがSAGAで起こった波乱を呼ぶマシーンアルザードとは完全対極であるため、仮にライバル側にアルザードの様なマシーンを出したなら比較されるでしょうがNEXレースの規定により逆に登場するほうが絶望的と言えるでしょう。
OVA四作品目SIN(シン)SAGAの最終レースから二年後、出場停止処分が解けたAOIにドライバーとして戻ったブリード加賀とスタッフ達だが、理事会は撤退をするべきだと予算を大幅に削減されてしまい、一昨年のマシーンでレースに挑む事になり戦力不足を痛感させられたブリード加賀の前にSAGAで波乱を呼んだ元社長名雲が接触してきてアルザードのオリジナルマシーンでドライバーを二人も死に追いやった凰呀(オーガ)を悩んだの末に譲り受けることとなり、その凰呀に搭乗して若き帝王と呼ばれる風見ハヤトに挑む。
ブリード加賀はTV版では風見ハヤトにレースのいろはを教え、11ではレコードラインに対しての考え、ドリフト走行を手に入れるための切っ掛けとなり、ZEROではゼロの領域に足を踏み入れた主人公を誰よりも心配して怒り、SAGAでは良きライバルのブリード加賀が、AOIに残ってまで風見ハヤトに拘った理由は自身が越える事が出来なかったZEROの領域をハヤトが超え、そしてハヤトが嘗てZEROの領域で失った親友と重なってしまい、そんな過去を乗り越えるため全てを賭けてアスラーダとはコンセプトは一緒でも結果への至り方が対極のマシーンに搭乗した。
ハイスピで比較されるとしたらSINかなっと思ってます。
キングと呼ばれる絶対王者のロレンツィオ・M・サルヴァトーレが若き帝王として君臨する風見ハヤトと重なり、キングに立ち向かう姿は凜堂凛がブリード加賀に重ねられるでしょう。
最後に
サイバーフォミュラーSINがストーリーとして近くなるが、ハイスピではSIN程の人間関係を築くには1クールでは短過ぎるため、amiのサポートと主人公の過去を使って精神的成長も含めつつライバル達と戦って段階的に描く事になるでしょう。私はその路線を期待していました。
比較される作品が見えて来たら次はどう組み立てるか……『ハイスピードエトワールの秘められていた可能性への見解 黒歴史:version』で綴った事も念頭にキャラクターをもっと煮詰める必要が出てきます。公式のキャラ紹介三行では難しく、アニメと漫画でも情報量が足りなくて乾いた草が生えますね……。
コースを拘っているのは良いのですが、もうちょっとキャラとマシーンのスペックとかに拘りを出してくれた方がアニメ好きとしては嬉しいですね。
設定厨とまでは言いませんが、なさ過ぎるのも困りものですよね。
ではまた次の感想や見解などでお会いしましょう。
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