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PCIでプレプリでレジレポ

タイトル通りの話以上のことは何も無いんですが,そのタイトルが最早わけわからんっすよね。スライドで少しだけわかりやすく紹介してるつもりなので見てもらうのが早く,この本文ではそこまで詳細には触れなくていいかなと思います。


・・それでも一応説明すると,まずこのたびPCI RRってのが始まりました。

https://rr.peercommunityin.org/

PCIというのは"Peer Community In"の略で,もともとプレプリントに対して査読をするコミュニティサービスとして確か2019年末くらいから始まったものです。心理学分野のは未だに無いですが・・・査読を通ったら提携雑誌にそのまま掲載が決まります。初めて聞く方はそんな馬鹿なと思いますよね。でもマジです。eLifeとかも提携していますので,載せられます。で,そのPCIでRegistered Reports (RR,有審査事前登録) の査読もやろうという話がだいたい1年前くらいから出てて,ずっと下準備が続き,やっとローンチって感じです。もはや従来の学術出版の常識を何段階も飛び越えてて目眩がします。しかしそれだけに実に刺激的で唆るわけで,嬉ションしそうです。なお山田はManaging Board memberとして参加してます。

個人的に感動的に素晴らしいと思うのが以下のバイアス可能性のレベル表です。レベル6が完全に新規なデータ取得の場合,レベル1がデータは持ってるし中身もあらかた知ってるけどメイン変数だけ分析してないって場合です。レベルが下がるほど分析結果に著者のバイアスが入り込む恐れがあることになります。何が画期的かって,これ,新規実験でデータ取る場合と二次分析の場合とをなめらかに繋いでるんですよね。プレレジではこれまで「実験やる計画の場合はわかるけど二次分析のときはどう書けばいいかわからん」という声をよく聞いてきましたし,自分でやるときも少し悩むこともあったんですが,この表を使ってレベルで示せば一目瞭然となります。ぜひとも普及して欲しいシステムです。

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というわけで,今後も私はこの手のへんなことをいろいろいっぱいして行きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!

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