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垂れ流し脳内電波


空から魚が降ってくる


太陽の光を受けて煌めきながら降ってくる

地面に落ちても元気に跳ねる銀色は

とても眩しく手庇をして薄目でただただ眺めてる

そうしている間に銀色が

あっという間に視界を埋める

地面は銀色の波にさらわれて

銀色の海を漂う私は遭難者

足に当たる魚のしっぽがこそばゆい

魚はどんどん降ってくる

魚がどんどん降ってくる

本日の天気は晴れのち魚

明日の天気はなんだろう

さの次だから高菜かな

晴れのち高菜

なんだかいいね

でもそれなら昨日はかかなが降ってなければいけないし

一昨日なんてあかなじゃないといけないわけだけど

なんの変哲もない晴天だった

でもわかんなかっただけでもしかしたらあかなとかかなが降ってたのかもしれないね

あかなもかかなもなんなのかわからないから

降ったところであかななのかかかななのかもわからない

それじゃあ高菜の次はなかなでその次ははかな

まかなとくればやかなになってらかなが降れば若菜が降って

最後はんかな?

その後はまたあかなから始まるのかな

それともaかな?

世界の文字を一回りしてようやくあかなに戻ってくるのかな

世界に文字がどれだけあるのか知らないけれど

きっといっぱいあるんじゃないかな

だって魚が降ってきたのは初めてだから

魚にとっては待ちに待った魚の降る日

魚が世界を埋め尽くす

銀が銀河を埋め尽くす

明日は高菜

二日連続異常気象だ

魚が空から降ってくる

高菜が空から降ってくる

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