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シネマ・ジャック&ベティで『駒田蒸留所へようこそ』を観た。

おはようございます。こんにちは。鴨芽もめです。さっき起き上がりました。
遅くまでお酒飲んでたしたぶん朝起きるの辛いだろというマインドでいたら本当にオフトゥンから出れなくなっちゃった。これは呪い。

昨日はいろんなことをしたので、日記として書くことがたくさんあります。その中でも特によかったのがタイトルにもしている映画を見たこと。話します。

『駒田蒸留所へようこそ』、予告で見た時からうわ~自分好きそ~とは思っていて観たいとは思っていたのですが、いかんせん11,12月は同人誌づくりに忙しすぎて観れず。

1月になってやっと落ち着いてきはしたんですが、さすがに上映劇場もほとんど…って感じのところ、調べると横浜でまだやる映画館が!
ということで昨日観に行ってきました。

訪れた映画館が「シネマ・ジャック&ベティ」。横浜・若葉町にある、2シアターのみの小さい映画館です。生まれてからずっと神奈川住ですが、初めてその存在を知りました。

横浜、映画館が無限にある。もう少し他の地域にも分けてほしい。横浜駅周辺、みなとみらい周辺に大きめの映画館がそれぞれ2,3件あるのおかしい。

「シネマ・ジャック&ベティ」は、"同じ場所に存在した「横浜名画座」を引き継ぐ形で建てられ(引用:公式サイト)"た映画館だそう。そんな経緯もあり、名画座として旧作も含め幅広い映画を上映しているようでした。

そんなスタイルの映画館だったからこそ、時期を逃してしまった『駒田蒸留所へようこそ』を観れたってわけ。ありがてぇ。

小さな映画館での体験、大変良かった

京急「黄金町駅」を降りて、川沿い・住宅街を少し歩いたところに急に現れるのが「シネマ・ジャック&ベティ」。

夜に訪れたので、暗い中煌々ときらめく建物が印象的でした。雨の日だったのもあり、雰囲気抜群。

エスカレーターはスイッチを押さないと動かないようになっていたので、階段でロビーまで上がる。レトロな雰囲気を感じさせるロビーにはスタッフさんらしき人と、お客さんらしき人がぽつぽついました。

"らしき"と表現したのは、スタッフさんも割と私服っぽい感じで見分けがつかなかったからです。カウンターの裏にいなかったらわからなかったわ。

チケットはネットで購入していたので、チケット発券するのかなと聞いてみたらシアターに入る前に購入した画面のQRコードを見せればいいらしい。せっかくなら現地で買ってみても良かったかもと少し後悔しました。チケットほちい。

上映時間の5分前くらいに開場ということで、トイレに行ったりその辺をウロウロしたりして少し待つ。開場時間が近づいてくるとどんどん人が集まってきました。映画館って、上映前にこうして人々が周りに集まるのいいよね。今の時代こうして同じ時間を共有している感覚は貴重。

5分前になってもなかなか案内がないなーと思っていたら、前のイベントが長引いているらしい。すげーそれっぽい。小さい映画館っぽい!ゆるい!イイネ。

前のイベントが終わって人がぞろぞろ出てきた。入っていいらしい。QRコードを見せて入場。大体100席ないくらいの小さいシアターでした。かわいい。

座ってみると前の席との高低差はあまりなく、大きい映画館よりもちょっと見づらい。それも新鮮で良い。でも座高低い人しんどそう。

椅子の座り心地はすごい良かったです。

上映時間になるとスタッフさんが後ろの方で「パンフレットも売店で販売してます。鑑賞後にぜひどうぞ~」と叫んでから扉を閉めていた。大きな映画館だとなかなかない体験。

そのあとシアター内は暗くなって上映前の「じー」という音と共に、前のカーテンがゆっくりと開きます。「映画館」というステレオタイプのそれすぎる演出にとっても感動しながら鑑賞開始。本編前の予告や注意事項の案内もこの劇場ならではという感じでとても楽しめました。

『駒田蒸留所へようこそ』、よかった。

肝心の『駒田蒸留所へようこそ』もすごいよかった。そこまで深堀せずにネタバレ無しで書こうと思うけど、初見で観たいと思ってる人は読まない方が良いよ。たぶん。

あらすじとしては、経営難に陥った駒田蒸留所を立て直し、そして地震被害によって製造が難しくなってしまった「KOMA」というジャパニーズウイスキーの復活に向けて奮闘する女性社長:駒田琉生(こまだ・るい)の奮闘を描く物語。

『SHIROBAKO』や『サクラクエスト』のP.A.WORKSのお仕事シリーズです。

「一生懸命働くということ」「好きなことを仕事にするってなに?」「家族愛」「人から人へ繋いでいく想い」みたいなのをテーマにしたストーリーでとても暖かい印象を受けた作品でした。

まだ上映しているところはあるし、これはただの日記だしなのでネタバレしないで私が感じた感想を言いたい。

と思ったけど難しい。めちゃくちゃ難しい。映画のレビューってどうやるの。(ここまで書いては消してを繰り返した)

とにかくこの作品を見て私が好きだなと思ったのは"独楽(こま)"をキーワードにして、人の人生や人と人とのつながりについて触れていたところ。

最後まで観ていろいろとしっくりきて、気持ちのいい状態で観終えることができた。

まだまだ整理できないだろうけど、自分の仕事に対するマインドを改めて考えるきっかけになったので、観てよかったなと思った。一生懸命やってみようなぁ。

キャラクター的には琉生のお兄さんの圭さんが特に好きだったな。やり方は不器用だけど、自分がやりたいことに対してめちゃくちゃ頑張ってた。
(すべて見た後に最初の方の"家族だとは思ってない"って言われたときのお兄さんの気持ち考えてめちゃくちゃ辛くなった。つらすぎん???)

あと不用意に恋愛要素持ち出してこないのもよかった。作品によってはマジでいらない要素だから。
でも普段関係性オタクっぽいことをしているので、物語の最後に朋子(琉生の幼馴染で駒田蒸留所の広報担当)⇒主人公:光太郎への呼び方が「光太郎さん」に変わってて「?!」となってしまった。やめたい。
いや、でもこう、時の流れで呼び名が変わるのっていいよね。恋愛要素じゃなくても、それまでの間にいろんな過程があったんだろうなって想像出来て、たのしい。そう。別に関係性は恋愛だけじゃない。だけじゃないから
!!!まじで。ほんとに。気を抜くな。OK。

シアターを出て、エモエモな気持ちになってしまった。

映画が終わって現実に戻ってきて、シアターをでる。ジャック&ベティをあとにしながら、めちゃくちゃエモな気持ちになってしまった。

駒田蒸留所という代々継がれてきた大切なものを残す!!!というテーマの映画を「横浜名画座」を引き継いでできたジャック&ベティで鑑賞したという事実にめちゃくちゃ酔っちゃった。いや酔わない方が無理がある。

こんなんエモ以外のなにものでもないだろ。

この映画館もいろんな人の想いが詰まって現在まで残っているわけで。

重ねるなという方が無理がある。

ここで観れてよかったーーーー!

そんな、映画の余韻とエモと一生懸命生きよっという決心と共に帰路についたのでした。

ウイスキー飲みたくなっちゃった

帰路についたんだけど、おたくなので、影響を受けやすい。そんな風に作られたウイスキーなるものを飲みたくなっちゃうわけ。

ウイスキー飲んだことないわけじゃないけど、お酒飲み始めたころに少し飲んで、「アルコール感きっっっ!!!」となってからはあまり積極的に飲んでこなかった。

でも最近は日本酒を好んで飲むようになったし、いろいろウイスキーの背景を知れたわけだし、飲んでみるか、となりました。

そしてその足で初めてバーに入ってみました。おたくのたまに出る謎行動力こわい。自分でもびっくり。

ずっとお酒を落ち着いて飲める場というのには興味があって、行ってみたかったんだけど、勇気出ないじゃないですか。いろいろマナーありそうで怖いし、無知識でぼったくられる可能性もあるし。

Googleマップで調べてみてひたすらレビューを見て初心者でも行けそうなところを探していると、レビュー良さげでWebサイトもあってメニューに値段もアルコールの強さも書いてあるお店がおうちの近くにあった。良さそう!ということで少し重い扉を開けてみた。

めっっっちゃ良かった。

扉を開いてもすぐに店内は見えないようになっていて、店内を覗くとちょっとほの暗い雰囲気の中、"Theそれ"な空間が広がっていた。いわゆるオーセンティックバーというやつっぽい。
これこれこれぇ!とテンションをあげながらカウンターに案内されたので、飲みやすいウイスキーありますか?と聞いてみて注文。

きた。"GLENMORANGIE"というやつ。

せっかくならジャパニーズウイスキーでも…とも思ったけど今あんまり供給追いついてないらしい。

飲んでみたら、もちろんウイスキー!!って感じでアルコール感は強いんだけど、その中にしっかり美味しさを感じた。

日本酒でお酒に慣れたというのもあると思うけど、やっぱり背景を知るとそこも味わいに加わってくる。今飲んでいるこのウイスキーができるまでに何年もいろんな人が関わっていると実感しながら飲むことができてとても良かった。そういう背景を想像しながら味わうのもお酒の楽しさだよねきっと。

琉生のお母さんもそんな気持ちになるから、普段はお酒を飲まないのに「KOMA」を飲むときは幸せそうな顔をしながら飲んでいたんだろうな。

そのあともう一杯カクテルを頼んで、1.5hくらいで出た。しっかりいい感じに酔った。後で調べてみたら飲んだウイスキーは40度らしい。ロックで飲んだけど、ひえ~となった。気を付けよ。

2杯目のカクテルもめちゃくちゃ美味しかったな。

名前が無くて創作だったみたいだけど、プロが作るカクテルって美味いんだ…ってなった。当たり前だけど、ただお酒をいろんなもので割っただけじゃない。

すごい良い時間だったので、家まで歩いて帰れる距離にあるし、仕事終わりとかにたまに行きたいな~~~~となった。あんまり通うとお金が飛んでしまうので、たまのご褒美にする。お値段はやっぱり居酒屋お酒を飲むよりもちょっと高いけど、その空間にお金を払っている感じがするので全然高く感じない。

また行こ。

という感じで大変満足度の高い休日でした。人生楽しい~~~~~~~

最後に最近読んでるお酒に関するおすすめ漫画置いておくね。両方百合です。

おしまい







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