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シャビーシックな部屋づくりの途中で起きたハプニング

住み続けて19年のマンションは、所々がオンボロになり、入居当初のキラキラした新鮮さも消え、人数増加に犬も迎えて、人とモノでごっちゃごちゃ。何もしなければ、思い描いていたオシャンティな都会生活とは真逆な、体育会系男子学生の匂い立ちそうな学生寮に近づいて行く勢いだ。

一応娘もいるので、多少は品良く可愛らしい部屋づくりも心がけたいと思い、数年前から少しずつリフォームしている。

目指しているのは、本当にマンションに暮らしているのか分からないような内装。例えば落ち着いたレトロな喫茶店や、山小屋の板壁、外国のシャビーシックな色合いの壁紙等に憧れる。年々、自分も年代物になるにつれ、アンティークな小物や古道具のテイスト、古い建築物に惹かれて来る。

以前は、東京蚤の市や大江戸骨董市、アンティークショップや古道具屋さんに行き、部屋づくりの参考にしていた。私にとっては宝箱のような古くて温かいモノの数々。再開を待ち望みながら、ネットでニュアンスの近いお手頃な資材や小物を探し当ててはポチり、地味に改装中を継続している。

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写真はいずれも、大好きな東京蚤の市の開催された昭和記念公園で2019年に撮影したもの(残念ながら現在は中止中)。

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その時に購入した額縁と器と流木。

ステイホームのGW期間中は、せっかくの晴天を生かして寝室の壁紙を張り替えることに。

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10年近く愛用している壁紙張り替えセットと、よく切れるカッター(100均)数本を用意し、今回はファルコン(わんこ)もいるのでいつでも中断できる、貼って剥がせる壁紙を購入。色はターコイズブルー系にしてみた。併せて以前購入していたモールディングも出す。

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まずはカビの生えた壁紙を剥がし、カビをきちんと除去。晴れて風通しのいい季節が張り替えにはうってつけで、個人的には梅雨入り前、真夏、秋晴れの頃がお薦め。

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上からヘラとブラシで空気を上下左右に抜きながら貼って行く。気分は職人さん🎵

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全面を貼ったところで、窪みのところのボコボコが目立つ。隠すついでにアクセントにもなる白いモールディング(シール式)を貼ってみる。

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完成したら、何だかティファニーテイストに。壁紙を張り替えただけで、ウキウキ度合いが上がる。上がるはずだった。

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家事の合間に張り替えていたGW後半、トイレが詰まる事件が勃発。家族が使う度にスッポンをする羽目に。さすがに3日間のスッポン生活に疲れ、業者さんを呼ぶと、解体工事しか道は無く…。子どもがペットシートか何か詰まらせたな、と腹立たしく思っていたら、「DIYでもなさるんですか?これがちょうどつかえていました。」と見せられたのが10センチかける3センチくらいのプラスチックのヘラだった。見覚えありまくりのヘら。壁紙と一緒に届いたばかりで、せっかくだから使ってみようとエプロンに入れて作業していたのだった。

DIYなさってたのは紛れもなく私。ごめんなさい、疑った子ども達と工事費3万円を支払ったパパさん。謝りながらも、またやっちまったと苦笑いの私と、ママだったんだね、自分かと思った、とほっとする子ども達。慣れない道具は使うものじゃない。

過去にはテレビにリモコンをぶつけてヒビ入れたり、パソコンがなかなか閉まらないと押し付けたらマウスを挟んだままだったことに気付き、開けたら割れていたりと、かなりやらかしている私に、パパと長男はクラッシャーだよな、と呆れ気味。こんなおっちょこちょい母ちゃんは車の運転は一生しない方がいいよね、と家族に聞くと、満場一致で永遠のペーパードライバー決定。

いい歳こいた大人なんだから、年相応に落ち着いた振る舞いをしたいけれど、常に何かしていないと気持ち悪い性分はなかなか変わらないし、プチ大家族の母ちゃんは止まれない。せめて忙しなく動き回る毎日の中で、忙しいと愚痴らないようにしたい。たまには立ち止まることも必要なのかな。

流行りの「丁寧な暮らし」には程遠い。




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