ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ『アバンダンド・オーファニッジ・アンド・ニンジャ・ジャーナリスツ』#1
◆注意◆これは、1月18日(金)に行われたニンジャスレイヤーTRPGのリプレイです。また、NM(ANIGR=サン)のオリジナルのシナリオとなります。また、本リプレイはプレイヤーから許可を取って掲載しています。◆奥ゆかしさ◆また、ダイスの表記が統一されていないが原文をそのままに掲載する。◆
◆インデックス◆
♯1 ♯2 ♯3
◆太字は基本的にNM=サンの発言な◆
◆このお話に登場するニンジャ達(PC一覧)◆
◆ブラスムーン(種別:ニンジャ) プレイヤー名:避雷針
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
元スラッシャーの傭兵ニンジャ。かつてはブッダの救いを信じていた。今は己のカラテのみを信じる。
くすんだ真鍮色のニンジャ装束をボンズの装いで隠す。腰に下げたサンコ・ソード(三鈷杵剣)は
元いたテンプルの宝物が流れ流れて彼の彼の手に渡った物である。
◆殺◆
◆スケルター(種別:ニンジャ) プレイヤー名:しろい
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
ドクロニンジャクランのソウル憑依者。尊大な口調とそこそこなカラテを誇るが、実際は決断力に乏しく
小心なこともありよく失敗する。イクサではヘンゲヨーカイによりドクロ頭の巨漢に変身する他、
ドクロ型のスリケンを投擲する。
◆殺◆
◆ブレイドアーツ(種別:ニンジャ) プレイヤー名:Toui
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
交通事故で倒れた大学生にニンジャソウルが憑依。ワーキツネのニンジャとなった。
仕込み刀と認識されることで実体化するクナイを使う暗器使いのニンジャ。
自分の生き方に悩んでいたが死の淵で命の軽さを知り、生きる理由を求めることを辞めた。
◆殺◆
◆フリントアーム(種別:ニンジャ) プレイヤー名:黒鷺あぐも
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
フ01リー010111110000011
◆殺◆
◇装備や特記事項
ジツ・スキル:『カトン・ジツ』
◆カラテの高まりを感じる・・・!◆
(これまでのあらすじ)ヨロシサンのバイオニンジャ、キュクロプスを爆発四散させ、バーグラーの依頼で女子高生収容所にカチコミをし(バイブスランナーなるニンジャの非道っぷりにニューロンを焼かれながらも)生還した邪悪なソウカイ・ニンジャ、スケルター。上司であるアルマゲストに呼び出され、次なるミッションへと向かうのであった。
君達はソウカイシックスゲイツの一人アルマゲストに仕事があると呼び出され、ここトコロザワ・ピラーの一室に集まった。
君達はソウカイニンジャかもしれないしフリーのニンジャ傭兵かもしれないが、どちらにせよ今回のソウカイヤの依頼を受けざるをえない立場にある
見たところアルマゲストはまだ訪れていないようだ……。勿論、無慈悲なソウカイニンジャであるアルマゲストを待たせるようなことがあれば爆発四散は免れないのだが。
スケルター:「ドーモ!スケルターである。久しいなブラスムーン=サン!」ドクロメンポのニンジャがアイサツする。
ブラスムーン:「ドーモ、ブラスムーンです」ボンズ姿のニンジャが拳を合わせアイサツする
フリントアーム:「ドーモ。皆さん。フリントアームです。…焼き肉は好きかい?」
尚、筆者はフリントアームの好物が焼肉と聞いた時、カトンジツとの関係性を訝しんだ。その正体は後述だ。
スケルター:「焼き肉!私の好物だ!」ドクロメンポが笑う!
ブレイドアーツ:「ドーモ、ハジメマシテ。ブレイドアーツです」ワーキツネのニンジャだ
ブラスムーン:「以前にもましてカラテに磨きがかかったようだなスケルター=サン」
フリントアーム:「それはいい!スケルター=サンとは話が合いそうでなによりだ」
スケルター:「あの後女子高生収容所のミッションに加わったりしたからな…ひどい事件だった」
ブレイドアーツ:「良いですねぇ、焼き肉」
ブラスムーン:「焼き魚の方がどちらかといえば」
ブレイドアーツ:「ミッションの前にお腹が空いてしまいそうですよ」
スケルター:「ミッションが終わったら焼肉かスシパーティーだ!」
ブラスムーン:(女子高生収容所??)
フリントアーム:「それはいい。自慢のテリヤケを振舞おう」
フリントアーム:(ところで女子高生収容所ってなんだろう…)
スケルター:「女子高生収容所という場所もあるのだ…世界は広い…」一人心地る
ブレイドアーツ:(女子高生の…収容所?)
フリントアーム:(女子高かな?)
ブラスムーン:「一体何が行われていたのだ?」
——各人が女子高生収容所しんじつにより和やかな空気になった、その時であった。部屋が唐突にビリビリしたアトモスフィアに包まれる。
スケルター:「オリガミを作ったりしていた。やはり私はオリガミ工場だと思う…ぬ!?」(注:オリガミを高価な価格で売ることが可能なミッションだった為)
奥の扉を開いて現れたのは……なんと、ラオモト・カンその人だ!
ブラスムーン:「……!」
フリントアーム:「なんとも…これは」
ラオモト:「なんだ貴様らは!!」
ブレイドアーツ:「!」素早く向き直ります
スケルター:「ド、ドーモ、ラオモト=サン!」深々とドゲザ!
スケルターはラオモト信奉者なのだ。
恐るべき威圧的アトモスフィアが全員を襲う!
ラオモト:「……そうか、アルマゲストの部下共か!」
ラオモトはしばらく考えてから、ふと頷いた
ラオモト:「ムッハハハハハハ! クルシュウナイ! ハゲメよ!」
ブラスムーン:「ドーモ、ラオモト=サン。ブラスムーンです……!」
フリントアーム:「ドーモ。ラオモト=サン。仰る通り我々はアルマゲスト=サンにここに来るよう言われた次第でございます」
ブレイドアーツ:「…ハイ!アリガトウゴザイマス!」
スケルター:「ハハーッ!アリガトウゴザイマス!」
ニンジャがアイサツするのを目にも止めず、ラオモト・カンは去った
ブラスムーン:「誠心誠意努力いたします」
スケルター:(流石は聖ラオモト。アトモスフィアが違う!ネオサイタマを統べるには等しいお方よ)
ブラスムーン:(あれが……ネオサイタマの帝王!)
ブレイドアーツ:(恐るべき気迫ですね…)
フリントアーム:(なにか良い臭いしたな。お昼なにを食べたんだろう)
続いて銀と青を貴重とした甲冑めいた装束の下にカラテを漲らせたニンジャが部屋に現れ、君達に雷光めいた鋭い眼光を向けた。
君達の今回の上司であり無慈悲なシックスゲイツの一人、アルマゲストだ。
アルマゲスト:「ドーモ、アルマゲストです。ラオモト=サンにお声かけいただけるとは幸運なやつらよ。さて、本日は君達にミッションを持ってきた」
スケルター:「ドーモ、アルマゲスト=サン。いつもお世話になっております!」再びドゲザ!
ブラスムーン:「ドーモ、アルマゲスト=サン。ブラスムーンです」
ブレイドアーツ:「ドーモハジメマシテ、アルマゲスト=サン。ブレイドアーツです」
フリントアーム:「ドーモ。アルマゲスト=サン。フリントアームです。励ませていただきます」
真似してドゲザするブラスムーン!
アルマゲスト:「ウム、結構結構……」
流れでドゲザするブレイドアーツ!
アルマゲスト:「ここ数日、街中で【金持ち、政治家を狙った破壊テロ】が何件か立て続けに起こっているのは知ってるな?今回はそれ絡みの仕事だ。」
アルマゲスト:「テロ犯人は標的を原型が残らないほどグシャグシャに捻じ曲げるやり口から【芋潰し】と呼ばれている。どうみてもニンジャの仕業だ。野良ニンジャを放っておくほどソウカイヤは優しくない。お前らの仕事はこの【芋潰し】の正体を探り、可能なら殺すことだ……しかし」
スケルター:「許されざる所業!ソウカイヤの治世には似合わない!」
フリントアーム:(「芋潰し」…。何らかの組織の構成員か?)
アルマゲスト:「【芋潰し】は他にもソウカイヤの別働隊が追っている。忌々しい【ヘルカイト】の一派がな。【ヘルカイト】直々に【インペリット】と【レッドウルフ】を率いているそうだ。町中で出会ったらせいぜい邪魔をしてやれ」
スケルター:「…!」驚きを隠せないスケルター!
ブレイドアーツ:(ヘルカイト=サンですか。野心溢れる方ですね)
フリントアーム:「キンボシは早い者勝ちということですな」
ブラスムーン:(派閥争いか)
アルマゲスト:「【芋潰し】が主に標的としている場所は、【ハラジュク】だ。ここは【カネマス】という富豪のテリトリーでな。ヤツは大きな不動産会社の社長で、表から裏まで手広くやっている……特に裏に顔が利く男だ。どうもそいつも【芋潰し】に狙われているらしくてな。正体がわかるだけでもカネを出すと言っている」
スケルター:「…ハイヨロコンデー!」(ぬうソウカイヤも一枚岩ではないのか)
ブレイドアーツ:「ハイヨロコンデー」
アルマゲスト:「一方で現地は観光地でもある。【町中で派手に戦うことは控えろ】。逃げるでも隠れるでも構わんし、殺すなら一瞬でスマートに殺せ」
ブラスムーン:「ハイヨロコンデー」
フリントアーム:「ハイ。ヨロコンデー」
スケルター:「モータルと遭遇した場合の処置はいかがなさいますか?」
スケルター:「もっとも我々のニンジャ野伏力があればモータルにも合わないでしょうがな!ハハハ!」
アルマゲスト:無意味な殺戮はエコノミック的によくない。邪魔をする連中がいるならば容赦はするな
ブレイドアーツ:(暗殺ですか。そのほうが好みですね)
フリントアーム:(観光地…。出店が出てる可能性もあるな…)
スケルター:「承知致しました!」
フリントアーム:「畏まりました」
ブレイドアーツ:「承知しました」
ブラスムーン:「了解しました」
アルマゲスト:「今回の依頼元はソウカイヤの上得意だ。うまくやれば大きなカネになるぞ。【芋潰し】の正体を判明させ、報告したら5万、殺害ができたらさらに15万やろう」
◆任務発令な◆
・邪悪なニンジャテロリスト【芋潰し】の正体を探り報告せよ。
・可能であれば殺害せよ
スケルター:「ハハーッ!ソウカイヤの敵を抹殺してみせましょう!」
フリントアーム:「必ずや「芋潰し」の首をお持ちいたしましょう」
ブラスムーン:(報告だけで5万とは)
スケルター:(確かに…余程なニンジャなのだろうな)
ブレイドアーツ:「はっ!」
アルマゲスト:「一つアドバイスをくれてやろう。今回のような任務は世の中では【シティアドベンチャー】と呼ばれている」
「【状況が刻一刻と変化】し、【貴様らの行動により状況が大きく変わることもある】。ゆめゆめ油断しないことだな」
ブラスムーン:(頷く)
スケルター:「ソウカイニンジャに油断などありません!ガンバリマス!」
ブレイドアーツ:「胸に刻みます」
アルマゲスト:「では、良い報告を期待している。何かあればIRCで報告せよ。クハハハハハハ!!」
アルマゲストは高笑いを残し、去った
スケルター:「ハイヨロコンデー!」深々と頭を下げる!
ブレイドアーツ:「ハイヨロコンデー」
ブラスムーン:「ハイヨロコンデー」
フリントアーム:「ハイヨロコンデー」
◆◆◆
【ハラジュク・ステイション前】
ここ、ハラジュクはネオサイタマの中でも特に人通りが多く、服や電子機器など様々な商店が立ち並ぶ街だ。特に【アンダーバンブー・ストリート】は流行の最先端としてテレビでもよく放送されている。最近は【再開発】により元々住宅地だった【ウラバンブー】地域も商店街に飲み込まれつつあり、苛烈な【地上げ】が行われているという。
実際、それを証拠付けるように無慈悲な地上げによって家を失った家族や子供がホームレスとして青テントを立てて暮らしている。だが彼らは命があるだけ幸運だ。最近はヤクザを使って住民の命を無残に奪う地上げが手っ取り早いとして横行しているという。莫大なマネーの前にはマッポも政治家も賄賂によってまともに機能しないのだ。
スケルター:「…」ホームレスたちを眺める
フリントアーム:「…」(出店なかった…)
ブレイドアーツ:「余計な関わりは互いに不幸ですよ」
ブラスムーン:(カラテだけが救いとなる世の中、か)
スケルター:「ウム」スケルターのニンジャ装束はモータルと変わらぬフードつきパーカーにしか見えないのだ
ブレイドアーツ:どんな企業が地上げしてるんですかね?
君達はここで【芋潰し】について調べなければならない。
駅前は人が溢れているが、電話ボックスが一つ完全に破壊され、マッポが周囲を【外して保持】と書かれたテープで覆っているのが目につく。
とりあえず彼らに事情を聴取し、情報収集をするといいだろう。
「なんだジロジロ見て、何か用か?」
汚職マッポが君達に気づき、近づいてきた。
スケルター:「ドーモ、いやああの電話ボックス!酷い有様ですな!」
スケルター:「なにかあったんで?」
ブラスムーン:「ドーモ」
[
「ドーモ。ああ、また芋潰しだよ。中にいたヤツごとグシャリさ」
ブレイドアーツ:「ドーモ、お疲れ様です」
フリントアーム:「芋潰しとは?」
スケルター:「ほう!例の芋潰しがまた!」驚いたフリをします
「芋潰しを知らねえのか?最近新聞でも話題になってるテロリストさ」
電話ボックスはまるでものすごい大きな手で握りつぶされたようだ…
「一体どんな手段を使ったのかさっぱりわからん。重機かと思ったがそんな痕跡もない。お手上げだよ」
フリントアーム:「なんと。そんな恐ろしいテロリストが…。なにか要求や声明などがあったので?」
スケルター:「フム…芋潰しの外見の情報はわかっていますかな?」
ブラスムーン:「一体どんな兵器を使ったのやら」ジツの痕跡みたいなものがあるかどうか調べるブラスムーン
「いいや、無い。新聞でも見りゃわかると思うが、今まで5件全部いきなりだ」
「外見?そりゃあ操作情報だ、教えられねえなあ」
ニンジャであるPC達は恐ろしく強大なニンジャソウル痕跡を感じ取れます。
ブレイドアーツ:「犠牲者の身柄は解っていますか?」
犠牲者一覧は新聞にのっている。
カネマス・フドーサン&ファイナンス役員3名
警察幹部2名
政治家2名
ブッダデイモン・ヤクザクラン幹部2名
巻沿いで各組織の構成員が10名、一般市民が20名ほど死亡している。
フリントアーム:「声明もなくいきなりとはテロリストらしかならぬ犯行ですな。被害者に強い恨みでも?」
ブラスムーン:(ジツ、それもネンリキの類か?)
フリントアーム:(賄賂送る振りして自販機の影に…)
スケルター:「んー…警官さん。ヤマブキ色のお菓子をドーゾ」ナムサン!お菓子とはワイロの隠語である!万札:1を渡します
フリントアーム:(なにやらお偉方ばかり狙われている気もする。犠牲者たちの繋がりが気になる)
ブレイドアーツ:「カネマス・フドーサンが狙われている?」
「まああそこはいくら恨みを買ってても不思議じゃねーからな、ハッハッハ!」
ブラスムーン:(全てカネマス絡みであれば話は早いが……)
「ん?甘い物は大好物なんだよ!」
マッポは”お菓子”を懐にいれると、そっぽを向きます。
「これは独り言なんだが……現場で、長身のドクロめいた仮面をつけた不信な男が何回か目撃されているんだよなあ」ワイロをもらったマッポは上機嫌で質問に答える!これもマッポーの一側面か!?
フリントアーム:「えっ。ドクロ・・?(チラッ)」
スケルター:(ナニッ!?)ドクロにほかならぬシンパシーを感じるスケルター!スケルター:「ふ、フーン」
ブラスムーン:(ヘンゲの類かもしれんな)
「ここハラジュクの地上げは全部カネマスがやってるのさ。あそこにいるホームレス共は全員カネマスの仕業と言っても過言じゃないぜ!」
「ブッダデイモン・ヤクザクランは事実上カネマスフドーサン&ファイナンスの下部組織だ。地上げの実働部隊をやってる」
カネマスの信念は「貧乏人には与えるな」でな。地上げの際もカネを出すんじゃなくて暴力で殺したり追い出すのが信条なんだよ。まあお陰さまでこっちも儲かってるんだけどな、ハッハッハ!
フリントアーム:(カネマスへの恨みをだしにすればホームレスからも情報を引き出せるやも)
スケルター:「自分たち以外にこの事件の事を聞いたやつ…特に怪しい雰囲気の奴はいたかね?」
ブレイドアーツ:(理には敵ってるとは言えますが)
スケルター:(フリントアーム=サン!私は無関係だ!多分!)
フリントアーム:(まさか身内に内通者が…)
スケルター:(やむなしな)
フリントアーム:「なるほど。そのとおりですな(典型的なカネモチか)」
汚職マッポは地上げの際の犯罪行為は警察幹部へのワイロによりほぼ全て見逃されている状況であることを話します。
「怪しい雰囲気……? お前達以上に怪しい雰囲気のやつなんていなかったな」
ブラスムーン:(与えられなければ奪う……芋潰しもそう考えたのか?)
「ああ、だが妙な3人組がここの捜査をじっと眺めてたぜ。ウラバンブー地区がどうとかいってたな」
ブラスムーン:(ヘルカイト=サン達はもう先に来ているか)
フリントアーム:(妙な三人。ヘルカイト直々とは恐れ入る)
「ああそうだ、お前らは親切だから教えてやるよ。
芋潰しのテロだがな、だんだん破壊の規模が大きくなってきてる。
最近だと建物ごと破壊されたパターンが出てきた。どう考えても無関係の市民も巻き添えで殺されるようになってきた。気をつけろよ」
ブラスムーン:「ドーモ、アリガトゴザイマス」
ブレイドアーツ:「悲しいことに仲間が亡くなっているようですね」
スケルター:「怖いですなぁ…。オツカレサマドスエ」
ブレイドアーツ:「お疲れ様です」
「仲間? ハッ、笑わせる。アイツラが死んだ分ワイロが俺に来るから儲けが増えるってもんだ!」
汚職マッポは乾いた笑いを浮かべています
フリントアーム:(地上げに抵抗する勢力が暴走し始めたといったところか。よくある話ではあるがはたして)
スケルター:「・・・」
ブラスムーン:(カネは増えても心は摩耗していく)
ブラスムーン:(ナムアミダブツ)
「他に聞くことがなきゃ、俺は捜査に戻るがいいかい」
フリントアーム:「ところでこの辺りのうまい飯屋など知りませんか」
スケルター:(イッキウチコワシのようなテロ組織の関与もあるかもしれぬ)
ブレイドアーツ:(大衆は自分で考えることはしないんですよ)
スケルター:「ドーモ、ありがとうございました」踵を返します
ブラスムーン:「オタッシャデー」スケルターについていく
ブレイドアーツ:「オタッシャデー」ブレイドアーツは今周りからこちらを見ていたような人がいないか探索をする…。
「このへんの美味い飯?それならアンダーバンブーを下ったところにあるプーレク・宿原本店が最高だ!甘い物が好きならなだがな!」汚職マッポは去りながら叫びます。
フリントアーム:(甘いものか…。仕事帰りだな)
ブレイドアーツたちは、ニューロン判定するまでもなく、今貴方がたをじっと見つめている人がいることに気づく。
スケルター:(クレープは女の子めいてるな…でもオイシソウ)
フリントアーム:「ヌッ!何奴!」
ブレイドアーツとスケルター気づかないふりでをした。
ブラスムーン:チラリと見る
噴水の陰から、じっと貴方達を見つめている少女がいます。
少女はハイスクールの制服を着ており、紫がかった黒髪を結わえている強気な瞳が特徴的な少女です。
若干パンクスめいた小物、カワイイの雰囲気にまとめています。
貴方達に話しかけるチャンスを伺っている様子だ。
少女はまだ自分が気づかれていることには気づいていなさそうです。
「……!」
意を決した様子で、少女が貴方達の目の前に走ってきます。
スケルター:「……ドーモ、お嬢さん。私たちに何か用かな?」
ヒナコ:「ド、ドーモ!」
ブレイドアーツ:「ドーモ、ハジメマシテ」
フリントアーム:「ドーモ。」
ブラスムーン:「ドーモ。どうかしたかね?」
フリントアーム:(ハラジュクだとこのくらいの子の方が店とか詳しい可能性が…)
ヒナコ:「わ、私ヒナコっていうの!「貴方達、今カネマスの悪事の話をしてたよね、もしかしてジャーナリスト?」
スケルター:「…そうだ。フリーランスのジャーナリストをやっている・」
ブレイドアーツ:「何かご存知で?」
フリントアーム:「そうです。フードジャーナリスト、ヒウチ・カイナです。よろしく」
ブラスムーン:(ボンズ連れたジャーナリスト?)
ヒナコと名乗った少女は酷く緊張している様子です。ニンジャソウルは感じられません。
じっと貴方達の正体を見定めようとしている様子です
フリントアーム:名刺を出しておこう
ブラスムーン:「ああ、私はヨージンボだ」
ヒナコ:「ド、ドーモ……」フリントアームの名刺を受け取ります。「ごめんなさい、わたし学生だから名刺とか持ってなくって」
スケルター:「IRCで動画を配信しているのだ…こっちのボンズは事件で死んだ人のためにお経を読む係でもある。」即興で話をでっち上げた!
フリントアーム:「構いませんよ。貴女ももう少しすれば持つことになる」
ブレイドアーツ:「無闇に名前を明かす必要はありませんよ」
ヒナコ:「動画!本当!?」IRC動画という言葉にヒナコは目を輝かせます。
ヒナコ:「世間に公開して欲しい映像があって——」
スケルター:「そうだな、ドクロと呼んでくれ。ホウ。それはそれは見てみたい。」
フリントアーム:「映像?ほう・・」
——さて、皆様ニューロン判定お願いします。危険判定。難易度はHARDです。
・ブレイドアーツ:2b6 (2B6) → 5,1
・スケルター:6d6 (6B6) → 1,2,2,4,5,6
・フリントアーム:3d6>=4 (3D6>=4) → 10[1,5,4] → 10 → 成功
・ブラスムーン:3B6>=5 (3B6>=5) → 2,1,3 → 成功数0
ブラスムーン:「ここではアブナ…!」
スケルター:ブラス=サン!
ブラスムーン:…!てして失敗すると恥ずかしい
スケルター、フリントアーム、ブレイドアーツの3人は、噴水の向こうからヒナコを狙うクローンヤクザの集団に気が付きました!「「「「ザッケンナコラー!!」」」」
ブレイドアーツ:クローンだと!?
スケルター:(シマッタ!)
同時に汚職マッポは銃撃され殺害!「グワーッ!」
ブレイドアーツ:「ひとまず路地裏に逃げ込みましょう!」
ブラスムーン:(何が!?)
ブレイドアーツ:「こんな目立つ場所で戦ってはいけない!」
フリントアーム:「焼き肉に…、いや、戦闘はご法度でしたね。逃げましょうか」
ブラスムーン:「応」
スケルター:「ヒナコ=サン!ここはアブナイ!動画はこっちで見せてもらおうか!」
◆◆◆戦闘な◆◆◆
PCが一人でも気づいたのでニューロン値通りの行動順です。
クローンヤクザはヒナコを殺そうとしてきます。ハウスルールの【庇う】等を駆使して戦闘してください。
なお逃げる場合は全員が画面最下段に到達した時点で逃げたことになります。
●かばう
PCは隣接するマスにいるキャラクターが攻撃に晒された際、「かばう」を宣言することができます。
・この場合かばったPCはかばわれたキャラクターの代わりに回避判定をします。この回避判定は通常より難易度が1増加します。
回避判定に成功した場合、攻撃をカラテにより「はじいた」扱いとなります。
・仲間PCも庇うことが可能です。
・範囲攻撃に対する「かばう」は、都度攻撃の性質によりNMが可否を決めます。
・1ターンにかばえる対象は1人までです
●抱える
PCは隣接するキャラクターを「抱える」ことができます。
・抱えられたキャラクターは抱えたPCと同じマスにいる扱いとなり、PCが移動する際に同時に移動します。
・抱えられたキャラクターは敵の攻撃の対象となりません。
・抱えたPCは近接攻撃ができなくなります。
・抱えたPCは回避難易度+1のペナルティを負います。
・行動順として抱える→移動が可能です
どのように抱えているかはPCのロールプレイ次第です。(お姫様抱っこか、おんぶか、米俵めいて肩に担いでいるか)
気絶した場合を除き、仲間PCを抱えることはできません。これはニンジャのプライドのためです。
スケルター:守る前にヤクザどもを殺すか…
ブレイドアーツ:表だったドンパチはまずいので逃げるべきかと
スケルター:確かに。抱えるで持っていくか
ブラスムーン:クローンもバレたらまずい
スケルター:マップ変更とかあります?
右側にハラジュク・ステイションと出ている状態です
ちなみに大体の基準として3R以上続く戦闘になると【派手】とみなされます。1~2Rでの瞬殺であればある程度は大丈夫
フリントアーム:じゃあ、焼いちゃえばいいか
ブレイドアーツ:死体が残って派手じゃないのか…ナムアミダブツ
スケルター:焼くのは派手なんてもんではないのでは?
スケルター:気絶させるくらいで…
ブラスムーン:いきなり炎上はまずいと思う
フリントアーム:こう…芋潰しのせいにしてしまう…とか?
ブラスムーン:手段が違うから
ブレイドアーツ:「誰かが差し向けた偵察という可能性もあります。死角に誘い込みましょう」
スケルター:「路地裏に誘い込むのか?」
ブラスムーン:「派手なイクサは厳禁だな」
ブレイドアーツ:「ええ、そして戻っていったら尾行とかどうです?」
スケルター:「こっちだ!」ヒナコの腕をつかみます
ヒナコ「エッ!?」
ヒナコは驚いたようですが、素直にスケルターに身を任せます
スケルター:「ヤクザの抗争が始まる!ここはアブナイ!話はあとだ!」
ブラスムーン:「キミの身の安全は保証する!」
スケルター:「左様!」
ヒナコ「アッ、ハイ……」
ほうけていますが、安心した様子です。
ブレイドアーツ:「ひとまず逃げますか」
ニンジャ達はすばやくヒナコを担ぎ上げると、速やかに撤退した!
「ザッケンナコラー!」
クローンヤクザが悔しげに叫ぶ!
フリントアーム:「我々善良な取材クルーを襲うとは悪どい輩がいるものだ」
ブラスムーン:「まさにマッポーよ」
スケルター:「この辺は悪い噂しかないからな…我々のような嗅ぎまわる鼠は始末されるのだ」
フリントアーム:「やれやれ。して、我らに見せたいものとは?」
ブレイドアーツ:「…」物陰からヤクザを観察
スケルター:「それもそうだ。」
ブラスムーン:(周辺をカラテ警戒)
ヒナコ:「ハ、ハイ。ありがとう……」ヒナコは今眼の前で起こったことが処理しきれないという表情でありつつも、カバンを開けます。
しかし、「ザッケンナコラー!」クローンヤクザが更に増員!追跡してきます!
スケルター:「ヒナコ=サン、抱っこの方がヤクザに追われても心配ないぞ!イヤーッ!」素早く抱っこする!
スケルター:「なお卑猥な意味はない、わかったか」
ヤクザのその数12体!更にニンジャ聴力によると街中にもまだいます
ヒナコ:「アイエエエエ!」ヒナコは顔を真赤にしてますね
【バンブーストリート・チェイス!】
クローンヤクザを中心とする敵が追ってきます。
貴方達はなんとかして敵の追手を撒かねばならない。
ただし貴方達は当然ニンジャであるので、反撃も当然可能です。
PC達は全員ひとかたまりになって移動する。1ターンに2アクションできる。ヒナコとクローンヤクザは1アクションできる。
できるアクションは以下の通り。
【移動】3マス(例:A1からB4まで等)移動できます(ヒナコ・クローンヤクザは2マス)
【攻撃】カラテもしくはスリケンで敵を殺します。必中になります。(4人まで1ターンで殺せます。カトンを宣言すると8人まで殺せます)
【待ち伏せ】次の敵のターン、自分のマスに入ってきた敵を即座に攻撃します。クローンヤクザの視界外にいる時のみ可能です。
【その他】PCが提案してNMが認めた場合
●敵のターンが始まる時にPC達が敵と隣接していると【派手に戦っている】判定を受け、敵の動きが的確になり、増援の数が増えるとともに、アルマゲストの評価が下がります。
●黄色い○はPC達がニンジャ聴力で感知した敵ヤクザ指揮官(リアルヤクザ)のいる場所です。
到達するとノーアクションで殴ってコモントレジャーを得ることができます。RPによっては情報を取得できます。
スケルター:「…肩車の方がよかったか」
ブラスムーン:「安全な場所に心あたりはあるか!?」ヒナコに問う
ブレイドアーツ:「きりがない。潜伏したいですね」
フリントアーム:インタビューする必要性がありそうですね>ヤクザ
「「「「ザッケンナコラー!!!」」」」
ヒナコ:「ハ、ハイ! ここなら安全な場所への抜け道があるはずです!」ヒナコが地図を指さします(赤いマス)
ヒナコ:「もうこんなに追手が……!」
フリントアーム:「お任せください。我々取材班は情報源を必ず守ります」
フリントアーム:(いまのところ手がかりは彼女以外ない。他の手段も探しておくべきか)
ブレイドアーツ:「敵に予想外の行動をとらせたくありませんね。陽動します?」
ヒナコは不安そうにスケルターの服を掴んでますね。(スケルターはスリケンしか投げられない)
フリントアーム:「陽動に賛成します。私のジツは少女に見せるには辛いものがある」
スケルター:「大丈夫さ、私たちはジャーナリストだからね!ジャーナリストはツヨイ」
2019年2月27日追記:この後話し合いの結果、時間との都合上もあり、陽動作戦は結構されずに終わった。
「ありがとうございます……」ヒナコ:「アイエエエエ!?」素早く移動し、色付きの風となったスケルターの速度に驚愕……!
スケルター:「ジャーナリストはこれくらい早く動ける!「イヤーッ!」ヒナコに見えない速度でドクロ型スリケンを後方に投擲!
ブラスムーン:「まず一塊だ。イヤーッ!」スリケン投擲
ブレイドアーツ:「とりあえず後ろのあなたたちは黙っててもらえますか」目に目掛けてクナイ投擲
フリントアーム:「イヤーッ!」
「「「「グワーッ!」」」」後方のクローンヤクザ達が次々とスリケン殺!
「アイエッ!?ヤクザ突然死!?」通行人達が困惑!
ヤクザ達はチャカ・ガンを手に買い物客を突き飛ばしながら走っている!
「アイエエ!?」「ザッケンナコラー!」
買い物客達の悲鳴をよそにクローンヤクザ達が移動!数名の補充がなされたようだ……
ブラスムーン:「キリがない……指揮官を狙うか?」
フリントアーム:「それに、まだ芋潰しの情報がありません。すこし尋ねてみましょう」
ヒナコ:「今、ヤクザが勝手に倒れた……?」
スケルター:「フシギな事ものだ」
フリントアーム:「よくあることです」
ブラスムーン:「日頃の行いがこのような結果を生むのだ」
ヒナコ:「アッハイ……」
ブレイドアーツ:「人は突然死ぬのです。それにみな気付いてないだけなんですよ」
ヒナコ:「アッハイ……?」
フリントアーム:D5に移動後、カトン・ジツ使用、リアルヤクザインタビュー
フリントアーム:「カトン・ジツ!イヤーッ!」両手のグローブを激しくぶつけ合うことで生じた火花が流星群のように降り注ぐ!
「「グワーッ!!?」」クローンヤクザが炎上!!ふわふわローンの看板が赤い炎に照らされる!「「「「アバーッ!!!」」」」ニンジャ達のスリケン及びカトンによってクローンヤクザ達は死亡!
スケルター:「うわーっ人体発火現象だ!見ちゃダメ!」ヒナコの目を覆う!
ブラスムーン:「おっとアブナイ」ヒナコの視界を塞ぐ
フリントアーム:「さて、ヒナコ=サン。目を塞いでくださいね。焼き肉は香りを楽しむものですよ」
ヒナコ:「み、見えない……」
リアルヤクザ「な、な、なんだぁ!?」貴方達の眼の前では通信機を持ったリアルヤクザが腰を抜かしている!
フリントアーム:「さて、貴様が指揮官だな」
ブラスムーン:「ガス爆発だ。ショッキングな光景だぞ」
リアルヤクザ:「アイエッ」
スケルター:「私たちはジャーナリストだ。なぜ私たちを狙う?」
リアルヤクザ:「ま、ま、ま、待ってくれよ!ハナセバワカル、な!」
フリントアーム:「貴様らはどこの者だ?誰に頼まれて我々を襲撃した?」
スケルター:「言えば許してやろう・・・」
リアルヤクザ:「そ、それは言えねえよ!こ、こ、これをやるからさ!」コモントレジャー・宝箱をフリントアーム達に差し出します。
※フリントアームは万札2を手に入れた。
フリントアーム:じゃあ、指を燃やします
4B6>=4: (4B6>=4) → 4,4,6,4 → 成功数4
リアルヤクザ:「グワーーーーッ!!?」
スケルター:「ヒナコ=サン、また人体発火現象だ。まだ目を開いちゃダメ」
ヒナコ:「え、そ、そうなんですか?」
リアルヤクザ:「わ、わかった!言う!
スケルター:「この辺は昔からよく人が突然燃えると聞く」
ブラスムーン:「彼らの救助活動が終わるまで私がキミを守ろう」視界に入れないように立つ
リアルヤクザ:「俺たちはブッダデイモン・ヤクザクランのもんなんだ。とにかく、そこの小娘を殺してフロッピーを奪えって言われててよ……」
フリントアーム:「芋潰しに殺されたヤクザクランの者だな?」
スケルター:「ほう例の」
リアルヤクザ:「い、い、芋潰し!? お前ら芋潰しの手の物か!!?」芋潰しの名前を聞いた瞬間にリアルヤクザが震え上がります
ブレイドアーツは聞きながら周囲を警戒
スケルター:「芋潰しの事を知っているのか」
リアルヤクザ:「い、芋潰しはウチのモンを殺して回ってるんだ。それどころじゃねえ、上の方だって……お前ら、芋潰しの部下なら教えてくれよ、なんで俺たちを狙うんだよ!」
フリントアーム:「我々は芋潰しを追っている。我々は…ウウン、正義ゆえにな?君達を助けたいのだ」
スケルター:「左様」
リアルヤクザ:「こんな正義があるかよ……」燃えカスになった指を涙目で見ています
ヒナコ:「そいつ、見たことある……」ヒナコが憎悪を込めた目でヤクザを見ています
フリントアーム:「これは悲しいすれ違いなのだ。それだけ芋潰しは恐ろしい。君が芋潰しに詳しいのかね?」
スケルター:「…人体発火現象だワカッタカ…エッ」
ヒナコ:「ウチを襲ってきた連中の一人……!」
ブラスムーン:(ソウカイヤか芋潰しか……どちらにせよカネマス=サンに未来はないな)
フリントアーム:「フム?」(片眉を上げる)
ブラスムーン:「穏やかではないな……」
リアルヤクザ:「襲った……?」い、いつのことだ?最近は地上げで山程襲ってるから覚えてねえな。へへ、許してくれよ……このやり口、どうせ同業者なんだろう……?ヘヘヘ……
ヒナコは固く口を結んだまま、怒りに満ちた目でヤクザを見ています。
BLAMN!!
スケルター:「ワッザ!?」
フリントアーム:「ヌッ!何奴!」
その時、ヒナコはスケルターに抱きかかえられたまま、懐から拳銃を取り出し、ヤクザの額を撃ち抜いた!
ブラスムーン:「なんと!?」
スケルター:「ヒナコ=サン!?」
ヒナコ:「そいつ、ウチにいた子を殺したのよ。まだ10にもならない子だった……」
ブレイドアーツ:「…そこまでの覚悟がありましたか」
フリントアーム:(チッ。面倒な。もうすこし情報を取りたかったが)
スケルター:ヒナコから拳銃を奪えます?
奪うことは可能です
何気ないやり取りだったが、この判断が思わぬサイオーホースを生むこととなる…
ブラスムーン:「……ナムアミダブツ」
ヒナコ:「力がなきゃ、何もできない。けどこんな力じゃ、こんなザコを殺すことしかできないの……お願い、先に行きましょ……」
スケルター:「フム…こんな時だ。護身用として持っておけばいい」
フリントアーム:「…。そうですね。そうしましょう」
ヒナコ:「……ありがと」ヒナコはうつむいたまま、事切れたヤクザを見つめています。
]ブレイドアーツ:「後ろめたい事はありません。命を殺めるのが生きるということです」
ブラスムーン:「救うにせよ殺すにせよ力がなければな」
「ザッケンナコラー!!!」
ヤクザ達は完全にPC達を見失っている。カネマスフドーサン&ファイナンスから大量のクローンヤクザが動員された気配がした!ヤクザは完全にPC達を見失っているようだ。動きに統制が殆ど無い
貴方達の前にはふわふわローンがある。その気になれば強奪も可能だ(生命は保証されない)
※NM曰く実際にふわふわローンを襲うのは可能だったらしい
スケルター:(ふわふわローン!うう忘れもしない…)身震いします
なお左の元祖プーレク・宿原は隣のプーレク・宿原本店とどちらが本家であるかを100年にわたって争っている。
なお、本当のプーレク・宿原は120年前にアイス販売業に転回して、今では「カタイアイス」を名乗っている。元祖プーレクもプーレク本店も弟子によるノレン分けなのだ……
ヒナコ:「貴方たちはそこのクレープ食べたことある? 私は断然本店派なんだけどさ」
スケルター:「実際ある…甘いものは好物だ」
ヒナコ:「そっか……貴方たちみたいな人でも甘い物食べるんだね……」ヒナコは遠い目をしています
ブラスムーン:「いや……だが気にはなっていた」
ブレイドアーツ:「この通信機、使っていいですかね?」
フリントアーム:(本店の方が若者好みなのか…。しょっぱい系のクレープも私は好きだなぁ)
NM:通信機は使用可能です
NM:次のヤクザ移動に反映されます
スケルター:A5に移動しつつ、通信機を使います
スケルター:通信機を使ってクローンヤクザを誘導できます?
NM:どういう反応があるかは未知数ですが、クローンヤクザは基本的に命令に従いますね。
スケルター:「イヤーッ!」ヤクザの上を飛び越える!
クローンヤクザ「……!?」色付きになったスケルター達をクローンヤクザは捉えられない!
スケルター:「ドーゾ、通信機でヤクザどもを誘導できるかもしれん」
ブレイドアーツ:「お、俺を撃った奴が…ギャップのほう…に…」そこで落とす
フリントアーム:「演技派!」
「「「ワカリマシタッセコラーッ!」」」
通信機に統一された返答がかえる!!
スケルター:「ワザマエな」
ブラスムーン:「ゲンジツ使いは演技も達者だな」
「撃たれたって、おい、大丈夫か!」
リアルヤクザからの返答もあったようです
ブレイドアーツ:「ドーモ、アリガトウゴザイマス」ぺこりと
ヒナコ:「……こいつらも互いの命の心配するんだね」
スケルター:「ヤクザだからな…家族は大事な」
リアルヤクザ:「お、おいお前らナニモンだ……?」
A5地点のリアルヤクザが腰を抜かしてます
ブレイドアーツ:「好きな持ち物は壊したくない。それと同じです」ブラスムーン:「身内には甘くなるのはどこでもそうだ」
フリントアーム:「見えてる命には敬意を払うものさ。見えない部分には人は残酷になる。養豚場のブタのようにな」
スケルター:「ドーモ、気のいい、ジャーナリスト集団です」
フリントアーム:「なぜこの少女のフロッピーを狙う?」
ヒナコ:「……」ヒナコが手に銃に持ってますが、PC達がインタビューしようとしているのを見てやめました。
ブラスムーン:「ヒナコ=サンあちらに」
スケルター:「物騒なのはジャーナリズムに反するからな…」
ヒナコ:「見えてなければ何をしたっていいの……?」ヒナコはブラスムーンに従って、物陰にいきました
リアルヤクザ「お、お、おう、お前らなにもんだ……? まさか……ニンジャ……?」
フリントアーム:「物騒なのはヤクザの君も嫌だろう?…質問すんのはこっちだコラー…」
リアルヤクザ:「アイエエエエエエ!」リアルヤクザが恐怖に叫ぶ!
ブラスムーン:「隠し通す力があればな、ヒナコ=サン」
スケルター:「NRSを起こしてしまったぞ!」
リアルヤクザ:こ、これを……!リアルヤクザが宝箱を差し出します。
出目1−2:【万札:3】 出目3−4:オーガニック・スシ 出目5-6:トロ粉末 ※宝箱には万札が3枚入っていました
リアルヤクザ:ヤクザは後ろで見ていたブレイドアーツに一筋の光明を見たのか差し出しますね。
(この寡黙なニンジャならば慈悲があるかもしれぬ……!)
ブレイドアーツ:「…救われたい、ということですか?では話してもらったら救ってあげましょうか」
リアルヤクザ:「ハ、ハイ!」
リアルヤクザはブッダを見るような目でブレイドアーツを見ている
「一体何を話せばヨゴザンショ!?」
スケルター:「…ヒナコ=サンのフロッピーを狙ってるそうだが、なぜフロッピーを狙う?」
リアルヤクザ「う、う、ウチの上が狙えって言うんだよ。あ、上って言ってもオヤブンじゃないぜ?カネマス=サンさ……ヘヘヘ……何故フロッピーを狙うかは知らねえなが、そこのガキに聞いてみればいいんじゃねえですか?」
リアルヤクザは必死に媚びへつらおうとしていますが、内心の見下しが言葉遣いに出ている
スケルター:「ヒナコ=サン。この際聞くがこのフロッピーの映像とは何なんだ?」
ヒナコ:「……」
ヒナコ:「そいつらが、ウチの孤児院を襲った時の写真」
スケルター:「……!」
スケルター:「ナムアミダブツ」
ヒナコ:「警察がとりあってくれなくても、子供が殺されてる写真ならIRCに上げれば世間が反応してくれるかもって」
フリントアーム:「それを我々に公開して欲しいと?」
ヒナコ:ヒナコは黙って頷きます。「警察に言っても何もしてくれなかったどころか、フロッピーを奪われそうになって」
フリントアーム:「なるほど。スキャンダル…いえ、悪行が映っていればカネモチも嫌がりますか」
ヒナコ:「……」唇を噛み締めて黙り込みました。
ブラスムーン:「我々にそれを渡せば確実にカネマス氏は破滅するな」
ブレイドアーツ:(なに、弱味をソウカイヤが握ったらいくらでもバチを与えらますよ)
ヒナコ:「CGじゃないって保証してくれるちゃんとしたジャーナリストに流してほしいの。……貴方たち、悪い人じゃないとは思うけど、ジャーナリストじゃないよね」
ヒナコ:「……詳しくは、安全な場所にいったら話す」
スケルター:「合い分かった。『ジャーナリスト』に任せてくれ。」
ブラスムーン:「確かに。落ち着いて話がしたい」
リアルヤクザ「お、おい、お前ら組んでるわけじゃねえのか? なんでニンジャが俺たちに楯突くんだ?おかしいだろ?なんのために……?」
「そんなバカなガキのために俺たちを殺すってのか? 命の値段考えたことがあんのか?」
スケルター:「ヤクザさんたちには関係のない話だ」ヤクザの口に指をあてます
フリントアーム:「お前の命よりはまだ彼女の方が高いかもな。「芋潰し」について知ってる事は?」
リアルヤクザ:「ヒッ……」ヤクザはスケルターの指一本で震え上がります
ブレイドアーツ:「ありません。命に値段がつけられるとは傲慢な」
フリントアーム:「お前の命の価値は今決まると思え」
リアルヤクザ:「『芋潰し』」は、つい最近俺たちを狙い始めたやつだ……単独犯らしい……」
「うちの役員が次々殺されてよ……最近はなりふり構わなくなってきて外から建物ごと捻り壊すってんだ……」
スケルター:「それは恐ろしい」
フリントアーム:「次狙われる人物や建物に目星はついてるのか?」
リアルヤクザ:「カネマス=サンもぶるっちまってよ、どっからかニンジャを3人も派遣してもらって、本社にこもりきりさ」
フリントアーム:「狙うなら本社か・・?ちっ、ヘルカイト=サン達はすでに芋潰しのターゲットに付いたか。先を越されたな」
リアルヤクザ「ヘ、ヘルカイト……?」
スケルター:「ジャーナリスト仲間の愛称さ」
ブラスムーン:「知らぬ方が良い事だ」
リアルヤクザ:「ヘ、ヘヘ……」圧力に黙り込みます
「そういやさっき敵がギャップ・ハラジュクに行ったって言ってたけどそれは本当の話か……?」
リアルヤクザが怯えた顔をPC達に向けます。
「あそこにはうちのクランのオヤブンがいるんだが……」
ブラスムーン:「ああ、そうなのか」
スケルター:「ああそうだ。助けに行った方がいいんじゃないか?」
リアルヤクザ:「や、やっぱり本当なのか……クワバラクワバラ……!」
ブレイドアーツ:「そうですか。では助けに行っていないあなたはセプク案件なのでは?」
ブラスムーン:「ナムアミダブツ」
リアルヤクザ:「お、俺は貴方達と戦って足止めしたイサオシがあるんですよ……ヘヘ……」
「ねえ、俺は勇敢に戦いましたよねえ?」
スケルター:「ウーン…」
ヒナコ:「……もうそいつ、何も知らないって顔してるよ」ヒナコが冷たい目でヤクザを見ています。
スケルター:「それを報告しに行った方がいいと思うぞ?」
フリントアーム:「さてな…命の価値は誰かに決めてもらえ」
ブラスムーン:「負傷がないの不自然では?ブレイドアーツ=サン」
ヒナコ:「殺すなら、やらせて……」ヒナコは銃を構えていますが、ニンジャの速度なら当然止めることは容易い
ブレイドアーツ:「そうですね…ヒナコ=サン?構いませんよ?」
スケルター:「それもそうだな、イヤーッ!」小指をへし折る!
スケルター:「これで負傷した」
リアルヤクザ:「グワーッ!?」
ヒナコ:「……わかった」スケルターの行動を見たヒナコは、銃をしまいます。
リアルヤクザ:「た、助かった……ヘヘ、助かったァー!」
リアルヤクザは歓喜しながら東へ走っていきました
フリントアーム:「元気そうだな。もう二、三本折ってもよかったかもな。スケルター=サン」
スケルター:「ううむ、口封じもした方がよかったか」
その時である
フリントアーム:「ヌッ!何奴!」
南から走ってきたトラックとリアルヤクザが衝突!
リアルヤクザ「アバーーーッ!!?」
哀れ喜び踊っていたリアルヤクザは轢殺死!
ブラスムーン:「インガオホー。ナムアミダブツ」
スケルター:「ワオ、コメディ映画めいてるな」
フリントアーム:「その面白さに価値はあったな」
ヒナコ:「……今のも貴方達の力?」
スケルター:「…タダの交通事故だと思う」
フリントアーム:「ブッタの力さ。信じるかい?」
ブレイドアーツ:「さあ?人の死は予想できませんねぇ」
ブラスムーン:「まさか。日頃の行いよ」
ヒナコ:「ブッダ……いないと思ってたけど……」
ブラスムーン:「救いはもたらさないぞ。自らの力で自らを救え」
ヒナコ:「……」
スケルター:「通信機はまだ持ってた方がよさそうだ」
スケルターは通信機を拾った
「アッコラー!」「スッゾコラー!!」北東へと忙しく走っていくクローンヤクザの声が通信機から響いてくる。誘導には成功したようだった
ブレイドアーツ:「ブッダ?可笑しい話ですよ。都合が良すぎる存在だと思いませんか?」
……その時。
KRATOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMM!!!!
「「「アババーーーーーーーアババババババッバーバーーッ!!?!?!」」」」
スケルター:「…!」
ブラスムーン:「何だ?」
通信機から恐ろしい音量の悲鳴と激しい破砕音が響く!
いや、通信機など通じなくとも遠くから響いてくるほどだ
スケルター:「ワッザ…」
フリントアーム:耳キーンってなる
北東の方向をニンジャ視力で見れば、さきほどまで威容を誇っていたギャップハラジュクが激しい土煙を上げ崩れていくのが見える!
スケルター:「芋潰しか…」
ブラスムーン:「……これが芋潰しの力か」
「ほ、報告はガセじゃなか……芋潰——」
ブレイドアーツ:「わーお…」
フリントアーム:「フフフ。さっきのヤクザ。あれに巻きこまれなくて良かったな」
やがて音と振動はやみ、通信機は砂嵐音を立てるだけになった…
スケルター:「轢かれた方が…どっちも変わらんか」
ヒナコ:「……」ヒナコは呆然とギャップの方向を見ている
「あれ……あそこ、いつも買い物客で満杯なの……みんな死んだの……?」
フリントアーム:「さて。我々はあそこにいかねばならん。…ジャーナリストとしてね」
スケルター:「今日は不思議な現象がよく起こる。人体発火とか…ウム進もう。」
ブレイドアーツ:「ショッギョ・ムッジョな」
ヒナコ:「……行こう、ウチ、すぐそこだから」
フリントアーム:「命は儚い。我々は感謝すべきなのかもしれないな。糧となってくれた食べ物(命)に」
スケルター:「ああ…何があったかを話してもらおう、ヒナコ=サン」
ヒナコ:「……うん」ヒナコはただ頷いた
ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ『アバンダンド・オーファニッジ・アンド・ニンジャ・ジャーナリスツ』#1終わり。#2に続く。
◆フリントアーム(種別:ニンジャ) プレイヤー名:黒鷺あぐも
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
フード・ジャーナリスト「ヒウチ・カイナ」の正体はソウカイヤのニンジャ、フリントアームである。
火打石を組み込んだグローブをぶつける事で火を起こす。
相手を掴んだ状態でグローブを爆発させる「レッドアーム・ジツ」で相手を生きながらに焼くことを好む。
現在の目標はハラジュクの飲食店全制覇だ
◆殺◆
実際ただの食いしん坊だった。
登場人物名鑑#02
【アルマゲスト】
ソウカイヤ最精鋭「シックスゲイツ」の一人。
強大、無慈悲、強欲な生粋の武闘派だが元数学者という経歴を持ち、高い知性を併せ持つ。
武器は厳密な軌道計算により自在にコントロールされる鎖分銅を用いたテンドウ・カラテ。
シックスゲイツの中では比較的新参の部類だが、ネオサイタマの死神によりシックスゲイツが次々と殺害されるにつれソウカイヤ内での権力を急激に増している。
登場人物名鑑#08
【キュクロプス】
ヨロシ・バイオサイバネティカが作りだした特型バイオニンジャ
ソウルの持つジツの方向性を人工的に歪める「バイオスフィア」実験体のうちの1体で
感情を高ぶらせ活性化させる(反面敵の攻撃を回避できなくなる)「アバレ・ジツ」の使い手。
その性能から逃亡バイオニンジャの粛清等を行うヨロシコンプライアンス部門に配属されていた。