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「手段」が「目的」になってることだらけ

カリスマリーダーじゃなくても地域で活動はできます!

それぞれが多様な価値観、特技、想いを持っていて、それらを駆使して地域や社会のために何かしたいというのなら、できます。

福祉現場で働いていて、「職場でこんな企画したいけど、勇気が出ない」「仕事以外で地域のために何かしたいけど何から始めていいかわからない」そんなモヤモヤ層に向けて始めた、無理しない地域づくりの学校について今回は喋りたいと思います。

無理しない地域づくりの学校とは

岡山県社会福祉協議会主催の人材発掘セミナーです。僕は偉そうに書いてますがこの講座の一期生(元モヤモヤ層です)で、ずっと関わらせてもらってます。
始まりは岡山県社協の西村さん、兵庫県立大学(当時山梨学院大学)竹端先生、エコカレッジ代表の尾野さんの3人がSNSなどを通じて出会い、企画されました。

ポイントは色々あるけど大きく2つ。

1.連続講座

福祉業界は一過性の研修に溢れています(他の業界もそうかも)。それ自体は自己研鑽するために非常に重要な物です。ただその時あー勉強になったなぁ、でも自分には無理やなぁで終わっていないでしょうか?共に研修に参加した人とどれだけ繋がっていますか?

連続講座でその年に参加した塾生はお互い同期となるのでより一層繋がりが深くなります。継続して毎年開催することで、同期・OBOG・運営スタッフや講師など無限にコミュニティが広がっていきます。これが何よりも財産なんですよね。

2.マイプラン

自分の身の回りで気になっていること、なんとかしたいなーと思っていることを「マイプラン」という形で言語化しそれを人前で発表するということを繰り返し行います。
いわゆるセミナーや研修というとインプットが多いと思いますが、この学校ではインプット以上にアウトプットが大部分を占める講座です。
連続講座の中で繰り返し行うことで、講師や同期、聴講の方々からコメントやアドバイスをいただくことで内省し「何が気になっててどうしたいの?」が具体的で明確になってくるんです。

いわゆる一般的な研修で講師から学ぶというタイプのものなら勉強になるけど「すごいなぁ。自分にはできんなぁ」と感じること多いじゃないですか。(私はめっちゃあります)この研修はアウトプット、いわゆる自分なら何ができるかということを話すところまでをパッケージにしているので自分事に落とし込めるんです。

手段の目的化を解くプロセス

手段が目的になっていることや人って多くないですか?

例えば研修を開催することが目的になってて本当は何のためにこの研修やるんだったっけみたいなこともよくあるような気がします。あと個人的な思いなんですが、資格って手段だと思うんですよね。この仕事をするために必要な資格を取得する。別に資格を取らなくても勉強はできますしね。個人的には資格を取ったり、名刺やプロフィールに列挙することもあまり興味はありません。(それ自体否定するつもりは全くありません。)

といったように手段が目的になっていることって結構多いんですよね。マイプランの中でも自分がやりたいことを言語化していく中でいつしかそれ自体が目的なってない?みたいな事があります。改めて本当に実現したいビジョンっていうのが何なのかを考えていくのもこの講座の醍醐味かなと思います。それが手段の目的化を解くことに繋がっていきます。

詳しくは本読んでみて!

実はこの取り組みをまとめたものを出版しております。

私も一章分担当しています。

地域づくりに興味があってこれから色々やりたいなって人、今まさに地域づくりに取り組んでいる人、自分は地域づくりとか何もするつもりないけど興味はある人などよければ手に取ってみてください。


あらざっした。

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