emonda slのコラムカット
メインで乗ってるemonda sl(2016)のコラムカットしたので手順をまとめました。
最初に付いていたプレッシャーアンカーが緩んでいて微妙だったのでこちらのFSAのものに交換することにしました。
カットの方針を決める
トップキャップとコラムスペーサーを外して中を確認したところステムから約3センチありました。今回は、ステム上側に5mmのスペーサーを1つ入れ引きしろを2mm取ることにしたので、以下のプレッシャーアンカー上端から27mm, ステムから3mmの場所を切ることにしました。
最初に入っていたプレッシャーアンカーはコラムに被せるタイプになっていて、こちらが2mmでした。こちらを流用する場合には、ステムから3mm + 2mmでスペーサーの5mmの位置と同じになってしまい引きしろが無くなるので、ステムから1mmの位置でカットするのが良さそうです。
カットする位置に目印をつける
プレッシャーアンカーを外します。ガタは出ていませんでしたが、ここがとっても緩んでいました。
5mmのコラムスペーサーを嵌めてこの位置にカッターで印を付けます。実際にカットする位置は、この切り込みを入れた位置よりも2mm下になるので痕が残ったりすることを気にする必要はありません。
印が付け終わったら、ステムやダストカバー、上部のベアリングを抜き取って行きます。めっちゃ汚れてたので、入念にディグリーザーを使って洗浄しました。
ブレーキワイヤーを外して、フロントフォークを抜きます。
コラムをカットする
カーボン用のソーを使ってコラムをカットしていきます。まずはカットする位置がずれないように以下のようにスレッドガイドを使って切る位置で固定します。以下のようにカッターで切り込みを入れた位置から2mmになるように測って固定します。
固定し終わったら以下のようにスペーサーを締めていきます。TOPEAKのsポーガイドでは1mmスペーサーが最初に付いていますが、カーボンソーが入らないため、2mmスペーサーに変更します。
スペーサーが固定できたら以下のようにカーボンソーを入れて切っていきます。カーボンの粉が散らばるので、ペーパーを敷いておくと後始末が楽です。またカーボンは体に有害なので付着を防ぐためにメガネをしたり吸入を防ぐためにマスクをしておくのが良いです。
測ってませんが、感覚値10分くらいで切れました。カットが完了したら、ヤスリで凸凹を平坦にならしていきます。
ヘッドパーツを戻す
コラムカットができたら、ヘッドパーツを戻していきます。ステムまで戻すとコラムが3mmくらい出ている状態になります(うまく行ってれば)。プレッシャーアンカーが落ちないようにするために、コラムの内側にファイバーグリップを塗っておきます。
ステムのボルトはこの時点では締めちゃうとガタが取れなくなってしまって無意味なので注意です。プレッシャーアンカーを開封して、トップキャップをとります。5mmで取れます。
以下は、説明書
説明書の5と6のパーツを入れていきます。デフォルトで入っていたアンカーと異なり、こちらは内圧のみで固定するタイプなのでフォークに落ちていかないように気をつけながら、5mmの六角レンチを使って6-9Nm程度で締めます。
ヘッドキャップを6mmの六角レンチで、5Nm程度のトルクで締めます。
最後にハンドルのセンターを出してステムのボルトを締めたら完了です。だいぶスッキリしたような気がします。
使用した工具
プレッシャーアンカー
カーボンソー
ソーガイド