レンタル彼氏を検索してみた

そっと閉じてしまった。
どうしよう。わがままなんだろうか。

お金の匂いがした。私と同じようにお金に執着して、青ざめた男の顔があった。

だって、人間だもの。お金の匂いがするのは当然だろう。私は、ちょっと彼らのサービスが受けられるくらい金持ちになりたいくらいお金の匂いがするんだから。

でもなんでレンタル彼氏なのか。楽なのか。

なんか日本が冷たい国に見えてしまう。

いやあ、お前買いたいと思って検索したろうと言われたら、全くその通りなんですけど、寂しいのだ。この青年たちが、鏡になって私を映す。
「あなたの欲しい人間関係はお金ですよ。」

風俗利用する男はいっつもこれ突きつけられて、平気なのか。辛くないのか。愛だとか思うんだろうか。

辛い。商品になるか買うかしか私はできないのか。

こんな思いを話したいと、「愚痴聞き」と検索したら、3時間12000円。

ひゅう。金だ。金だ。

こんなボロボロの商売が、怪しいサービス業が犇く日本が、経済大国なんだろうか。

薄ら寒い気がします。

※2019年5月に書いたものです。馬鹿だなあ、と自分でも思うのですが、このくだらなさが後から読むと愛おしいなあと思ったので、投稿します。

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