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2024.03.30 街人 リブートツアー

4月1日から新生活が始まるという個人的には大事なタイミングにも関わらず、勢い、ほんとうに勢いだけでわたしは今1人で滋賀にいる。

人生2回目の滋賀、瀬戸内旅行ぶりの滋賀。鈍行だから尚更瀬戸内旅行を思い出す。ほどよく何もなくて逆に心地いい滋賀。

街人リブートツアーの滋賀編、これを観に行かない訳には絶対にいかなかった。ライブに行く前からそう思っていたしライブが終わった今も、なんならライブ中ですらそう思っていた。ここにきて本当によかったと。

全バンドの感想を細かく書くのは多分出来ない、語彙力がないので明確に文字に起こせないし、文字に起こしたとてどうせ自分がいちばんしっくり来ないだろうから。だけど一つだけ言えるのはこのタイミングで、滋賀ビーフラットで、ブギウギ、クライム、街人、この3バンドを観れたこの日は、今のところわたしの人生の中でかなり濃く強く深く刻印される出来事になったことは間違いない。絶対に意味がある、必要な時間だからこそ、色々引っ括めた上できっとこのシチュエーション、このタイミングだったんだと思う。

ブギウギが始まった途端にわかった、今日は音楽がスっと体に入って来る日だと思った。4月からの緊張も不安もあの瞬間だけは確実に消え去って目の前の演者と音だけに集中して観ることが出来ていた。何も邪魔するものがなかった、それはブギウギが始まってから街人が終わるまでずっとそうだった。

久しぶりにみる樋口も、復活後初めて見る街人も正直実感が湧かなかった。O.A.ブギウギで樋口の歌声第一声を聴いて身体がキュッとなった感じがした、でも目の前に樋口がいて歌っていて、それを生で聴いているその実感はいまいち湧かなかった。おかしな話だけど。とにかく樋口がまた歌っていてくれてよかった。

街人も大学生ぶりだったけど、なんやかんや滋賀のライブハウスで観るのは初めてだった。というか、滋賀のバンドが好きだと散々言っていたものの、大体東京か静岡ばかりで今日でビーフラ童貞卒業なんて笑われるレベルだよ。でもこの日のためにわたしはビーフラ初めましてをきっと守ってきたんじゃないかとすら思えた、わたしのビーフラデビューがこの日でよかったなと思う。

3年の空白を埋める、ともさんがそんなようなことを言っていたけどまず街人解散から3年も経っていたことが驚きだった。時の流れが早すぎる。街人はわたしのライブ履歴の中では1,2を争うくらいたくさん観に行ってたバンドだった。中でも下北沢シェルターで見た回数が断トツで多かった。
怪獣を聴いたときシェルターで観たときの光景がフラッシュバックした。その時やっと、わたし今また街人のライブに来てるんだと実感出来た。

変わらないとこも変わったとこも全部みせるからと言っていた、その通りであの時の街人が戻ってきたと感じる反面、変わったと思う瞬間の方が少し多かったような気がする。いつも観てたライブハウスと違うから、故郷滋賀で見るから、周りのお客さんがあの時と変わったから、それもあるかもしれないけど。でも今も昔もやっぱり背中を押してくれるバンドであることは間違いなかったし、やっぱりライブで聴くsheが大好きだ。

あとこれも行く度に言ってるけど、やっぱりわたしにとってclimbgrowがいちばんで特別なんだと実感させられた。閃光激刺さったな、カッコよすぎるんだよあまりにも。ライブで観るクライムがいちばんカッコイイよ本当に、それに尽きる。

本当に滋賀から帰りたくない。この気持ちをひとつもこぼさず、何にも邪魔されずにそのまま持ち帰りたい。わたしにとって必要な日だったんだろうな、何度も言うけど。これから頑張らなきゃいけない理由をもらったな、行って楽しかったと思えるライブは最近もあったけど、ライブってこういう気持ちになれるんだということを忘れてた気がする。でもそれを思い出させてくれた。わたしのあの頃を取り戻す1日だった。

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