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日記のnote

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2019年3月の記事一覧

さて、何匹?

さて、何匹?

葉のない木を見る。
木を見ているのか、向こう側に見える空を見ているのか分からないのがいい。

今日、玄関を出てすぐ右手にある、木を見上げた。

ミノムシ!

あ!ミノムシ!ミノムシ!
こっちにも!あっちにも!ミノムシ!ミノムシ!

さて、何匹?

13匹かな?

でも、つぼみにも見えるね。
枝かもしれないね。

枯れ木を見上げる。
空を見上げる。
ミノムシ見つける。

ミシミシミシン

ミシミシミシン

初めましてよりも、さよならの方が得意になった。
って言葉。下書きに見つけた。

昨日と今日、お別れをした。

泣きすぎて頭が痛い。

昨日は未来へ続く、さようなら。
今日は安楽死。

さよならは、得意になれるものではないかもしれないと思った。

自分でも意味がわからない。涙が止まらなかった。
辛くも、悲しくもないと思っていても。

頭が痛い。

ミシンみたいに規則正しく刻まれてきた印が、明日から途

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3.11

ハンドソープは泡を期待されてプッシュされ。

閉まり始めたドアを平気で通り抜け。

忘れたと気づいているはずのポケットに手を突っ込んでスマホを探す。

目に見えないストレスの形が、自分の内に、はっきり見える。

いつから、そうなった。
でも、いつからか、ってのはどうでもいい。
そうなったのも当然なんだ。

“いつからか、そうなった”

だけど、“いつかまでは、そうじゃなかった”ってことなんだ。

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対(つい)

対(つい)

久々に着たくなった、セグウェイに乗ったニット帽の恐竜5匹トレーナー。
こんな服を持ってたのも忘れかけてた。

住宅地の細い道を車で走っていると、ころんとしたお年寄りが2人、道に面した花壇に腰掛けて日向ぼっこ。
手作りらしき毛糸の帽子、なんて呼ぶのかな、袖のないハンテンのようなのものを着ている。
私が車内から会釈をするのと、眩しそうに目を細めつつも挨拶してくれている。バックミラーに映る、暖かい色の2

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おはよう

おはよう

手帳を買った。
4月始まり。月曜始まり。
恐竜で決まり。

今 使っているのは3月まで。
3月末までで頭はいっぱい。

今朝は、夢がはっきり残った頭で目覚めた。

何かが始まるとき、始まりに心躍らせる人がいる。
何かが始まるとき、同時に何かが終わることをちらつかせる自分がいる。

悲観的に言っているのではなく、終わることを覚えているから、まともに、まともに、、生きられていると思ってる。

始まりに

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