声
ちょうど4年前
大型犬の14歳、
十二指腸の手術は成功したものの
他の箇所の病気もあったり
ちょっとずつお手伝いが必要になってきた
そのころ実家を離れて生活していたけど
コロナもあって
お仕事柄おやすみすることになったわたしは
働きに出ているみんなの代わりに
お世話をするという名目で実家に帰った
お世話とは、
一緒に日向ぼっこをすること
一緒にお散歩をすること
通る車を一緒に目で追いかけること
芝生に埋もれる大型犬を眺めること
ただただ大好きな子と
きもちいいねぇ~ と過ごす
それはそれは平和で幸せな1か月
そしてそんなに幸せに過ごさせてもらっている上に
家族から「この子と一緒にいてくれて、ありがとう」と
感謝されるおまけつき
なんて幸せなんやろ
幸せすぎて驚いた
その時、実家にいる姉は3人目を妊娠、出産まじか
きっともうじきいってしまう大型犬、
「お腹の子に会わせてあげたいなぁ。」
そんな願いを込めながら、
お腹の子もそんな願いを叶えようとしてるのか、
切迫早産の可能性があると入院になった姉に
学校がおやすみになった長男、長女をお願い!と
そこにいるだけのわたしは
さらに感謝されることになった
姉の子は無事生まれたけど
少し小さいからまだお家には帰れない
1週間ほどして
ちーいさい、ほんとにほんとに
かわいい男の子が帰ってきた
会えたね!
やっと会えたね。
会えてよかった
念願だった赤ちゃんと大型犬のご対面
犬にも人間の言葉は届くし
おなかの赤ちゃんにも外の言葉はきっと届いてるんやなぁ
二人にそんな風に感じさせてもらった
やさしいひととき
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