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特集『アメリカを巡る旅 』リッキー・ゲイツ著、川鍋明日香訳

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●『アメリカを巡る旅 3,700マイルを走って見つけた、僕たちのこと。』リッキー・ゲイツ著、川鍋明日香訳の発売(2022年7月ISBN978-4-910567-03-7)に際して…
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#旅

大きな出来事よりも

リッキー・ゲイツ著、川鍋明日香訳『アメリカを巡る旅 3,700mマイルを走って見つけた、僕たちのこと。』(2022年7月10日発売)の刊行特集として、各界で活躍する方々のコラムシリーズをお届けする。 今回は、編集者・コンテンツディレクター、澄川恭子さんが登場する。木星社のポッドキャスト番組でも抜群のトークを聴かせてくれました(ポッドキャストのリンクは文末です)。今回は文章と声の両方でお楽しみください。 記:木星社 ● 大きな出来事よりも文:澄川恭子 Photo & Te

遊歩者は進む

リッキー・ゲイツ著、川鍋明日香訳『アメリカを巡る旅 3,700mマイルを走って見つけた、僕たちのこと。』について、各界で活躍する方々とコラムシリーズ第2回をお届けする。 今回は、シンチェインズ(shintchainz)が登場だ。ランナー/映像・建築クリエーター、令和の若大将(スターってこと?)、そして「地球のランナーの止まり木・土曜倶楽部」の中心メンバーである。リッキーが「歩き続けたこと」を、「遊歩者」に接続した、文学的な考察をしてくれた。シンチェインズのフランス時代の貴重

ワンダーラスト

リッキー・ゲイツ著、川鍋明日香訳『アメリカを巡る旅 3,700mマイルを走って見つけた、僕たちのこと。』(2022年7月10日発売)の刊行特集として、各界で活躍する方々のコラムシリーズをお届けする。 第1回は、トレイルランナー/ライターとして活躍する磯村真介氏だ。磯村氏は、6月のBighorn100、7月のHardrock100を完走した。ひきつづきLeadville、そしてWasatch、Bearのうちどちらか2レースを走り、ロッキー・マウンテン・スラムを達成しようとして

再生

リッキー・ゲイツインタビュー #1

著者リッキー・ゲイツとのインタビューシリーズをお送りします! ▶︎『アメリカを巡る旅』日本語版の刊行にあたり、リッキーが色々な話をしてくれましたので、全部で5エピソードかにわけて公開します。#1-#5、ぜんぶYoutubeにもあります。 リッキーは、アーティストの友人に「きみは、コンセプチュアル・アーティストと同じで、コンセプチュアル・ランナーだ」と言われたそうです。 そんな彼は、いま、自然や都市や人工物、歴史や人々や感情といういろんなことが混ざり合った【世界】を走って冒険している真っ最中でした。距離や時間、国や地域もかるがると超えて、本当はそこにあったけど気がつかなかったことや、見たことなかったものを見にいくランニングです。 今回本になった3,700マイルを走った旅もそのひとつですが、他にもたくさんスケールの大きなアイデアを教えてくれました。 プロトレイルランナーからさらにスコープが広がった「アーティスト」リッキー・ゲイツが、穏やかに自由に、ある確信をもって話してくれました。 ランニングは自由だとまた思った月曜の朝でした。ぜひ観てください。 収録されている写真やエピソードもこれからこのNoteの特集で引き続き紹介していきます。どうぞご覧ください! 『アメリカを巡る旅 3,700マイルを走って見つけた、僕たちのこと。』 リッキー・ゲイツ著 川鍋明日香訳 ISBN : 978-4-910567-03-7 ¥4,300 C0098 B5変形サイズ 256頁 Amazon、全国の書店、Paramountrunning.shop、Monkey Crew Kyoto、木星社のストアなどでお求めください。

『アメリカを巡る旅 3,700マイルを走って見つけた、僕たちのこと。』(2022年7月10日発売)についてのいろいろ

ある日、ひとりのランナーが、アメリカ南部を走る旅に出た。 3,700マイルを、約5ヶ月かけて進んだ。 トレイルや砂漠、ロードを走り、川を進んだ。 そこに住む人々がいた。 人々の良心や、ハグのあたたかさがあった。 知らなかった「アメリカ」や、みんなのこと、そして新しい「僕たち」が姿を現した。 新しく見えたもの、そして、目には見えないけれど、確実にそこにあったものとは?------- 現代アメリカを旅した「ランニング・アーティスト」リッキー・ゲイツの目を通して、読者の思考は、私