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くよくよの波。/最後はバカが勝つ。

寒かったねと私が言ったところで、梅の花は知らん顔。

ごきげんよう、もくれんです。

寒い寒い雪が降って、雪が降ると音が消えるんだったと思い出しました。雪だるまを作ろうと「ぎゅっ」と雪をまとめようとするといびつな形になってしまって意外に難しかったです。ふわふわの雪だるまってどうやってつくるんだろう。駅前には大きな雪だるまが、今日も一人佇んでいました。周りの雪が溶けてしまうとそこだけ異空間のようで少しだけシュルレアリズム。

そんな寒い寒い寒い日が続いていたもので、私は鬱っ気がめちゃくちゃ強くなりました。部屋も雨戸を閉めて暖かくしているんだけど、気持ちが暗い。集中力が持たない、とにかく眠い。こうなるともうだめだなっていうのが積み重なって自己肯定感もどんどん下がる。仕事も進まない。どんどん暗い暗い方向に転がり落ちていく。。。そんな中でも「食べねば。」という気持ちだけは強くあって、馬鹿みたいに甘酒を飲んだりご飯を食べたりしました。怖くて計ってないけど、たぶん太ったんじゃないかな。

そんな、くよくよの波に飲み込まれていたのですが会社に行って、みんなに「美容院いったの?いいね!」と言われて、とても幸せな気持ちになりました。そしたらちょっと元気になりました。昨日は青空も見えていたし、おひさまって大事ね。くよくよの波に揉まれると「ああ、私なんてものはちっっぽけで才能も体力も根性もないんだし、それなのにこんなできないようなことを毎日やる生活選んじゃったから唖々唖々唖々唖々唖々嗚呼!!!」と叫びだしたくなる衝動にかられたり「いっそのことなんか病気なのかな。てか病気のせいにして怠惰のせいじゃないことにしたい。」とかしょーもないことばっかり考え始めるのですが、機嫌がよくなったり気持ちが上向いたりすると小さなことで嬉しくなったり感動したりし始めるな~と思います。人間って不思議。環境や周りの人の影響ひっくるめて、私が出来上がってるんだなと思います。みんなの温かい心の温泉につかってる私と雪で狭いアパートでぽつねんとしている私は同じなのに違うんだな。

そんなわけで昨日はだいぶ上向いた気持ちになったので飲んで帰ってきたのですが、そのときに「もくれんは、わかんないことをすぐわかんない教えてって言えるからすごいよね。」とか「もくれんは変なセーター着てる人見つけたら『好きなんですか、そのセーター』とか聞けちゃうよね。それは品があるからだよ。」とか「いつも飲み会で変なもの飲んでるよね。この前クリームソーダ3杯飲んでたよね。」などと言われました。恥ずかしい。クリームソーダ3杯、飲んだわ。覚えてなかったけど、そりゃ印象に残るわw

その話を聞きながら「だってバカなんだからしょうがなくない?教えてもらうに越したことないじゃん。」と返したのですが、どうやら世の中すべての人がそうではないらしいのです。私は人に教えるのが得意だと自分のことを思っていたのですが、実は教えてもらうほうが得意なのかもしれないです。最近、久しぶりに講座を受けて「生徒」をやってるけど、生徒してるのは楽しいし、性にあってる気がします。結構ええカッコしいで、わからん単語をその場で聞けなかったりする方だと思ってました。実際そういう面も強くあるのですが、上手にバカできてるみたいです。

そんなふうに「みんなに聞けるのはもくれんの強み」と言われて気づきましたけど、教えてあげるって快感なんですよ。教わる方もWin,教える方もWinなのですよ。だから教える側と教わる側ってイーブンな関係性なんだと思います。だからいっぱい、いっぱいバカですのでそこんトコよろしく!と言って教えてもらったほうがお得っていうか三方良しなのでは~と思いました。

いつまでも自覚がバカのままだと、バカでい続けてしまうかもしれないので、上手にばかでいたいなぁ、とそんなことを思いました。

おしまい。


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