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レッドオ-クは魅力的な樹

現在、もくもくマ-ケットの一番人気の樹種はウォ-ルナット。次に人気が高いのはオ-ク材です。

オ-ク材は重厚で傷が付きにくいので家具に適しています。また、木目も美しく柾目はシンプルな直線的な木目。板目は山型の曲線が連なる力強い木目。 そして「虎斑(とらふ)」・「シルバ-グレイン」とよばれる虎の毛のように見える独特な木目が見られる(柾目面に出現する)のが特徴です。これらの木目が家具を魅力的にしています。

虎斑(とらふ)

オーク材は大きく分けるとナラ(ミズナラ)、ホワイトオ-ク、レッドオ-クの3種類があります。

一番人気はやはりホワイトオ-ク!国産材でもナラ(ミズナラ)は人気ですが、流通量は多くありません。

ホワイトオ-クはヨ-ロッパのアンティ-ク家具によく見られる様で、昔から家具の材料として使用されています。また、酒樽としても有名です。水分の通る導管を閉じる「チロ-ス」と言う組織があり液体が漏れにくい特徴があります。ウィスキ-好きにはなくてはならない樹種です。
ホワイトオ-クは家具、建築、床材、樽など多くのジャンルで使用されることもあり需要が高く、近年、流通量の減少で価格も上昇してきています。


レッドオークのテーブル


レッドオ-クは流通量も多く最近ではホワイトオ-クの替わりとしても使われています。但し、「チロ-ス」がないので樽材としては使用できません。その他の特徴はほぼ変わらず、重厚であり木目も変わりません。その名の通りホワイトオ-クが黄白色であるのに対して赤みがかった黄褐色になります。赤みがかることで重厚感が出ます。

ホワイトオークとレッドオーク 比較


オ-ク材も経年変化でだんだん色が褐色に変化していきます。レッドオ-クは最初から赤みがあり、時間の経過とともにさらに色が濃く変化していくものと思います。



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