太代祐一『噴水の文法』
太代祐一さんの『噴水の文法』を拝読しました。
川柳を八十句まとめたものです。
好きな句を引いていきます。
初めて見た字面です。
「音色に足を引っ掛ける」!
でも、フルートの音色なら引っ掛かっても良いなぁと思いました。
柔らかい感触がするのではないでしょうか。
「鳩をかきまぜる」意外性と、「やってごらん」という優しい言い方が好きです。
集まっている鳩をかきまぜたら、大きな鳩一羽になってしまったりして。
主体は星にくびれができることを知っているようです。
目をそらすのは、マナーでしょうかね。
自分はそのままなのに、星は変わっていく。
もしかしたら居心地が悪かったのかも?
「行けたら行く」は、その時は本当に思っていたとしても、だんだん面倒くさくなって結局行かなかったりします。
検索してみましたが、この花言葉を持つ花はないようです。
架空の花言葉って素敵です。
どんな花が咲いているのでしょう。
小さくて目立たない花かなぁと勝手に想像しました。
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