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子ども三人+夫婦での自粛生活…

私と長男(小4)と次男(小2)は2月末から自粛生活をしている。
4月の緊急事態宣言を受けて、夫も完全に在宅勤務になった。
さらに、保育園からの自粛要請を受け、4月中旬からは三男(2歳)も家にいる。

長男・次男との自粛生活に入った3月は
「なにかと子どもたちから呼び出されるし、勉強でサポートは必要になるし、集中して仕事できないわぁ」
なんて思っていたのだが、今思えば、あの程度で集中できないとか言ってた自分はまだまだ青かった…。

園児の破壊力はすさまじい…。
三男と在宅勤務との相性の悪さは相当なもんである。
小学生がいてももちろん中断されるのだが、園児はその比ではない。。

三男が家にいるようになってからの仕事の稼働状態は体感的に20-30%。
そんな感じになるだろうとは思っていたし、事前にチームの人たちにも「パフォーマンスはかなり下がりそうだよ」と伝えてはいたので想定内ではある。あるのだが、長引くにつれ、思うように仕事できないもどかしさと、職場のみなさんごめんなさいの気持ちと、子どもたちに対しての「家にいるのにかまえずゴメンよ」という罪悪感が増してくる。

そして、なにより、すべて中途半端にしかできない状態が続くことで、自分のなかの自尊心みたいなモノが少しずつ削り取られている感じがする。まわりの人たちはこんななかでもクリエイティブに考えたり、いろんなことを伝えたり、この機会に勉強したりしている。成果も出している。なのに自分は何にもできていないなーという感情がなかなか消えない。もともと自信の持てる武器なんてまだなんにもないのに、どんどん他の人たちから取り残されてく感じがある。

もちろん、今が非常事態ということは理解している。
なので通常時と同じ感覚でいる必要はない。そんなことを前回のnoteでも書いた。

仕事という一面、子育てという一面。それぞれの面だけみると通常時と比べてかなり不完全だが、それでも、私たち、ものすごく頑張って生きている。ライフ全体でみれば稼働率は余裕で100%を超えている。だからまぁしかたないし、基準値を下げて考えるしかない、と、今も思っている。

それに、しんどいだけではない。
家族と濃密にすごせる楽しさやおもしろさもものすごくある。

あるのだが、そういう素敵な面を探したりポジティブ変換してみても、うまくいかないな、という面はやっぱりたしかにある。そしてこの生活が長引くにつれ、じわじわと私のメンタルに暗い影を落とす。

ただ、いろんな感情があるなかで、ひとつ確実だと思うのは、良くも悪くもこの状況は自分の人生においても子どもの人生においてもそうそうあるものではない、ということだ。
この時間はそれだけでおもしろくて価値がある。ならば、この貴重な生活も少し記録しておきたい。

ということで、グタグタな我が家の今の日常を記録してみます。(グダグダな生活なのはbeforeコロナですけども。)

早朝 起床と同時に仕事開始

誰もいない時間帯がいちばん集中して作業できるので、最近は朝早く起きてすぐにPCを起動し業務開始している。4:00とか5:00とか。
テレワークのよいところは、パジャマでボサボサでも始められるところ。お手軽でよい。
私は朝起きるのが苦手で、夫に起こしてもらうことが多いのだが、今は目覚ましでちゃんと起きることができている。
たぶん貪欲に自分の時間を欲しているのであろう。

7:00 家族起床

次男がいつも6:30くらいに起床し、その後ぞくぞくとみんなが起きて来る。
「朝はニュースをみる!」と何度も言っているのだが、気付けば彼らは朝からテレビでYoutube。いちいち指摘してガミガミするのも今の状況ではしんどいので、全体的に許容する流れになっている。親子共々「ちゃんと生きる」ってハードルが高い。
三男の起床と同時に私の朝の仕事を一度終了し、ご飯準備したり、化粧をしたり着替えをする。気持ちの切り替え、大事。

子どもたちはあんまり朝ごはんを食べないので、ふりかけご飯とか、パンを用意する。私がのんびりしていると、夫が用意することもある。
私がやると、たまに長男にだけ出して終わった気になったり、次男にだけ出して終わった気になったりすることもある。
お母さんはうっかりやさん。

8:00 夫と私は仕事開始、長男次男は一回目の宿題タイム

私はリビングから地続きの和室で仕事をして、夫は2階の子ども部屋的なところで仕事をしている。
私の仕事机は長机なので仕事開始時に私の横に三男の椅子を配置し、三男を隣に座らせてタブレットで電車の動画をみせる。彼はスカイライナーがお気に入り。
が、タブレットを見せていても気に食わない動画だとすぐに変えろと言ってくるので、数分に1回は指をつかまれ、動画を選択し直すようリクエストがくる。
つまり私の仕事は、数分に1回中断される。

動画も長くはもたない。30分ももったら奇跡だ。
次に彼は和室に散乱したおもちゃたちで遊び始める。プラレール遊びが多いので線路を敷きっぱなしにしているのだが、最近高架化にハマっているのでいつも高架化を要求してくる。要求に応じて作るのだが、彼は破壊にもハマっているのでワザとその一部を壊した状態で電車を走らせ、電車は脱線する。線路も壊れる。壊れると呼ばれる。
私は仕事を中断して線路をなおす。そしてまた破壊は繰り返される…。

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三男の遊び場


これももたなくなるとおやつの出番。
長男・次男のときはチョコレートは食べさせぬよう頑張っていたし、ご飯も完食するのが鉄の掟だった。
だが、今の三男はオールフリー。(あ、beforeコロナから比較的オールフリー)
若干の罪悪感は私の中には残っているのだが、夫の中には完全に残っていなかったようで知らぬ間にチョコデビューをしていた。
こうしておやつでなんとかしのぐが、ここまでやって1時間もたない。

一日は長い…。

長男と次男の勉強について

長男と次男はずぅっと休校なので、家でほそぼそと勉強している。
3月はたまりにたまったチャレンジタッチの課題をさかのぼってやっていた。1日18問くらい(チャレンジタッチは1問につき5-6個問題があるのでそれなりのボリューム)。
どんだけためとんねんって話だけど、まぁためちゃってたんだから仕方がない。
3月の平日は毎日やっていたので、たまりまくっていた課題はだいたい完了した。送っていなかった添削問題も送った。やっていなかった実力診断テストも提出した。

4月からは学校から課題がでたのでそれにとりくんでいる。
ふんわりやってると、取りこぼしがでるので時間割を作った。

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8:00、9:00、10:00、13:00、14:00の計5回、勉強タイムが設けられている。
3月のはじめの頃は課題は1日○問と言ってただけだったが、一度に大量の問題をやるのはしんどかったらしく、メソメソするので、一時間ごとに少しずつやるスタイルに変更してみた。こちらのほうが二人ともやりやすい様子。こどもの集中力はとても短い。

上の写真は次男の計画表。中身は私が作った。
長男は、空欄の紙を渡し、初日を計画表作りにあてた。
横に時間の目安を書いているが、開始時間や時間の長さは気にせず、この時間帯で課題をやってねっていうユルさ。そして見終わったらゲームもYouTubeもやってよしとしている。時間制限は…ない…。

さて、勉強について。
全部自分たちでできるかというとそういうわけでもないので、それなりに親も付き合う必要がある。
長男の都道府県を覚えるのには親のどちらかは付き合うし、次男はまだまだ集中力がないので、何をやるかを指示しながら一緒に準備をして励ます。
これが1時間おきに発生している。

午前中

今週から私のダイエットと、長男・次男のトレーニングを兼ねて腹筋背筋などをするようになったので、午前中のどこかのタイミングで5-10分、体幹トレーニングをしている。三男が常に私に高い負荷をかけてくるのがとてもつらい(私の上に乗っかってくる)。
運動系でいうと、三男からトランポリンに誘われることも多々あるので、ときどきトランポリンも飛んでいる。在宅勤務は運動不足がハンパないので、こういう運動は大事。
家族でやれると楽しい。

夫婦でできるかぎり打ち合わせなどテレビ会議の時間は共有するようにしていて、可能なかぎりフォローしあうようにはしている。たまに重なることもあるので、そうすると下の階にいる私がみることになる。

こないだはチームメンバー+副社長の打ち合わせで、私が会議のオーナーだったのだが、その時間帯の三男の機嫌がすこぶる悪く、自分が説明しているのに頻繁に三男に呼び出されたり泣かれたりで、何度か中断せねばならなかった。
会社は子持ちファミリーに果てしなく寛大ではあるのだが、とはいえ、こんな打ち合わせじゃ私もまったく集中できなくて、会社とか周囲とか関係なく「しんどいな…これ…」と改めて思った。
夫は定期的に1階に降りてきて休憩するので、そのタイミングで少し三男対応を交代することもある。さきほどの打ち合わせも後半は夫が助けてくれた。

我が夫婦は、基本的に家事も育児も同じにできるので、お互いが状況をみてフレキシブルに対応している。三男対応に「放置」という選択肢はないに等しいので、どちらかが業務をストップするか、業務を片手間にして対応にあたる。
結果、二人とも稼働率はガタ落ちである。

12:00~ 昼ごはん&昼休み

先ほども書いたように夫は家事ができるので、昼ごはんは夫婦でタイミングがあう方が作る。
私が12:00まで打ち合わせがあったりすると、夫が先に作ってくれることも多い。昼ごはんは、ラーメンやうどん、トースターで焼けばできるピザなど、比較的かんたんにできるやつを作る。

長男は体を動かすことが好きなので、食後、夫と長男・次男は近くのだだっぴろい駐車場に行ってバスケットの練習をしたりする。

13:00~ 午後の仕事

保育園児は昼寝の時間なので、通常ならばお昼寝タイム。
だが、三男は全然寝ようとしない。午前中と同様に遊ぶ。

引き続き、タブレットやプラレール、長男・次男のときにもらったチャレンジの付録類、レゴ、ジェンガ、積み木などを総動員して遊ぶ。もちろん、親のどちからは仕事をしながら相手をする。

眠気が頂点に達していそうで、夫の打ち合わせがない場合は、休憩がてら車で三男を寝かしつけに行ってくれたりする。運が良ければ車で寝てくれて、さらに運が良ければ戻ってきても寝続けてくれるので、そうすると午後の仕事ははかどる。だが、運が悪いと、ただ三男とドライブしただけになる。成功率は半々くらい…。

その間、長男・次男は午後の課題をやり、やり終わればYoutubeとゲームをエンドレス。Youtubeもディスカバリー系とか化学系とか知的なモノならまだいいのだが、だいたいはゲーム実況…。(長男はたまにバスケ系)。
ここらへんもコントロールするべきなんだろう…。が、正直、仕事して、三男対応もして、長男・次男のメディアコントロールなんて私には無理!
なので、結果、二人ともゲーム実況をずうっと見ている。
Youtuberは子どもになってほしくない職業らしいが、消費者としてただコンテンツを観るくらいなら、いっそ自分たちがYoutuberになればいいのに、と私は思う。動画編集スキルとか人の興味を探るとか、その過程で養われるものは多々あるよね。

16:00すぎ 三男とお散歩

18時まで働き、一日中、片手間に相手をし続けるのは難しいので、私はだいたい16時頃、仕事を終える。夫も17時くらいに終えることが多い。
最近は仕事が終わり次第、三男を連れて、1~1.5hの散歩に出る。電車が大好きなので、駅まで歩いて入場券を買ってホームで延々電車を眺める。最寄り駅は人が少なく閑散としているうえ、テレワーク推進で電車に乗ってる人自体がかなり少ない。人が多い駅だったらこうはできないので、いいところに住んだな、と思う。

長男と次男は引き続き、Youtubeとゲーム。たまに広場に行ってバスケ。

18:00 晩御飯

私か夫か、どちらかが散歩に連れて行く間に、もう片方が晩御飯を作る。我が家は1週間分の献立を決めて、1週間分の食料を一度に買いだめするスタイルなので、献立表をみればどちらでも作れる。
家族全員で晩御飯を食べることができるのはとてもうれしい。夕方以降、いつも一人で全部やるのがとてもしんどかったので、この時間を夫婦で回せるのは本当にありがたい。

19:00 自由時間

男たちは風呂に行き、私は家事の残りを少しする。みんなのリラックスタイムなので私もリラックスしてTwitter見たり、バスケット選手のインスタライブを見たりする。
長男のころは、テレビを見せないようにとか、自分もスマホやメディアを見ないようにしていたのに、三男出産後は私のなかのストッパーが外れた。
お母さんだって楽しみたい。癒しがあるから家族を愛せるのさ。

21:30 寝る

三男は20:30-21:00に私とともに先に寝室に行くことが多い。他の人たちは21:30-22:00に寝室にやってきて、家族みんなで寝る。
みんなが起きてるとわちゃわちゃしたりして、「早く寝ろよ」と思うけれどもそんな時間もまた味わい深い。家族みんなで寝れる期間はおそらくあと少し。大切にしたい。
寝かしつけたあとになにかすることはない。親たちもそのまま寝る。寝るの大事。超大事。


まとめ

備忘録として書いていたこの記事。
実は4月に作りかけ、そのまま放置していたものだ。忙しくってnoteをまとめる暇もないし気力もなかった…。

その間、我が家のなかにも小さな変化はあった。リビング横の和室にもう一台テレビを置いたので、親もテレビを見る機会を持てるようになったし、来週からは学校の課題も時間割にそって課題をやる方針になったので、自分たちで時間割を考える必要はなくなった。夫婦の役割分担も変化し、今週からは、午前は私が三男対応し、午後は夫が三男対応するかたちになった。私は早朝と午後働いている。

家族といられて楽しいしすごく濃密だし、毎日みんなでご飯が食べられるのはとても幸せなことだ。忙しい夕ご飯時に夫がいるのも本当にありがたい。家族との日常を切り取るなら全然不満はない。

ただ、そこに仕事が入るととたんにバランスが崩れる。なんとかバランスをとろうといろんな解釈、いろんな言い訳でしのいでみるものの、自粛が長引くとそれだけで疲労感が募るし、自分の出来なさ加減にうんざりしてくる。

なんだかプラスとマイナスのいろんな感情がぐるぐるしているこの期間。
不思議な時間だなーと思う。

今の私にできることは、ただこの日々を味わうことだけだ。
きっと、全部が終わって、いつもの日々に戻って、こどもが大きくなった頃には「あの期間、大変だったけどそれはそれですごく楽しかったなー」となるような気がする。そんな未来を思って、ぐるぐるするこの感情と不思議な時間を今は思う存分堪能しておこう。

そんな無理やりの前向きさで、ひとまず5月末までグダグダと頑張ってみよう。全部がもとに戻ったら、密密した居酒屋でお酒飲みたいなーーー。

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