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Organize my thoughts

中学生の頃の話

中学生になって部活をどこに入るのかは、新入生の大事な決め事だった。今でもそうだと思う。事前に決めている者、とりあえず気に入ったところに体験で入ってみる者、友達が入るから一緒に入る者、それぞれだと思う。

私は漠然と陸上部に入ろうかなと思っていた。球技系はかなり苦手だったので、単純に走れる陸上部が自分に合ってそうだと思っていた。

だが、私の友達の多くは吹奏楽に入ることを決めていた。迷ったが、友達に誘われたこともあり、けっきょく吹奏楽部に入部した。当時、引退してはいなかったのだが3年生の先輩達は部活に顔を出すことが少なく、2年生の先輩と新入生達だけということが多かった。

2年生の先輩達はとっても優しかった。なんでそうなったのかうろ覚えだが、たまにみんなで鬼ごっこをして遊んでいた。音楽室があるのは4階だったので、4階のフロアを使って2年生の先輩達と私たち1年生達で大騒ぎで走り回っていた。放課後の時間に4階まで誰も登ってこないので幸い見つかることはなかった。

部活で真面目に吹奏楽の練習をしていた記憶もいっぱいあるのだが、こうやって遊んでいた記憶も多い。

それ以外にも吹奏楽の同級生の女友達と、音楽室の掃除モップの柄を使って戦いごっこをよくしていた。なぜか本気で戦い、最後にどちらかを掃除道具入れに入れて、戦いは終わっていた。掃除道具入れに入れられたものは大人しく入り、しばらくしたら自分で出てくるという謎のシステムもあった。

振り返っても意味が分からないのだが、当時は意味があったのだろう。そんな戦いを他の人たちは見ていたと思うのだが、適度にほっといてくれていた。

ありがたいことに2年生の先輩達も同級生達ものんびりとしており、私は居心地が良かった。大半の子達はきっと野猿の血が流れていたのかもしれない。

しかし、アホなことばかりしていたあの頃の自分は、大人になった私から見ると恥ずかしい限りだ。もうちょっとしっかりして欲しいと思ってしまう。

タイムマシンがあったら、少しはしっかりしろと自分に言いに行きたくなるが、あの頃に戻ったらそんなこともすっかり忘れて、目を輝かせて一緒に森に探検しに行きそうだ。

あら?今の自分もしっかりしていないのか。やっぱりあの頃の私のままでいっか。

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