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番外編①:一度沼を脱出したオタクが鬱を経て再度沼に落ちるまでの話。

これは小学生で二次オタになった少女が、大人になって一度脱出した沼に再度落ちるまでの物語です。
※ここでの沼は二次元コンテンツ全般を指しています。

第一章 貧乏箱入り娘アニメと出会う。

 私の家は裕福なほうではありませんでした。小さなアパート暮らしで、物心ついた頃には、洋服から道具まであらゆるものがお古でした。
貧乏がゆえに?私は箱入り娘で、世間のモノと触れる事が少なかったのでした。

 そんな私に、二次オタのきっかけが来たのは小学5年生の頃。
当時の私は女児向けアニメを見る程度の一般女児でした。水泳少年団に入っていたため夕方のアニメタイムとは無縁。この世に漫画が存在することも知らない珍しい子供でした。

 私が唯一周囲と話を合わせられたのがポケモンです。ゲームなんてものは持っていませんでしたが、アニメの知識だけでも話題に入れました。だからでしょうか、私は今でもポケモンが大好きです。(推しポケはダークライ様です。)

 さて、私がオタになる分岐1つ目が小学5年時に水泳をやめた事でした。
もともと病弱だったので水泳で鍛えていたのですが、5年生の時、久しぶりに肺炎にかかり運動ができなくなりました。
 今まで泳いでいた放課後が突然フリータイムになってしまったのです。そこで私は初めて夕方のアニメタイムを知ります。母はお昼のドラマを見た後、夕食準備にかかります。つけっぱなしのテレビから流れてくるアニメは今まで見たことないバトルものでした。バトルシーンの迫力やかっこいいOPに当時の私は興味深々でした。

 親がいない場所で普段見ないようなアニメを見る事に、なぜか私は背徳感を抱きました。さらに恥ずかしい気持ちからテレビを消されても見てたのに!と言えませんでした。

 この作品が週刊少年ジャンプでも有名なあの「BLEACH」だと知るのはもう少し先のお話になります。

 



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