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消えた性欲

※内服治療は医学的な知識及び判断が求められる
為必ず近くの医師や専門的な知識を持った人の判断を仰ぐ事を推奨します。


ビッッッッッックリである。

正直ここまで効くとは思わなかった。

前回の記事でアレコレ性依存に効きそうな内服薬を検討して
最終的にその中の1つを選んで実際に服用してみたのだが
これがま~ビックリするくらい劇的であった。

私が試したのはアリルエストレノール錠25mgのものだが
(本当はクロルマジノンの方が安いので良かったが
 なぜかことごとくメーカー欠品中)
最初の2~3日は正直あまり実感は無かったように思う。
変化を感じ始めたのは1週間くらい経ってからだった。

ふと感じたのが、あれ、最後に興奮したのは
いつだっけ??という感覚である。
まずもってそもそも性欲という感覚そのものを忘れる程に感じなくなった。
どうやって興奮してたっけとか、なんでポルノ見たいんだっけ
といった具合である。

そして勃起をしない。
フツーに生活する中でも無意識化に勃起する瞬間が
チラホラあると思うのだが、それが起きない。
2~3日平気で勃起しない。朝立ちも当然ない。
どうしてもしようと思えば出来るが、その際もほっとんど何も感じない。
気付けばその内萎えてしまう位である。

そんなこんなで内服してから2週間ほど経つが
おおよそ性欲らしい性欲を感じたのは最初の2~3日の間だけである。
今はめっきり何も感じない。わざわざポルノをみたいと思わないし
以前だったらきっと興奮してたかもというシチュエーションに遭遇しても
それを性的行動に結び付けようと思わない。

ちなみに以前だったら禁欲してから3日もたてば徐々に日中常に
ムラムラするようになり、1週間を過ぎる頃には、処理しなければ
どうにもこうにも日常生活がままならないと感じる程に渇望を感じていた。
それが今は全くない。

こんなに効果があると思わなかった。
これで副作用もなければ使わない理由はないだろう。
ちなみに現時点では特に副作用の自覚はない。
(今後どうなるかはまだ未知数なのでまだなんとも言えないが、、)

内服治療については一応、行っている医療機関もあるようだがやはり一般的とは言い難い。アクセスしたくてもなかなか出来ないのが現状である。

このNote内でも同じく性依存と戦い
克服した人の記事を多数見つける事が出来た。
いずれも内服には頼らず、デバイスにフィルターをかけたり、自分で作った
ルールを徹底したり、筋トレをしたりなどといった行動変容によって
克服していた人が殆どである。

それって本当に本当にすごい事だと思う。心から尊敬する。
自分自身の内なる力で依存に打ち勝ったのである。
これに勝る自己規律があるだろうか。そうして打ち勝てた人はきっと
他の何にも耐えうる力を身に付けられている様に思う。

けれどもやっぱりそれが難しい人もいると思う。
私自身依存症と向き合う上で何度も自分の無力感を感じてきた。
何度も取り組もうとして、止めようとして、でも失敗して、
その度に自分自身が嫌になって、また頑張って、
でもどんどん状況は悪くなって、、また自分が嫌になって、、
そんなジレンマと向き合い続けてきた。
そうした日々を続けていく内に本当に身も心もボロボロになってしまう。
支える周りも自分自身も疲弊し続けていく。

自分自身の力で病を克服する。
それは最も理想的な治療法だと思う。
けれどもどれだけ頑張っても、変わろうと思っても
変われない、上手くいかない日々に落ち込む人もきっといると思う。
そんな時には薬という選択肢もあるという事が、
今後一般的になっていけたらいいんじゃないかなと個人的に思う。


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