東京で行う芋煮会の準備

家人が山形県出身なので秋になると芋煮(牛肉でしょうゆ味)をするが、東京での芋煮の準備が少々難儀なのでここに書き出します。
より良い購入先などがありましたらコメントなどいただけるとむしろ助かります。


材料の量(おおよその目安)

買い出しにあたって人数あたりの量は次のとおりです。
厳密ではありません。若者が多ければ肉を増やすなど、調整をするといいといいでしょう。

1人あたり

牛肉 80g
里芋 150g(3こ)
こんにゃく 1/4枚
長ネギ 1/2本
水 200ml
調味料 しょうゆ 大さじ1、酒 小さじ2、砂糖 小さじ1

参考までに20〜30名で行った際の購入量は、牛肉 2kg、里芋 5kg、こんにゃく8袋、ねぎ12本。調味料は味マルジュウ(だし入りしょうゆ)500ml×3本でした。
発泡スチロールのお椀は250〜350ccです。

牛肉

山形ですと安い和牛の切り落としのでっかいパックがスーパーで売っていますが、東京では見かけません。大きなスーパーに行って外国産牛肉を買うか、高くてもすき焼き用和牛スライスを買うか、通販で山形からとりよせます。
外国産牛肉はちょっと野性味溢れる風味があって、それはそれで美味いのですが、パサつくなーという印象。
がんばってすきやき用の和牛スライスを買ってしまうと、すばらしい出汁が出て美味しいのですが、脂っこくて最後の方ちょっと気持ち悪くなります。

参考通販購入先
 山形牛メガ盛り1.0kg (1kg/4,500円、送料700円〜)
吉田精肉店

里芋

里芋はだいたい一袋500g〜600g/袋(500円くらい)。箱買いすると5kg〜10kg/箱(3500〜5000円)。
冷凍里芋や水煮里芋は小ぶりでもろいので向いていません。
山形だと、むていある里芋(ミョウバン水に入っている)が売っていますが、東京では見かけません。
量が多いので皮むくのが大変ですね。私はビニール手袋をしてピーラーでむきます。

参考通販購入先
手むき里芋(自家製)(400g/562円、送料1050円)
創業昭和二十六年 山形の八百屋 桝屋商店 

こんにゃく

これは東京でも買えます。1枚100円くらい。
鍋に入れる時にちぎるので、すでにちぎってあるものの方が楽ちんです。
山形色を出すために玉こんにゃくを入れることもあります。

参考通販購入元
 玉こんにゃく 900g入(900g/684円、送料770円)
丹野こんにゃく

長ネギ

これは東京でも買えます。1本100円くらい。

そのほかの素材

ごぼう、きのこ、大根を入れることもあります。きびしい諸派流派があるので、その場に来る山形県民に、何を入れるかきちんとヒアリングをすることをおすすめします。

調味料

しょうゆ・日本酒・さとうで調味しますが、山形で売っているだし入りしょうゆ(めんつゆ)を入れると一発で味がきまって楽です。
山形のだし入りしょうゆでポピュラーなのが「味マルジュウ」。甘めでアルコールが強い感じがします。めんつゆとして使うとちょっと強いので、肉じゃがとかの煮物に使うとちょうどいい感じです。
Amazonなどでも購入できます

日本酒を水がわりにどぽどぽ入れる作り方をしている人もいます。そのつもりで山形の地酒を一升瓶で買うものいいですね。
個人的にオススメの蔵は「出羽桜」(値段が安めなので料理に入れられるし、飲むのにも美味しいのは「一耕」)「大山」(同様におすすめは「十水」)です。

参考通販購入元
丸十大屋 - 味マルジュウ
山形の地酒専門店 木川屋com

芋煮用の鍋

山形だとスーパーやコンビニで芋煮用の鍋を貸し出してくれますが、東京だと当然自前で用意しないといけません。
うちではアルミ鍋36cm(3,000円くらい)で20〜30人用としています。
IHコンロだとアルミ鍋使えないので、注意してくださいね。

お椀

発泡スチロールの使い捨てのお椀が東京だと意外と売っていません。Amazonで購入できますので書きおきます。
木のお椀の方は見た目がステキですが数を揃えるのが難儀です。
プラスチックのお椀は安価ですが、熱くて持っていられません。

参考通販購入元
発泡どんぶり 小(45 x 12.3 x 12.3 cm)

焚き木

室外で芋煮をする際には焚き木が必要ですが、山形のようにスーパーやコンビニで焚き木を売っているわけではありません。
東京ではBBQ場やホームセンター(東京にはホームセンターがあまりないので行くのも一大事ですが)で売っていることがあります。
東京の焚き木は卸問屋が1つしかないとのことで、どこも値段はそんなに変わらないはずです。見つけたら買いましょう。

 ざっくりレシピ

1. 里芋は皮をむく、こんにゃくは手でちぎる、長ネギは斜め切り。
2. 里芋を煮る。割り箸がささるくらいになるまで(里芋は盛大に吹きこぼれるので里芋の泡当番が必要)。
3. 牛肉、こんにゃく、他の材料、調味料を入れて煮る。
4. 火を止めたらネギを入れる。
5. あまった芋煮にカレー粉やうどんを入れて〆る。

これも諸派流派があるので、山形県民にヒアリングしておくことをオススメします。


このように、東京で芋煮をやろうとするといろいろ揃わなくて大変なんですよ。