吉野家、つゆだく。
忙しかった。かなり。
夜、出張というかちょっと用事があって北へ。で、帰り道、道中にある吉野家さんへ。吉野屋さん、結構好きなんです♪ 忙しかった今日一日のご褒美に。
並と玉子で530円ほど。なんか、気のせいかちょっと高くなったようにも思う。
中島みゆきさんが吉野家を好んでいたとか。
昔、アメリカかオーストラリアかで狂牛病が流行り、吉野家のメインメニューが豚丼になったとき、その直前に冷凍の牛丼(なんてあるの?)を買い集めたのだとか。
私が「つゆだく」という言葉を初めて知ったのは今から30年近く前、伊丹に住んでいた頃のこと。家の前に大きな国道があって、週末の晩になると暴走族の音が「うるさい」と言うより「怖く」感じられるような部屋に住んでいた。その部屋から歩いて行けるところに吉野屋さんがあり、夜中にちょくちょく出掛けた。
ある晩、遅い時間に出掛けると、ちょっと厳つい感じの男性客3人がカウンター、私の向かいの席に。その中の「長」的な人が言ったのを聞いたのが、私の初めての「つゆだく」体験だった。そして、両サイドの二人も、「じゃあ、俺もつゆだくで」「俺も。」と。
そしてその後、私の横に、大学生風の優男が二人やって来た。そのうちの一人もまた、「つゆだく」と。そして、もうひとりの優男は、「つゆ少なめで」と。
「へぇ。つゆ、少なめが好きなん?」
「あ、ああ。だって『つゆだく』ってさ、なんか、ネコまんまみたいやん。」
先に店を出たので、彼が今もまだどこかで元気に生きているのかどうか、私はそれを知らない(ちなみに私は「つゆだく」を頼んだことはない。)。
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今日はもうお腹いっぱいなので、もうひとつの柿は明日にします。