「ちから」がほしい。
夜は駿府城公園の野外特設ステージで宮城聡演出「ギルガメシュ叙事詩」。(セーターもダウンも持って行って正解だった。配られたカイロも使い、おかげで安心して楽しむことができた♪)
客席のキャパは500弱くらいだろうか。その中にひとり、小学生らしき男の子の姿を見た。
うちの「息子」はこの春から中学生なんだけど、そして、彼が望むか望まざるかは別にして、私は、彼にこういう舞台を見せてやりたい。
宮城聡、野田秀樹、鈴木忠志、イッセー尾形、白石加代子、竹中直人、柄本明、片桐はいり…。そんな「本物」を彼に見せてやりたい。
今回の舞台は、前にNHKのインタビュー番組「SWITCH」で、演出家・宮城聡氏とチェコ(だっけ?)で活躍しておられる人形作家・沢則行氏が(私に言わせれば)奇跡のような対談をし、それが実を成したものであったと理解している(しかも、フランス、ケ・ブランリー美術館からの委嘱作品であるという。)。やはり、驚くべき才能だし、その成果は期待や想像を遥かに超えるものだし、私は終演後、その喜びを宮城さんに興奮しながら伝えて帰ってきた。
「息子」の話に戻るのだけれど、前に星野道夫氏のオリジナルプリントを買って彼に贈ったのも、家の壁に染織家・望月通陽氏の作品があるのも、イラン、カシュガイ族が織った大きなギャベがあるのも、**明さんの水彩画があるのも、熊本の、お名前は忘れちゃったけれどとある版画家の銅版画作品があるのも、すべて、「本物」に触れさせたいからである。こないだ石川直樹氏のサイン本を贈ったのも同じ理由からだ。(それらが「妻」に処分されていないかどうかは分からないのだけれど…。(汗) asamiruさんの話題にも触れたいんだけれど、それは、いずれ、また。)
イッセー尾形氏とは「妻」・「息子」・私と一緒に写真も撮ったんだよ。「息子」は、彼のことを「変なおじさん」って言ってた。うんうん、それでいいんだよ。でも、そうやって、「あ、おれ、この人知ってるかも…!」ってのを増やしていきたい。なぁんて私は思っているんだけれど、でも、もうそんな機会も無いんだろうなぁ…。(涙)
ところで。
うちの職場、同じ部署に、私より少し若い独身男性がいる。
とにかくめっちゃ元気で、以前は暇さえあれば世界各地を飛び回っていたのらしいが、近年はコロナでそれもできずにいる。
が、それでも気が付いたら沖縄に行ったり、東北、北海道に行っていたりと、私もそれなりに多動かとは思うが、彼はきっと私の3倍は多動なのではないかと思う。
明日の夕方、宮城聡氏のトークがある。以前の私だったら間違いなく聞いてから帰っていたことと思うが、でも、明日はきっと朝のうちに静岡を発つのだろう。
もっと、パワーがほしいずら。