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手紙。

◆くん、こんにちは。2学期が始まりましたね。元気にしていますか?
まだまだ暑いですが、私も元気にしています。
8月の終わりに父(じいじ)の四十九日(しじゅうくにち)があって、父は仏さまになってあの世に旅立って行きました。でもきっと「あの世」とは言っても、私たちの隣にいつもいて、見守ってくれているはずだと思うので、◆くんも時々は思い出してくださいね(お彼岸には母(ばあば)と一緒にお墓参りに行く予定です。)。
母(ばあば)は、11月に絵の個展を開くのだと言って、頑張っています。生前の父(じいじ)との約束だったらしく、「じいじが自分を元気付けるために『やりなさい』って言ってくれているような気がするから、やるわ。」と言っています。これも、そちらに案内が届くかもしれないので、良ければ行ってあげてくださいね。

去年も書いたかも知れないけれど、夏休みに中学校の国語の教科書を読む機会があって、**市は東京書籍だよね? それも読みました。「字のない葉書」とか「走れメロス」とか「卒業ホームラン」とか、いい話だよね。「卒業ホームラン」の最後、「家族みんなで、ホームインしよう。」ってあるけど、◆くんにとっての「家族」は何人なんだろう? 私はそこに含まれているんだろうかと思うと、ちょっとだけ泣きたいような気持ちになってしまいました。そちらに帰ることができず、◆くんに会うことも、声を聞くこともできない自分が悲しくて悔しいです。

中学校も2年生になって、勉強も少し難しくなってきたんじゃないですか? でも、「卒業ホームラン」じゃないけど、頑張ったら◆くんにはきっとできるからね。いつもずっと応援しています。

2学期は「トライやるウィーク」があるのかな? 行き先はもう決まったの?(そこに行けば◆くんに会えるのかなぁ…?)と思ったりもするけど、なかなか平日だから難しいかな? 楽しく充実した1週間になること、祈っています。

長い2学期です。体調にだけは気をつけて毎日を過ごしてね。
元気で!

2023/09/04 こじか 

追伸:お誕生日、何か欲しいもの、ある?

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息子に宛てて書いた手紙をそっくりそのままここに載せるのは息子に対して失礼かとも思って躊躇ったんだけど、考えてみたら、そもそもこの「note」全体が息子(や「妻」)を意識してのものなので、「ま、いっか」と思って上げちゃいました。不快な思いをなさった方、お許しください。(月曜日上げようとしたんだけど、せめて息子の手元に届いてからと思い、今日(木)のアップにしました。)

昨日も、今日も、仕事でちょっとつらいことがありました。でも、誰とも話をすることができない。こういうのをホントは「家」に帰って「妻」と静かに話せればなぁと思うのですが…(「遠い」し、ちょっと「無理」だな。とても想像が出来ない…。σ(^◇^;))。