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改めて、「ビール(キリン)びん」の話。

日曜日。9時半くらいまでベッドから起き出せず。
しかも、6時過ぎには、今日が本当に日曜日なのか不安になって、確認しちゃった。σ(^◇^;)

右膝は相変わらず痛いんだけれど、昨日よりは随分とマシになった感じ。
理由は何となく分かった。
私が「しぇー」みたいなポーズで寝てたからじゃなかろうか? 違うかなぁ…?

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昨日書きかけた心療内科の話。
ちょっとだけややこしいんだけれど…。(苦笑)

「M本クリニック」と言う。
M本先生が院長先生。もう70歳代半ばから後半くらいかなぁ? やや耳が遠いって話を前に書いた。平日は彼が診察をしておられる。私は二度ほど診ていただいた。笑顔が素敵で、「超越」してらして、大尊敬する先生である。

そして、私がいつも診ていただくのは、土曜日の午前だけ担当されているH本先生。院長先生よりは若く、私より少し上か、あるいはアラ還くらいかなぁ? これまた笑顔が絶対的に魅力的なドクターである。(私にH本先生を勧めてくれたのは「もじゃ」。)

本当は毎月行ければいいんだけれど、なかなか忙しいので、基本、ふた月に一度のペースで通っている。前回は3月。院長先生に診ていただいた。(その話は前に書いた。)
で、次は5月でも良かったのだが、久しぶりにいつものH本先生にお会いしたい気もして、少し早めの予約をした。H本先生に診ていただくのは1月15日以来だ。

先日の「妻」との電話の話をし、私は今は失意の底にあるのだということ。けれど、その1時間弱の電話は、(内容を除いては)必ずしも悪い会話では無かったように思うということ。でも、日々「死」を考えてしまい、結構ギリギリの状態で日々を生きているということ。そんな話をした。

「私が贈った卒業祝い(腕時計)とか、**くん、喜んでくれてる?」
「ああ、うーん…。σ(^◇^;)」
「ん?」
「あの子、クールだから、本当にあなた(=こじか)に申し訳ないんだけどさ、『へぇー』って感じなのよ。」
「去年の夏も、『父さんのところに行く?』って聞いたんだけど、『うーん。別に…』って。(^_^;」

そんな話をH本先生にすると、
「いいですねぇ。すごくいいです!」
と。
「…いいんですか?」
「いいですよ。だって、彼はお父さんとお母さんの間で板挟みなんだから、彼が何を考えてるかなんて私たち大人には分からないし、たぶん彼自身にも分かってないんじゃないのかなぁ。」
「息子はね、妻曰くおそらく何らかの特性があって、妻に対しても、『お母さんがお母さんじゃなくても良かった』とか言うらしいんですよ。」
「あ、いや、それは分かりませんが。(笑)」
って、そんな会話。

そう、彼は「分からない」ことは「分からない」と言う。それも私が彼の好きなところ。
「こないだ友だち(=山ちゃん)から、『こじかくんのは、失恋して、まるでそれが宇宙の終わりのように感じてる状態なんじゃないのかなぁ』って言われたんですけど、」
「いやいや、それは分からないですけど、(笑)」
「私はね、何となくそうじゃなくって、例えば阪神淡路大震災とか東日本大震災とか、熊本地震とか、熊本の球磨川とか広島とか熱海とかの大水害とか、そんな災害や事故で突然家族を失い、急に二度と会えなくなる。でも、私の場合は本当は近くに住んでいて会おうと思えば会えるはずなのに、それでも会えない。そんな感じじゃないかなぁと思うんですよ。」
「うーん、その辺りはよく分かりませんが…。(笑)」

H本先生は、私(=こじか)は、息子のために「存在していることに意味がある」のだと言う。
「こどもは、いつ、何を考えて、どんな行動をするか分からないから、会いたいと思ったときに会えて、話をしたいと思ったときに話ができて、何なら、文句を言いたいと思ったときに言えるように、存在してることに意味があると思うなぁ。」
「うーん。それは私も同意です。理解はできる。そうしたいし、そうありたいとも思う。でも、何時までもそれができるかどうかは分からない。そんな現状かなぁ…。」
「よく分かります。」
そんな会話。

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で、「ビール(キリン)びん」の話なんだけどーー。

これは、二人で前回のM本院長先生が書かれたカルテを見て感動した話。
H本先生がしみじみ。
「いやぁ、やっぱりM本先生はすごいよなぁ…。こうして働いてるとM本先生のカルテを見る機会が良くあるわけですけど、前回のところに、『ビール(キリン)びん』って書いてあるんですよ。いや、もちろんそれだけじゃないんだけど、それにしても、これで『絵』が目に浮かぶもんなぁ…。『ビール』だけじゃダメなんですよ。そこに『(キリン)びん』って書いてあるところがやっぱりM本先生のすごいところだなぁ…。」
「いや、私も院長先生は大好きで、ちょっとお耳が遠いかなと思ったり、通じてるのかなと思う瞬間もあるんですけど、」
「伝わってますよ。だって、『ビール(キリン)びん』って書いてありますから!」
「そうですね。それに、私、もう伝わってなくても大丈夫だと思っちゃうんです。」
「いえ、伝わってますから。大丈夫ですよ。だって、『ビール(キリン)びん』ですからね。(笑)」
「そうですね。前は演劇の話をしてて、『イッセー尾形』とかカルテに書かれました。勢いで『アングラ』とも書かれそうでしたけど。(笑)」
「あ、ここですよね。大丈夫です。ちゃんと伝わってます。(笑)」

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昨日の診察後。膝はまだ少し痛かったけれど、変な動き(?)さえしなければ大丈夫だったので、病院の周りをちょっと散歩。

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後ろをゆっくり歩いていたお婆ちゃんに、何度も不審そうに見られた。
「こんにちは。螺旋階段、好きなんですよ。」
「あたしは、降りるのが怖くなっちゃうわ。」
「ああ。どこまで降りたか分からなくなっちゃいますもんね。」

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どこ…? 夜桜さんってお名前のお家…?? あっ、あるいは逆に、夜桜さん用の入口ってこと…???

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泉。

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ツバメ用かなぁ…?

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この後、**市に向かったのでした。(オシマイ)