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川っぺりムコリッタ。

で、「川っぺりムコリッタ」なのです。
ぼちぼち、よろしゅございました♪

『かもめ食堂』の荻上直子監督。主演は松山ケンイチ。まぁ、面白くない訳はなかろて。

予告でもチラシでも、

ご飯ってね、
ひとりで食べるより
誰かと食べた方が美味しいのよ。

って言葉ばかりが全面的にフィーチャー(?)されてるけど、それだけの映画じゃないよね。
松山ケンイチ(山田)が働くこととなる「いかの塩辛」工場の社長(緒形直人)が山田(松山)にこんなことを言う(かなりうろ覚え…。σ(^◇^;))。

社長「とりあえず目の前の今日1日を生きるんだよ。そして、次は明日。そしたら、5年、10年があっという間に過ぎてるから。」
山田「…そのことに何か意味があるんですか?」
社長「あるさ。でも、それは、その10年を過ごした者にしか分からない。」

ずるいなぁ。ずるいよぉ…。

 ***

ムコリッタは1日の「1/30」なのだか。
映画の中では「セツナ、タセツナ、ローバク、ムコリッタ」と言っただろうか。調べると、120セツナ(刹那)が1タセツナ、60タセツナが1ローバク、30ローバクが1ムコリッタ(牟呼栗多)、なのだそうな。
映画の中では何て言ってただろう。

「ムコリッタは、こんな夕方の空がね、移ろい変化していくような時間のことを言うのよ。」

みたいなことを言っていたような。違ったかな?


やっぱり息子と見たいのは「サバカン」だな。
「ムコリッタ」は、できることならば「妻」と見て、その後、飲み屋で感想でも語りあいたいな。


どちらも、なかなか叶いにくいことだけど、もっと大きな時間軸で考えられれば。
叶わなければ叶わないで、それはそれで仕方がな(くて、それはそれでい)いのかも。