IF 第1節 「蜂懐っこい人間」

僕は人間が嫌いだ。

人間だから、人間が嫌いだ。

人間以外となら、仲良くやっていける。
確信はないけど、そんな気がする。


僕は小さい頃からずっと山奥で暮らしている。
食料とかはそこら辺にあるもので何とかなってるから、街に降りる時は重度の風邪を引いた時くらい。
まぁ風邪なんて引いたことがないから、街に降りたことはないんだけどね。


僕の両親は小さい時に死別した。
あまり覚えていない。

じゃあこんな僕を育ててくれたのは、いったい誰なんだろう?
言っても誰も信じてくれないんだよなぁ〜。



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