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モンテンルパ 日本人墓地

#フィリピン #マニラ郊外 #モンテンルパ #ニュービリビッド #日本人墓地 #山下将軍の墓 #ジプニー #トライシクル #フィリピン国鉄 #PNR #私の旅行記

ここの所、これまで余り行ったことがなかったアジアの国々を攻めていますが、もともと歴史に興味があったり、祖父が戦没していたりすることもあり、戦跡的なところをよく訪れます。
今回のフィリピンの旅の最終日は、マニラ郊外のモンテンルパにある日本人墓地に行くことにしました。

モンテンルパの日本人墓地は、ニュービリビッド刑務所の一角にあります。
現在はフィリピンの犯罪者が収容されているニュービリビッド刑務所は太平洋戦争中は捕虜収容所として使用され、戦後の一時期は日本人戦犯の収容所となっていました。
軍事裁判の結果処刑された17名が葬られています。

まずは、マカティ地区からGrabでPasay Road駅まで。

車から降りると駅の入り口はボロボロで、周囲に人もおらず最初廃駅かと思いました
それでも中に入ると人がいてAlabangまで15ペソのチケットを買います。
表示が英語なのは本当にこの国の有難いところ

電車は当然定刻になっても来ません。
もともと時間通り来るとは思っていないので腹も立たず、スケジュールも余裕をみているので焦りもしません。

線路にいる猫たちを眺めながら気長に待ちます

1時間位待ったら電車が来て乗れたので御の字です。
乗り込んでみると、客車は昔の国鉄の車両。

日本で使われていたときの表示はそのまま
冷房が効いているのは快適なのですが、脱線するんじゃないかと思うほど揺れます。

途中の駅で、人力のターンテーブルに乗って車線変更(?)等をしたりして、45分ほどでAlabang到着。

Alabang駅、結構人が降ります
適当に人の流れについていきジプニー乗り場へ

ジプニー乗り場で行き先を聞きつつも、確証を持てないまま取り敢えず乗車、13ペソです。
結果的にはOKで、刑務所の入り口が終点でした。

昔のデコトラ(!)みたいな感じのジプニー、見ようによっては格好良い
初めて乗るジプニーの車内、運賃は運転席に近い人に手渡しリレーで払います
ニュービリビッド刑務所入り口(多分)
入り口からテクテク歩き出し、途中で見つけた看板の所を入ってみると
日本軍の高射砲(?)がありました
日本人が訪れている様子は余りありませんでした
刑務所の建物、ゲートがありそれ以上は入れません
現役で使っている刑務所なので、当たり前といえば当たり前です

ここを通り抜けられれば近いのですが、仕方ないので迂回して日本人墓地に向かいます。
歩くには遠そうなので、こちらも初めてのトライシクルに乗ってみます。
60ペソ。

トライシクル、取り敢えず何でも乗ってみよう!
日本人墓地の手前にあったゲート

墓地の入り口にあったゲートで「日本人墓地に行きたいんだけど」というと、登録をさせられました。
「誰の墓に詣でるんだ?」と聞かれて、「特段誰でもないんだけど手を合わせたいんです。」的なことを言ってみましたが上手く通じず「誰だ?General Yamashitaか?」と言われたのでそういうことにしておきました。
そこから少し歩いて日本人墓地にたどり着いてみると鍵が掛かっていて開いておらず。

塀の隙間から撮った墓地の様子

事前のグーグル・マップの情報でも臨時閉鎖となっていたので落胆はせず、ここまで来れただけでよしとして、塀の外から手を合わせます。
一応先程登録したゲートにいた人に買収を試みますが「鍵持ってないんだよ」と言われ失敗。
諦めて帰路につきます。
再度トライシクルに乗って「最寄りのジプニー乗り場まで」とお願いします。40ペソ。
降りたところと違う乗り場からジプニーでAlabang駅まで。25ペソ。
ぼられている感じはしませんが、ホント、値段がよく分かりません。
Alabangでは止まっていた電車にすぐ乗れ、ラッキーでした。

行きとは全然違う車両で、どこの国のかわからないけどヨーロッパ風
(後で調べたらインドネシア産でした)
行きより新しく、全然揺れません

San Andreas駅で下車し、リサール公園周辺の観光に向かい、戦跡巡りは終了です。

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