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【ほぼ無料】準ハイランダーについて

お久しぶりです、もっこすです。

(過去の栄光を擦り続けている男)
シティリーグで入賞してからというもの、様々な方から褒めていただけたりyoutubeの方にも取り上げていただけたり、参考にしたデッキでジムバ、トレリで結果残しました報告など色々な良いことがあってホクホクしております。
また、拙作「君にこのデッキをシティに持ち込む勇気はあるか」にはたくさんのスキや、参考にしました!というリプライを頂きました、この場を借りてお礼申し上げます、ありがとうございます。

さて、ここまで名が知れてしまったからにはもっと準ハイランダーを普及させたいと欲が出てしまうものです。今回のnoteでは前回触れていなかった各カードの採用理由、評価、各カードの採用基準、採用できるカードについて細かく解説したいと思います、暇つぶしでも良いので読んでってください。
なお、最後のレシピは買うと貧乏大学生の食費になりますのでどうかよろしくお願いします。


構築理念

私が語る前にこちらの記事を読んでいただけると理解度が上がります
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/30950.html
ハイランダー構築におけるメリットはいくつかありますが、ことポケカにおいては以下のようなものが挙げられます。
・何が入っているかわからない初見殺し性能
・ポケモンの弱点のタイプを分散させることで、特定のタイプに弱いというポケカの基本ルールを回避できる
・様々なカードを採用することによる詰み展開の回避
・手札とアイデアで並のデッキにはできない無理矢理な展開をゴリ押せる
これらの強みを活かすことで一つのデッキとしてまとめることができると考えています、逆にこれができていない構成だとそれが仇になります。
また、サイド落ちなどどうしようもない弱点を許容する必要があります。


評価基準について

各カードの解説に入る前に評価の基準について書きます。
主に5段階評価で評価します。
また、採用の好みが分かれるカードも解説するのでデッキレシピには採用してないカードについても書いていきます。

★★★★★ とりあえずこいつがあればデッキが回る、主力級カード
★★★★  対面、展開によっては必須となるカード  
★★★   製作者の好みによって採用が分かれるカード
★★    環境次第では活躍できるカード
★     採用できなくはないが構築の歪みを受け入れなければならないカード


ポケモン編

以前も触れましたが進化するポケモンの場合、進化してすぐにアド、もしくはアドを作れるポケモンがこのデッキにおいて高い評価を得ます。ex、V、非エクの順で解説します。

ex

このデッキの主軸となり得るポケモン、
2進化のポケモンは高耐久、高火力だがデヴォに弱いのが欠点

リザードンex ★★★★★
序、中、終盤、いつでも使える万能アタッカー
言わずと知れたパワーカード。進化するだけで殴る準備が整う上、後半には280ラインを楽々吹き飛ばす火力を放てる。エネ加速だけに絞ってもかなり多芸であり、ミュウexに加速して奇襲を仕掛ける、ゲッコウガexに加速してベンチ狙撃を仕掛ける、アルセウスVstarで更なるエネ加速を狙うなど、アイデア次第で無限に攻め方を生み出せる。
総じて単体性能が高く汎用性もあるカードであり、このカードのためにデッキのエネ4枠を割いても惜しくないカード、1試合に1回は立てたい。

ゲッコウガex ★★★★
展開サポート、狙撃、逃げ1、とにかく小回りが効く忍者
このデッキの初期メンバーであり、しばしば環境にも顔を出していたカード。
上ワザも下ワザも必要な色が水1つなのがとても優秀で、手張り一回でとりあえずワザが打てるのがありがたい。
上ワザのしのびのやいば は殴りつつ次のターン以降の展開に大きく寄与し、2進化ex特有の高い耐久で居座りながら安定して後ろを育てることができる。アンフェアやナンジャモを持ってくることで倒された時の反撃も可能、手札干渉に弱い点は要注意。
下ワザもダブルターボがあれば打ちやすいが、このポケモンが見えた時点でマナフィを置かれがちなので腐りがち、あくまでおまけ程度に考えておくと良い。
このデッキにおいてはタイプが優秀であり、ミライドンやカビゴンLoに対して強く出られる。
総じてこのデッキにおけるタイプ補完、器用さを補えるカードであり、立てられると回りやすさが変わってくるカード。しかしサーナイトなどには弱点を突かれることやタケルライコなどの弱点をつけないタネex主体のデッキには分が悪いことには注意。

ドラパルトex ★★★
短いテキストの暴力、攻めるという点で他の追随を許さない600族
登場以来、HP60以下のポケモンを虐め続けていることでお馴染み。
ダメージを効率よく稼ぐことに秀でたポケモンであり、先2で立った時の制圧力は尋常ではない、もちろんこのデッキでも手札次第で可能。
しかし先に挙げたex2匹と異なり、自力でエネを持ってくる手段を持たず、手張り一回ではジェットヘッドしか打てないという欠点を抱えている。
よってこのデッキにおける使い方とは、ドロンチを採用してアタッカーに化けられるシステムポケモンにするという役割が大きい。似た使い方ができるキルリアなどと違い見たカードをボトムに戻すことができるので、ピン採用のカードが多いこのデッキではトラッシュに送らないことがメリットになる。
ハンドの状況次第ではあえて進化せず、ていさつしれい を連打することも視野に入れて運用するとうまく扱える。また、このデッキにおけるデヴォリューションの数少ない対抗策にもなりうる。
もちろん飴で立てて殴るのも非常に強力なので山札とハンドを見ながら決めていこう。
総じてこのデッキにおける展開サポートとアタッカーの両方を担える稀有なポケモンであるが考えなしには運用できない、気難しいポケモンである。


ワナイダーex ★★
対リザードンexにうってつけ、とりあえず進化だけでも役割を果たす必殺仕事人
このカードは主にリザードンに対して使うカード。
特性が非常に優秀でバトル場ベンチ問わず、進化するだけである程度の拘束力を発揮する、殴る予定がなくてもとりあえず進化しておけば仕事してくれる。エネの縛りも比較的緩く、適当なエネ1枚手張りしておくかリザ、メロコで加速すれば比較的早く殴り出せる。
しかし進化前のタマンチュラがHP60以下しか存在せず、不要な対面でスタートしてしまうと逃げエネ2が足を引っ張る。
また、リザ以外にこれといって刺さる相手がいないのでどうしても優先度は下がってしまう。
総じてある程度満遍なく仕事をし、リザードンに対しては必殺の一撃を放てるがそれ以外は器用貧乏になりやすいポケモンであると言える。


ガブリアスex ★
軽いエネ要求でベンチ狙撃、エネ加速をこなす逃げエネ0の伊達男
主に序盤、中盤に活躍しやすいポケモン。
エネ3枚加速は非常に魅力的であり、加速先はゲッコウガex、ミュウex辺りが最有力候補だろうか。
下技も強力であり無色2エネでそれなりに威力のある狙撃が行えるのは十分採用理由になり得る、出しやすさについてもフカマルからカイ1枚で進化できるのは無視できないメリット。
しかし、上技を活かそうとすると最低でも闘エネルギーを4枚採用しなければならず、その上トラッシュに送る必要があるので安定して加速を行うことができない。さらに闘エネルギーを加速する先にも問題があり、先にあげたゲッコウガex、ミュウexは闘エネルギー要求というわけでもないので、別にガブリアスで加速する必要がないというのが致命的。リザードンexで加速するのでも良いのである。かといって闘エネが欲しいアタッカーを採用すると逆にガブリアスが立たない展開になった場合に苦しむことになる。
総じて、強みは十分にあり進化のしやすさも高水準だが周りに恵まれないポケモンであると言える。闘エネ要求の扱いやすいポケモンが登場すれば採用の余地があるかもしれない。

ピジョットex ★★★★★
腐る場面が珍しい、まさに万能サポーター
リザードンに並ぶ、1試合に1回は立てたいポケモン筆頭。
このデッキの強みの1つである「さまざまなカードをピン採用し、どんな場面でも対応できる」という特徴を最大限に引き出せる。
できることを挙げ始めればキリが無く、攻めにも守りにも使える万能性は語るまでもない。
難点なのがポッポのHPが50と低い点、進化にまごついていると簡単に取られてしまうのでもし立てることが厳しそうであれば無理に出す必要はない、最悪アルセウスでも間に合わせることができる。
総じて、器用万能であるポケモンであり、立つと立たないでは展開が大きく変わってくる。優先度は非常に高い。


ガオガエンex ★★★★
中打点でタネexを葬り去るヒールレスラー
最近になって採用した1枚。
このデッキの弱点の一つである「中型ポケモンによる青天井連打」をある程度緩和してくれる、直近で言えばライコポンがまさにそれである。
このデッキは出せる最高打点が低くなりがちであり、特に序盤は何を立てても200以上の打点が出せない、対して向こうは序盤から青天井で2進化exをポンポン取ってくるので非常に分が悪い。オーガポンだけに。
しかしこのポケモンは安定して240+やけどを出すことができるので序盤でも打点を生成できる。特性のハッスルプレーは相手のベンチ依存ではあるものの昨今の環境ではベンチを絞るデッキの方が稀有なのでほぼ気にしなくて良いのも大きなメリット、要求も炎エネなのでリザードンと共有可能なのも構築に無理を生じにくい。欠点といえばニャビーが逃げエネ2であることぐらいであり、もしスタートしてしまったら序盤はガオガエンで殴るしか無くなる程度のものである。
総じて、このポケモンは準ハイランダーデの打点不足を補ってくれるポケモンであり、採用の価値があると言える。


オンバーンex ★★★
相手によってはこれで詰む、妨害特化の御曹司
妨害に特化した2種類のワザと逃げエネ0を持つポケモン。
上技のおんみつひこう はハードルの低い要求エネでタネからの攻撃をシャットアウトできる。刺さるデッキには非常に刺さる効果であり、一部のデッキでは完全に打点を失ってしまう。
下技は要求エネこそ重いものの手張り2回で達成でき、打つこと自体はできるだろう。
しかし、全体的に打点の低さが目立ち、火力の出るポケモンで固めている私の構築とはイマイチ噛み合いが悪い。2エネ手張りできるならばドラパルトで相手の場を荒らした方が強いというのが現状の見解である。
もしこのカードを採用するのであればミミッキュやテツノイバラexも採用し、妨害系でまとめたハイランダー構成にするべきであろうか。
総じて、採用できなくはないカードではあるが構築バランスの見直しを要求するカードであり、考えなしに採用するとあまり役に立てなかったりする。


ミュウex ★★★★
使い方は無限、アイデアが試される
特性、ワザ、逃げエネ、どれを見ても優秀であり、場にあると嬉しいカードの代表格である。
多種多様なワザを打ち分けるこのデッキだが、このポケモンが居ると相手のワザをコピーすることも考慮に入れなければならなくなり、頭がパンク寸前になること請け合いである。
主な活用法としては逃げ0なのを活かして倒された時にとりあえず前に出しておくカードにする、特性で簡易的なビーダルとして扱う、ゲノムハックでワザをコピーするなどである、特に最後の使い方はネジキでエネのついたポケモンとミュウexを入れ替えることで奇襲を仕掛けることができる。
また、カビゴンLOに対して強く出ることができ、このポケモンとゲッコウガexでほぼ全てのポケモンを完封できる。イーユイexのワザをコピーすることで相手に逆にLOを仕掛けるヤバイ展開に持ち込むこともできる、やったことないけど。
総じて、このデッキのできることを増やすことができるカードであり、採用することでこのデッキの価値を高めることができる。


ガチグマex ★★★
高耐久高火力、場面を選ぶフィニッシャー
申し分ない火力と耐久を両立するポケモンであり、不意打ちで出てきて暴れることができる。
終盤であればエネをほぼ張る必要がなく事前の準備もほぼ必要ないのも強みであるが、裏を返せば序盤は役に立てないポケモンである。逃げエネが3と重いのも問題であり、もしスタートしてしまうと退かすのに苦労する。
そしてそもそも終盤であるならばガチグマを出さずとも2進化exで勝ち切れてしまうのも問題である。もちろん2進化を出せない展開になった時は重宝するが、その場合はガチグマを出しても負けている。
総じて、スペックこそ強力だが逃げエネと活躍の場が限られているのが足を引っ張るポケモンであり、採用には慎重にならなければならない。


イキリンコex ★★★
リスクとリターンを背負うポケモン
採用に勇気のいるカード。
序盤にポケモンを並べたいこのデッキにおいて、ボールから持って来れる手札補充手段はとても魅力的。ワザもそこそこ優秀であり貴重なエネ加速手段となり得る。
しかしこのデッキにおいて手札のカードをトラッシュするという行為は自滅行為になりうる可能性がある。特にボール等で山札を確認できない状況で使わざるを得なくなった場合、使った時点で詰みになることもありうる。
総じて考えなしに採用してしまうと痛い目を見るポケモンであり、もし使うならばすごいつりざお等でのアフターケアが必要になるポケモンである。


テツノイバラex ★★★
ワザに癖があるがそれでも特性ロックは強力
採用してる方がちらほら見受けられるカード。
さまざまな攻め方ができるデッキなのが売りなのでこのカードを採用することで、できることを増やすというのは理にかなっている。
要求エネも比較的軽めであり、雷とタブルターボで最速2ターン目からロックしつつ殴れるのは魅力的。
しかしワザのエネ移動が強制であることが扱いにくさに加担している。逃げエネが重いのも無視できず、ルール持ちの特性に頼りがちなこのデッキにおいてはスタートしてしまうと後続の育成に難が生まれてしまうこともある。
総じて、スタートしてしまうと決定的にマズイ展開になることは避けられないが、特性ロックという強い展開に持ち込めるのは唯一無二であり、採用を検討する価値は十二分にあるポケモンと言える。


オーガポン 礎の面ex ★★
詰ませつつ殴れる、便利なタネex
テツノイバラと似たようなエネ配分ではあるがこちらはエネ移動が無く、逃げエネが軽いのが魅力。
テツノイバラが停滞させるカードならばこっちは相手に回り道を強いるカードである。相手のカードを消費させることに重きを置いており、終盤の後1手を届かなくする働きがある。
このカードもできないことをできるようにする系統の一枚であるが、できたから何だ?となることもあるという点には気をつけなければならない。
総じて扱いやすいがパワー自体は低く、このカード1枚でどうにか打開できると言われると微妙なカードである。とはいえ場合によっては詰みの展開を作れるのはかなり強烈であり、採用の余地はあると考える。


V

進化のために飴が不要でなかなかの火力は出せるが、2進化exと比べると耐久面で劣りがち。とはいえデヴォに強いのはかなりの長所、使い分けていこう。

アルセウスVstar ★★★★★
置くだけでもよし、殴ってよしの万能神
第2のピジョットのようなポジション、毎ターンサーチできない代わりにアタッカーになれる。
数少ない進化するだけで殴る準備ができるカードではあるが、事前にエネを手張りする必要があることには注意、いっそスターバース要員として割り切ってしまうのもあり。
主に森の封印石を使っていない場合に積極的に立てたいカードにはなるが、数少ないデヴォに対して強いカードなのでもし打って来そうな対面であればVstarパワーを使った後でも立てておくと良い。
使い方としては序盤の安定を支えるほか、Vstarパワーを温存しておけば終盤にナンジャモやアンフェアスタンプへの回答になる。
アタッカーとして使った場合、使い終わったネオラントやロトムにエネ加速して、ネジキで入れ替える芸当が可能。ただ読まれやすいので入れ替え先をネジキの直前で落とす方が良いかもしれない。
総じて、このデッキの展開を強力にサポートするポケモンであり、必要に応じて殴ることもできる優秀なポケモン。エネの要求も無色3と扱いやすいのでエネ問題が起きにくいのも高く評価できる。


パルキアVstar ★
立てやすく高火力、コスパ最強の空間の神
アルセウスと入れ替えで採用できるポケモン。
ペンチが並びやすい最近の環境ではなかなかの打点を出せる。リザードンと同様、自分以外にもエネをつけられるのはかなり強力、しかしあくまでトラッシュからなのでそれなりの下準備を必要とする。
また、水エネルギーをそれなりの枚数採用する必要があるのでどうしてもデッキの枠を圧迫する、もし採用するのであれば何かしらの水エネで殴れるポケモンを増やしたい。
総じて、Vstarパワーとワザはかなり良いが構築をかなり寄せないといけないカード。ポテンシャルはあるので一考の余地がある。


ギラティナVstar ★
破壊力抜群、やぶれた世界の主人
進化前のアビスシークが有用でかつアタッカーにもなれるポケモン。
280点はやはり魅力であり、無条件で打てる火力の中では最高峰である。
しかし逃げの重さと連発のしにくさ、加速がほぼアルセウス頼りなのがネック。
また、草エネの採用も必要なので活かそうとすると構築に歪みが生じてしまうのも問題。
総じて、火力を追い求めるならば採用の余地があるが事故のリスクがつきまとうことも考慮に入れなければならない。


クチートVstar ★★
無色2エネで中火力、いいスパイスになるポケモン
かなり地味なポケモンであり、シールド戦以降見たことがないという方も多そうなカード。
最悪ダブルターボ1枚で殴ることができ、ワザも条件付きではあるが180と2パン前提ならば悪くない打点が出る。Vstarパワーもそこそこ有用で、クチートVが出た時点で相手は警戒せざるを得なくなるのがなかなか厄介。
しかしながらアルセウスのスターバースでボス+何かを持ってくれば似たようなことができると言われると厳しくなってくる、そうだよね…
単体で打点を出せるのは1回のみであり、2発3発とは打ちにくいのも欠点。
総じて、考えなしでは使いにくいカード。耐久もお世辞にも高くはなく扱いづらさが目立つが、エネの色問題が起きにくくサポート権を使わずに呼び出せるのは他にはないメリット。独自性を追求するならば使ってみても良いかもしれない。


ネオラントV ★★★★★
ボールをサポに化けさせる、いうまでもない強カード
序、中、終盤、いつ使っても強いカード。
ペパーを持ってきて動きを安定化させたりボスで詰めの一手を決めるなど使い方はサポの数だけ生まれる。
このデッキ独自の動きとして、アルセウスで加速してネジキで入れ替えるコンボが存在する、実戦では超と炎を加速してドラメシアと入れ替えることで相手を震え上がらせたことがある。
また、カイで特に欲しい水ポケモンがいない時にとりあえずで持ってくると次のターンで動きやすくなる、あまり強い使い方ではないが…
水エネルギーがあるので入れ替えずにワザで山に戻ることも一応できる。あまり実用的ではないがカビゴンLOのおはやし笛で呼び出された時には使える。
総じて、安定性と攻撃性をアシストするポケモンであり、採用しない理由はないだろう。


ライコウV ★★★
軽い逃げエネとコスパの良いワザを持つ、便利なカード
よくテツノイバラと入れ替えられているカード。
ワザの要求エネが軽く、メロコと手張りから奇襲を仕掛けることもできる。
似たようなエンテイVと比較するとこちらは逃げるの軽さで勝る、逆に向こうはHPの多さで勝る。
ルギアに対して有用であり相手がもたもたしているようならライコウで仕留められる。うっかりかぜよみ をしてくるようなら容赦無く刈り取ろう。
特性のしゅんそくもなかなか有用、1枚ドローといえどバカにはできない。
総じて、派手な活躍が期待できるというわけではないが確実に仕事をしてくれるカード、事故が心配なら採用してみるといい仕事をする。


ロトムV ★★★★
仕事は3枚ドロー、それだけ
このデッキでは珍しく特性の有用性だけで採用されているカード、強みについては語り尽くされているので特に語ることもない。
最初のネストボールで出したいポケモンだが手札次第ではアルセウスが優先されることも。
システムポケモンにしては高めのHPを持つのは地味な利点、ネオラントと同様アルセウスでエネをつけて他のポケモンに化けられる。
これぐらいで特に語ることはないかな…


非エク、かがやく枠

exの進化前まで書くと途方もない文量になるので単体で活かしやすいカードのみ抜粋

ビーダル(はたらくまえば) ★
毎ターン手札補充ができる働き者
他のデッキでは言わずと知れた強カードだがこのデッキになると話が変わってくる。
というのもこのデッキではサイド落ちやタネを狩られるなどでどうしても進化できないポケモンが出てくるデッキであり、捨てる手段はハイパーボールや大地の器程度しかなく、手札に溜まりやすいのである。
そうなってくると毎ターン1、2枚程度しか引けないのでドロー性能がガタ落ちする。有用性もガタ落ち。あーもうめちゃくちゃだよ。
とは言えナンジャモツツジのかえしに使えるのは強みではある。めちゃくちゃ手札干渉が流行ったらワンチャンあるかもしれない。


ミミッキュ(しんぴのまもり) ★★★
やっぱりこの系統の特性は強い
結構ありなカード。
ドラパルトと超エネを共有できるので無理なく採用できる、それを抜きにしても時間稼ぎ性能はピカイチ。
このデッキだからこそできる動きこそないものの、逆に動きも阻害しない。
あってもなくても正直あんまり変わらない気はするので採用するかは構築者次第。

マナフィ、ジラーチ ★★★
やっぱり欲しくなってくるカード
本当は採用したいがこのデッキは多くのシステムポケモンを擁するデッキなのでベンチが異常に圧迫されてしまい、そもそもの展開ができなくなることがある。
さらにこのデッキはテラスタルポケモンが多く、進化してしまえばあまり関係なくなるというのも評価を落とす要因になっている。
とはいえないと逆にそれを逆手に取られてベンチ壊滅なんてこともザラにあるので悩ましいカードである。

かがやくゲッコウガ ★★★★★
安定力を高める、2枚目のゲッコウガ
主にかくしふだがメイン、技も一応打てなくはないがそれならばexの方で間に合うことがほとんど。
エネルギーの関係上、対面で不要な色が出ることは避けられないのでそれをドローに変換できるのは優秀。カイのおまけで持ってこれるのもグッド。
かがやくリザードンも優秀なので安定感を取るか攻撃性を取るかは構築者次第。

グッズ編

ここまでですでに9000字を突破しようとしています、読んでるあなたはなかなかの強者です。ここでは枚数の説明も書くので頑張ってついてきてください。

ハイパー4、ネスト4、ポフィン2 ★★★★★
これがないと回りません。当たり前ですが。
序盤以外にポフィンはあまり活躍しないカードなので2枚採用にしています、基本的にペパーやカイから持ってくる想定で動くといい感じになります。
余談ですがもしここもハイランダーにした場合はモンスターボール、キャプチャーアロマ、スーパーボール、ラブラブボール、フェザーボール、ルアーモジュールを採用すればハイランダーにできます。正直やめたほうがいいですけど。

ふしぎなアメ 4 ★★★★★
ないと回らないカード2号です。
ここはどう足掻いてもハイランダーにできません、せいぜいエヴォ採用ぐらいでしょうか。
初手で引けると嬉しいので問答無用で4枚です。

ヒスイのヘビーボール 1 ★★★
実はなくてもいいです、これ
というのもサイドに落ちたポケモン全てを回収できるわけではないので上が落ちているとどうしようもなくなります。そもそもサイドに落ちていないこともあるのでそうなると一枚無駄にしてしまいます。それなら他の立てられるポケモン探しにいこうというのが私の考えです。リスクを負ってリターンを得ることも必要です、割り切っていきましょう。

大地の器 1 ★★★★
ほぼ必須と言っていい1枚。
単にペパーカイからエネにアクセスできるというメリットはありますが、例えば
大地の器→炎+任意のエネ→かがやくゲッコウガで炎エネをドローに変換→メロコで加速→任意のエネ手張り
のように無理やり2エネ加速するなどかなりの選択肢を生むことができるカードです。
ただ2枚使いたいかと聞かれるとそんなことはないので1枚採用です。

すごいつりざお1、ともだちてちょう1 ★★★★
どうやっても外すことはできませんでした
どちらもこのデッキに1枚しかないカードを再利用するカードであり、ある程度無茶な展開をフォローしてくれます。特にサポートはこのカードがあるので実質的に2枚としてカウントできます。ちょっと無理のある理論ですが。

ポケモン入れ替え 1 ★★★
なくてもいいです
基本的に逃げやすいポケモンを採用しているのでエネを切れば済むことが多いです。ですがあまりにも逃げる回数が多かったりエネのサイド落ち等で切ることが難しいこともあるので事故回避のために採用しておくと役立ちます。

ロストスィーパー 1 ★★★
案外採用優先度は低いカード。
というのも最近はジャミングタワーで事足りることが多い。
こちらにも強みはあるので環境によって採用を変える枠になります、私は最初採用してましたが結局抜きました。

カウンターキャッチャー 1 ★★★★
強いグッズ
これがあるとナンジャモカウキャのように強い動きの最大値が伸びます、ペパー等で持ってきやすいのもメリット。

道具編

ペパーで持ってくるおまけに持ってきます

森の封印石 1 ★★★★★
ペパーの強さの半分ぐらいを担っている気がするカード。
万能サーチが弱いわけないので採用ですが、アルセウスを使う展開の場合はなくてもよい。その場合はなんか適当に持ってきましょう。

緊急ボード 1 ★★★
あると便利枠。
逃げエネが軽いポケモンを優先して採用していますがこれがあるとある程度の無理を許容してくれます、ペパーでとりあえず持ってくるカードとしては優秀なので採用、人によって変えてもいいかも。

ハンディサーキュレーター 1 ★★★
あると面白い枠。
ルギアのエネを流して邪魔したりドラパルトのエネを流すのに使います、それ以外でもあると嫌な顔してくれるので見たい人はぜひ。
基本的に緊急ボードと入れ替わる形での採用になりそうな1枚。

サポート編

基本的に全て1枚採用です、サーチして使う前提だと思ってください。
心配なら増やしてもいいですが対応力が落ちます

ペパー ★★★★★
2進化デッキには大体入ってる1枚。
これ1枚あればほぼ確定で2進化まで漕ぎ着けます、ネオラントから序盤にアクセスしたいカード筆頭です。逆に友達手帳で戻す優先度は低め。

ボスの指令 ★★★★★
必須。強い。あんまり書くことがない…
いつ使っても活躍できるので手帳で戻す優先度は高い。

メロコ ★★★★
炎エネが多いので使いやすく、加速先の指定もないので倒された返しに使うカードとしてはかなり強力です。これとミュウexを組み合わせることでゲノムハックで奇襲を仕掛けられます。むしろないと困るレベルのカードです。

カイ ★★★
水ポケモンが少ないのにカイ?と思われるかもしれませんが2枚目以降のペパーとして運用できます。
カイ独自の展開としては
大地の器とかがやくゲッコウガを持ってくる→大地の器使用→かがゲコで2ドローに変換…と動くことで任意の基本エネ+2ドローになります。
そこそこ強いけど好みよっては不採用も。

ナンジャモ ★★★★★
まあ採用してますよね…という1枚
貴重な手札干渉でありかつ、手札を捨てることなくドローができる。
序盤はアンフェア、終盤はナンジャモと打つのが理想。
このデッキ独自の動きはないのでこれぐらいしか解説することがありません…

ジニア ★★★★
このデッキにおいては強カードになります。
とりあえずポケモンがあるだけでは動けず、特定のポケモンをサーチして初めて動けるデッキなのでピンポイントで2枚持ってこれるこのカードの価値は高いです。
アルセウスVを出しておけばサーチを連鎖させられるので実質的にサーチできる範囲を広げることもできます。

ネジキ ★★★★
不可能を可能にする1枚
アルセウスからのコンボはもちろん、使い終わったシステムポケモンを変換するだけでも強いです。
常にネジキの存在を頭の片隅においてデッキを回さなければならないのでこのデッキの難易度を上げている原因でもあります。ぜひ採用したい1枚。

フトゥー博士のシナリオ ★★★
なくてもいいけどないと困るカード
入れ替え札、回復札、不要なポケモンを場から無くす札等様々な役割を兼ね備えています。しかし最悪なくてもいいので採用の有無は分かれます。私は採用しましたが。

ライム ★★★
味わい深い1枚
縦引きできるカードが欲しかったので探した所、3ドロー+何かしらの効果のシリーズで一番強そうだったので採用。他の候補がさぎょういん、タイサイとあまり攻撃的なカードではないので消去法でこのカードに。
使用感は案外悪くないので個人的にお気に入りの1枚。

マリィのプライド ★★
実はレギュ落ちしてないカード
エネ加速方法が乏しいこのデッキにおいてはありがたいがやはり癖がある。
とはいえこのカードがあるとできる動きもあるので結構ありではある。
一考の余地あり。

タイサイ ★★
お互いに手札を見せた上で3ドローするカード
手札を見せてもどういうデッキかわからないという利点を活かし、相手の手札をピーピングするというふざけたアイデアから浮上したカード。
強くはないと思うが面白そうではある。

スタジアム編

多く入れても事故るので採用枚数は控えめ、主に特定のデッキ、カードをメタるために使う。

ジャミングタワー ★★★★
このデッキの致命的弱点の一つ、デヴォリューションを先出しで封じることができる。むしろそのためだけに採用している。
考えなしで貼ると自分の封印石を阻害してしまうので貼るタイミングは慎重に考えたい。

シンオウ神殿 ★★★
ルギアはかなりの不利対面であり、それを少しでも緩和するために採用。
ルギアがいないならば抜いてもいいかもしれない…

特殊エネ編

ミストエネルギー ★★★★★
デヴォ対策で必須、ドラパルトもついでにメタれる。
他にはギラのレクイエムを止めるために使うことも、腐りにくいエネルギーなので余程のことがなければ採用したい。

ルミナスエネルギー ★★★★
エネ事故を少しでも緩和するために採用。
これがあるとないではかなり事故が起きにくくなる、不採用はほぼあり得ないと言ってもいいカード。
他の特殊エネと合わせて貼らないように注意。

ダブルターボエネルギー ★★★★
アルセウス、ゲッコウガex、ミュウex、逃げエネ等
用途は多岐にわたる。1枚しかないのでどのポケモンに使うかは慎重になるべき。

ace spec

結構派閥が分かれそうな部分、筆者はアンフェアが好き

アンフェアスタンプ ★★★★★
捲りふだとして最も優秀な1枚。
単に手札補充としても優秀であり、手札がジャムりがちなこのデッキを回しやすくしてくれる。ゲッコウガexから持ってくるのも強力。
正直シティもこのカードに頼って勝った節があるのでなかなか手放せなくなっている。

マキシマムベルト ★★★★★
シンプルに強い1枚、序盤の打点不足を解消することでこのデッキの弱点を一つ消すことができる。ペパー等で持ってきやすいのも評価できるポイントであり、噛み合いとしては抜群に良い。
余談だが私以外で組んでる人は皆マキシマムベルトだったりする、やっぱそっちの方が強いのか?

プライムキャッチャー ★★★★
とりあえず入れとけば強いエーススペックの代表格。
しかし不可能を可能にするカードというよりは強い動きを簡単に行えるようにするというカードであるため、評価は少し落ちる。
とはいえ強力なカードであることには変わりないので採用もアリ。

最後に

拙作ですが読んでいただきありがとうございます。
ここまで読んだからには組みましょう。いやマジで。
組んだ報告、入賞報告、どしどしお待ちしています。質問あれば私のDMか固定ポストのリプライにどうぞ。
最後に有料記事として新しい視点で作ったハイランダーのサンプルレシピ及び軽い解説を掲載します。まだプロトタイプなので参考に程度にしかならないとは思いますが興味のある方はぜひ。

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