見出し画像

【国内旅行シリーズ】日本の原風景が残る国・越後へ〜水の都新潟の歴史と文化を満喫する旅・下越編〜

今回は、自然豊かな新潟を下越エリア「阿賀・村上・新発田」にスポットを当ててご紹介します!日本海の海の幸やお米の国・新潟での歴史に触れるたび、そして新しい新潟を探す旅に出かけましょう。

目次

  • 新潟の歴史

  • 下越エリア(①狐の嫁入り屋敷②月岡温泉街③千年鮭 きっかわ)

  • 最後に

・新潟の歴史

新潟県の前進は「越後国(えちごのくに)」ですが、その最初に登場したのは797年にできた『続日本記(しょくにほんぎ)』です。

江戸時代には、村上(むらかみ)・新発田(しばた)・長岡(ながおか)・高田(たかだ)の4藩に分けられました。徳川幕府が倒れると、11の藩と越後府・佐渡県・柏崎県に分けられました。1886年(明治19年)に現在の新潟の姿になりました。この時の人口は約163万人で、全国1位だったそうです。

新潟で有名な人物といえば、戦国時代に「越後の龍」とも呼ばれるほど戦上手だった上杉謙信です。(謙信は戦の天才として、そしてライバルの武田信玄に塩を送ったことや、毘沙門天の熱心な信仰家として有名ですね。)謙信は越後をまとめた後、上野(現在の群馬県)、越中(現在の富山県)、能登(現在の石川県北部)に及ぶ広大な領土を支配しました。

現在の新潟県は、観光名所として全国でも人気のあるエリアです。四季折々の風景が楽しめることや、美味しい食べ物が多いことも人気の理由の1つですね!

下越エリア①【狐の嫁入り屋敷】

阿賀町にある「狐の嫁入り屋敷」

・概要
新潟県阿賀町で毎年5月3日に開催される祭りである「狐の嫁入り行列」をテーマにした施設で、展示や「狐の嫁入り」をテーマにしたお土産(限定品の「狐の嫁入り」キューピーちゃんもありました。メッッチャ可愛くて即購入しました。)や狐のお面作り体験なども行われています。

・歴史
屋敷前に聳え立つ麒麟山にはかつて狐が住んでいて、この山には古くから「狐火」と呼ばれる光が見られたそうです。(狐火:夜、人がともしていないのに火が燃える現象。鬼火。⇦ちょっと怖い笑)
現在はほとんど見られなくなりましたが、津川の狐火は出現率が世界一ともいわれ、麒麟山及び狐火にまつわる数多くの話があるそうです。

この中で「狐の嫁入り行列」という言い伝えがあり、かつてこの地域の「嫁いる」は夕方から夜にかけて行われていたため、提灯を下げて嫁入り先に行列で行ったそうです。この行列が麒麟山の峠をこえて行く際に、提灯の灯りと狐火が平行して見えたことからこの言い伝えが生まれました。

こうした言い伝えや民話を元にして、1989年に新潟県が企画したJR東日本とのタイアップ「ディスティネーションキャンペーン」に乗って、1990年に第一回目の「狐の嫁入り行列」が開催されました。現在では約5万人にも及ぶ観光客が訪れる様になりました。

下越エリア②【月岡温泉街】

月岡温泉街にある「月明かりの庭」

・概要
月岡温泉とは、「国内随一の成分含有量を誇る硫黄泉で、エメラルドグリーンの湯色からも美肌効果が期待できる。また広大な田園風景や遠くに連なる山々からは、自然の音や季節の薫りが運ばれてくる。」(公式HP参照)

美肌効果を期待できる、国内イチ温泉成分を含んだ温泉が「月岡温泉」です!美しいエメラルドグリーンの色をした硫黄泉で、皮膚への刺激がマイルドであることが知られており、入浴後には「肌のしっとり感」が感じられ、優れた保湿効果も期待できます。アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬などに効果が期待できるという事も、近年の研究で明らかになってきているそうです!

温泉の効能:
①一般適応症
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進

②泉質別適応所
きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・糖尿病、美肌

・月岡温泉街について
温泉街の中心地に、新潟の日本酒やワインなどが試飲できるお店の他、
新潟生まれの干物や発酵食品が試食できるお店、煎餅の手焼き・絵付けが体験できるお店などがあります!

月岡温泉街には、無料の新しい観光庭園「月あかりの庭」があります。(上記写真)日本庭園の中の回廊に沿って連なる行灯は、様々な和柄がデザインされ、夕刻からは幻想的な世界が広がります。昼は色とりどりの円柱オブジェが楽しめ、奥には憩いのスペースも用意されています。

【営業時間】8:00~22:00(点灯時間17:00~22:00)定休日なし 
【料金】無料 
※無料駐車場10台完備

月岡の温泉で温まったらぜひ浴衣と下駄で日が暮れた温泉街をぶらぶらしてみてください!ほのかに明るい光と月岡の静かな空気で火照った体を冷ましつつ、ワインや日本酒を飲んだり、月のあかりの庭で幻想的な風景をぼんやり眺めたりして、普段とは一味違う旅行が楽しめるかもしれません。

下越エリア③【千年鮭 きっかわ】

千年鮭「きっかわ」
「きっかわ」の吊り下がった1000本の鮭🐟

・概要
きっかわでは、「防腐剤などの添加物、化学調味料はもちろん、酵母エキスなど安易なものを使わず一からダシを取り天然素材で手間暇かけて作る手づくりを守り、発酵や熟成により時間をかけて生み出される日本の古来の食の素晴らしさを貫いて参りました。」(お店HPより)

きっかわは、明治時代に建てられた築130年「町屋造り」の店舗で営業し、昔ながらの「座売り」をしています。

お店の奥へ入ると、1000尾もの鮭が天井から吊り下げられていて、職人さんが1尾1尾丁寧に扱っていました。この鮭は見学可能で店員さんが説明もしれくれます!

天井の梁から1000尾もの鮭が吊り下げられている様子は圧巻です!足を踏み入れた途端、思わず息を呑んでしまいました。(誇張なしです笑)

・お店情報
【住所】新潟県村上市大町1-3-52-120
【営業時間】09:00-17:00 ※定休日:元日のみ
【アクセス】(車)日本海東北自動車道「村上瀬波温泉IC」から約5分
(電車)JR羽越本線「村上駅」から徒歩20分
【駐車場】6台

その他、予約不要でカードの利用は不可です。ペットも入店不可です。英語対応はバッチリです!

・最後に

新潟県・下越エリアいかがでしたか?!
新潟はご飯だけではなく、温泉も観光スポットも魅力的なものがたーくさんあります!そして、何と言っても「歴史あふれる街」なので、ぜひ新潟へ行かれる際は、歴史を学んでから行くとまた違った良さを感じられるかもしれませんね!

次回は上越エリアをご紹介します!お楽しみに!!(⏬次回の上越エリアです)

お楽しみに!😊💓

#未来に残したい風景

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?