オーボエレッスン #20

 大分涼しくなってきましたが、デリケートなオーボエのため冷房が控えめにつけられた教室は大変暑いです。
自室で吹いてるときは汗が噴き出してくるので、今でも25℃の冷房をつけてますものね(もちろん風の直撃は避けてますよ)。
そんな汗を噴き出しながらのレッスン。

 まずは『主よ、人の望みの喜びよ』を聴いてもらいました。
前のレッスンからしばらく間が空いてリズム迷子になってしまいました。
先生が隣りで言ってくれてたら出来るんだけどな。出だしの休符から入るところとリズムが途中で変わるの難しい…。
今回はメトロノームにも引きずられて散々でした。
「メトロノームなしの方が上手いね」と言われてしまいましたし(^_^;)

 「もっけさんは真面目だからなぁ。やることが増えると逆に出来なくなっちゃうのかなぁ」みたいなことを言われてちょっとションボリしてしまいました。
「長縄で引っかかるタイプ?」とも訊かれますが一応縄にはスムーズに入れていたので、致命的なリズム感のなさではないはずですが。
原曲をもっと聴き込んで出直してきます。

 さて、前回からの宿題「音色を育てよう」。
『アメージング・グレイス』を聴いてもらいました。
吹き込んだ息はホールの方に出てキイに当たるので、キイを押さえたとき、それを感じられるようになれば、まとまりのある音になってくると思うよと言われました。
 上手い人はみんな艶のある・でもクリアで心地よい余韻が残る美しい音色をしています。
私もあんな音になるのかなぁ。なんて思ってしまいます。
先生に言ったら「そういう音が出るようにする!!!」って力強く言われそうですw

 それから初めて先生と『アメージング・グレイス』のデュエットをしました。
すごいですね。ダブルリードのデュエット。
私の稚拙な演奏にバッチリ合わせてくる先生。
本気で吹けば私を消し飛ばせるぐらいの音圧があるのに、同じぐらいに合わせてくるし、音程・リズムもバシッとぶつけてきます。

 先生の演奏を受け、お互いのリードが共鳴し全身ビリビリ振動が伝わってきました。
先生曰く「マッサージチェア」。
「他の楽器・例えばフルートと合わせてもこんな風になるのですか?」と訊いたら「多少はなるけれど、ここまでビリビリ来るのはダブルリード同士だけ」とのこと。

 希美でも与えられないビリビリを、ダブルリードのみんなはみぞれに…ってことか。
そしてみぞれと一緒に吹いていた梨々花ちゃんはみぞれとビリビリマッサージし合ってたのですね。
これからこのシーンを観るたびに全身のビリビリがフラッシュバックしてしまいそう。

 最後に私が『主よ、人の望みの喜びよ』の練習ばかりだと煮詰まってしまうだろうと思ったのか、「『リズと青い鳥』第三楽章を出来るところまで譜読みしてきてね」と言われました。
先生が指していたのはコンクールVer.なので、すぐソロに入っちゃうんですがあの、あの、正気??
正直この曲がやれるようになるまでもう少し時間がかかるものだと思っていたのですが。

 ちなみに「やっぱりこの曲は高校生の子が吹くには難しいのでしょうか?」と訊いたところ、「ぜーんぜん!コンクール曲のグレード5とかに比べれば簡単だよ~!」と言われ、「そう…(比較対象…)(横髪シュッ)」ってなってしまいました。
…ソロはともかく、ソロの手前まではどうにか出来そうなので、少しずつ練習していきたいと思います。

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