オーボエレッスン #3

 年明け最初のレッスン。
今日は久々のレッスンで緊張していたのか、レッスン前になってやたら手汗が止まらなくなり、そのせいで手が冷えて冷えて上手く動きませんでした。焦れば焦るほど手汗が出てきて冷える一方…。
 そんな訳でテンパっていたので、いつも以上に聞き違いが多いかもです(コイツいつもテンパってんな…??)
特に聞いた順序とか間違っていそう。

 まず最初に確認されたこと。
先生「吹いているとき舌はどの位置にありますか?」
私 「下にあります」
先生「舌の上で音の流れはどうなっていますか?
  どう感じていますか?」

 こちらに通い出してから毎回言われていることですね。
先生が言うには舌の上で息が循環する感じみたい。やってみて「おっけー!」と言ってもらえるときもあるのだけど、まだ自分の中で出来ているときと、そうでないときの感覚の違いがよく掴めていません。

先生「オーボエの音は回復魔法です。
 聴いている人にかけるつもりで!
 それから上半身の下の方から音(息)を出すようにしてね」

※また後日図解します。

 音楽家特有の表現きた。
先生の話を聞いている感じだと、回復魔法というよりはラリホーとかのが近いかも?これも循環させるのと同様、出来てるときとそうでないときの差がまだ分かっていません。

 そんな根本的な部分のチェックの後、前回出された宿題・二長調とヘ長調のスケール練習を見てもらいます。

 手がガチガチに凍っていて、ぎこちない動きに。手の動かなさにつられて肩とかも固くなってくる。

先生「リラックスして下さいと言っても無理な楽器なので、60%ぐらいの力で吹いてみましょうか。
 こんなので良いの??っていうぐらいで。
 息は控えめでも息の支え(丹田)はしっかりね」

 前の先生だと「なで肩になるように。ハァ〜…ってため息をつくような感じで吹きましょう」とのことだったけど、私の骨格と筋肉の付き方的にどう頑張ってもなで肩にはならないし、そのときは呼吸も全然出来てなかったので本当にヒョロヒョロした音しか出ず、「これ合ってますの??」という感じでした。

 アンブシュアと呼吸法が多少マシになった今、ようやく『リラックス』の意味を理解しました。

 また、私には左親指を第1オクターブキイから離れたところに添える癖がつきつつあり、「middle Dのとき左親指は第1オクターブキイの下に置いておくこと!」と言われました。第1オクターブキイを押さえる音からハーフホールの音へ繋ぐときには、「第1オクターブキイから左親指をずり下げてキイの下で待機させておくこと!」とのこと。

 それからハーフホールの開き方。
私は左人差し指をずり下げていました。
「そうではなくて、左人差し指は普段、親指側の側面でハーフホールを塞いでおき、開けるときは指先をコテンと倒すようにすること!」と言われました。
 それを直したらC-Dのときなど、音が途切れず滑らかに吹けるようになりました。

 後はまた「指は第3関節を軸に動かす感じ」と言われましたね。
そうしないと速いパッセージを吹くときに指が動かないんだって。これは前の先生風に言うと「キイを叩く」というやつですよね。

 先月宇治へ京都橘高校などのコンサートを観に行った際、クラリネットの男子が本当に綺麗な指使いで軽やかに吹いていて、こういうことなんだろうなぁと思いつつも真似しようとすると薬指が全然言うこと聞いてくれないですね。
まぁ…ちょっとずつ薬指を教育していきます。

 さて、続いてはmiddle F#-G-A-G-F#-E-D の練習。
これは今回初めてやってみてと言われました。

 ポイントとしては、
★Aは第1オクターブキイを押さえたまま第2オクターブキイを押さえること!そうでないと指が間に合わない。
★第2オクターブキイ押さえるとき肩肘突っ張らないように。痛めてしまう。
★E-D 第1オクターブキイから左親指をずり下ろし、同時に左人差し指はハーフホールを開ける。それをスムーズに出来るように。

 当然のことながら男性と女性とでは骨格や筋肉の付き方などが異なるため、男性奏者が楽々している運指を女性がすると痛めることがあるそうです。女性は男性に比べて腕が曲がっていますからね。
従って肩や肘が張るようなら何かしら工夫が必要となってきます。

 最後に曲に入っていきましょうかという話になりました。
先生曰く、私のようなスケール練習ばかりするような人間は型にはまりやすく、はまったらなかなか出てきてくれなくなるそうです。それを防止するために音のバラけている曲をすると。

 曲は『大きな古時計』。
とりあえずは「♪大きなのっぽの古時計 おじいさんの時計」まで。

 試しに吹いてみると怖っ、指が勝手にスケール練習の流れに持っていこうとする!もう型にはまりつつあったわ…。危ない危ない。

 それからタンギング。
タンギングは舌先5mmぐらいだけをちょいと動かす。
顎を動かさない。舌全体を使っていると下顎が動いてしまう。
喉をしっかり開いて息を止めないようにし、舌先だけですれば顎は動かない。

先生「他の生徒さんに『(タンギングのコツは)ソフトクリームを舌先で舐めとるように』と言ったら、『そんな食べ方しないので分かりません』と言われたんです」
私 「私もスプーンで食べますね(*^^*)」
先生「………(´・ω・`)」

と言うやりとりが、ちょっとツボでしたw

 『大きな古時計』で意識する順は、
①指
②息
③舌

とのこと。
あぁ〜、第3関節のやつから優先的に直して行かねば〜。

 みっちり練習していってもダメなところがボロボロ見つかるし、新たに詰め込まれることも多くて大変だけども、音の出し方や、息が楽に長く続くようになってきた等、明らかに変わってきました。
良くなってきていると、思います。
今年はもっと上手くなりたいです。

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