体験レッスンに行ってきた

 前回の記事の通り、オーボエ教室をやめたので次に通う教室を探すべく、早速体験レッスンを受けに行ってきた。

 教室に着いて中に入ったらいきなりめちゃくちゃ上手いオーボエの音色が耳に飛び込んできた。何だか場違いな気がしてきてソワソワしながら待っていたら先生から体験レッスン用の事前アンケートを渡された。

 その後、楽器経験やオーボエアクセサリーの話など、気さくに話しかけて下さり、緊張が解れた。
 ちなみにモーツァルトのオーボエ協奏曲のことを話したら、「オーボエ歴1ヶ月でそんな曲やるなんて言われたら私泣くよ」、「こういう曲もされるのですか?」と訊いたら「私は勉強のために吹くことはあるけれど、こんな曲、生徒さんには頼まれでもしなければやらせないよ」と仰っていた。
 さすがにないとは思うけど、初心者はこの曲を基礎練代わりにするものなのだろうかとビクビクしていたので、そこはホッとした。

 そしてここでもやはり何故オーボエをやろうと思ったのかを訊かれた。先生は年の近い女性であったので、今度は正直に「リズと青い鳥って知ってますか?それを観て私も吹いてみたいなと思いました」と答えた。
先生はリズのことをご存知だった。それだけでうれしくなる。私みたいなリズきっかけでやりたいと思った人は初めてっぽくて意外だった。他にも始めるオタクがいるかと思っていた。

 それから入った場合、どんな風なレッスンを行っていくか説明してもらった。最初の3ヶ月ぐらいは基礎をやり、どれぐらい吸収できるのかを見ながら少しずつステップアップしていく感じ。要領の良い人なら一年ぐらいで大抵のことが出来るようになるでしょうとのこと。
その後はやりたい曲があったらそれやるのでも良いし、クラシックがやりたいなら曲を見繕ってくれるっぽい。

 生徒さんの練習曲はクラシックはもちろん、映画やアニメの劇伴、ポップスなど様々なのだそうだ。吹きたいものを何でもやって良いらしい。「私はリズが吹けるようになるというのが最終目標」だと話すと、「良いと思いますよ」と言われた。

 そんな説明の後、体験レッスンが始まった。
※聞き違いがあるかも。
1ヶ月は経験があるということで、A-G-Fis-E-Dを吹いてみてと言われた。

■背骨の一番上のところを尾てい骨に乗せる
 前の教室で猫背気味にと言われていたので、そうしたら「猫背だと指が動かないよ」と姿勢を正された。こちらの方が無理なく息を取り込める感じがする。

■リードに息を吹き込む方向は真っ直ぐではなくて上
 教本では真っ直ぐ吹き込む、前の教室ではこめかみに血管が浮き出るぐらいの勢いで吹き込もうと言われていたので、この方法は新しい。

■やや上を向いて音を上げていく気持ちで
 猫背癖が付いていたため、下を向きがちな私。音も下に下がっていくせいか、半音落ちた音しか出なくなってくる。そこで顔をやや上げて、C-D-E-F-Gと音を上げていく気持ちで吹いてみてと言われたところ、正しい音程になった。

■丹田を下に下ろし上に戻る弾みでポンッと息を出す
 これは前の教室でも注意されていたことで、息を吸うときは腹式呼吸が出来ているが、吐くときの最後の方で胸式呼吸に戻ってしまうのがまだ直っていなかった。これについては時間をかけて直していきたいと思う。

 30分で何を教えてもらえるのかしらと思っていたけれど、大分意識が変わった気がする。帰ってきて復習してみたら無理なく音が出せて気持ちが良かった。
失礼かも知れないが、レッスン後、先生に今どれぐらい生徒さんがいるのか訊いてみたら結構な人数を教えられていた。教え慣れているわけだわ。教えている年齢層も幅広いみたいで安心感。

 先生がとにかく面白く分かりやすく教えて下さるので楽しかった。
先生のキャラだけで「あっ、この人好き」となったので、ここで教えてもらおうかな。

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