オーボエレッスン #22

 3回連続で浸水レベルの台風が直撃し、すっかりご機嫌ななめになってしまったリード。
今回はリードの調整方法について教わりました。

 まずはリードを水に浸け、しばらく置いてからクローしてみたところ、ワイヤーの下辺りが「寝ている」状態だった模様。

シールテープを剥がし、寝ているところをサイドから割れない程度につまみ、膨らみを持たせる(リードを「起こす」)。
良い感じになったら古いワイヤーを取り、新しいワイヤーを巻きつける。
このとき、リードを起こした状態でつまみ、ワイヤーは手前に引っ張りながら捻っていく。
ワイヤーの結び目はリードの背骨のラインに来るようにする。
余ったワイヤーを切り、ネジネジの部分を下に向け、飛び出ないようにする。
上からシールテープ(お好みでフィッシュスキン、ラップ)を巻く。

 大体こちらのサイトの通りです。↓

 他にリードが上下でズレていたりだとか、開き切っていたりだとかで対処方法は異なってきますので、その都度覚えて行きたいと思います。
シールテープの長さとかでも響きが変わるみたいなことを言われました。
削り方にしても力加減や削る場所が色々あり、一年生にはまだまだ分からないことだらけ。
上手く扱えるようになるかしら(^_^;)

 何やかんやありまして、今回はリードを起こしたことに加え、表面を少々削り、無事にリードが復活しました。

 リードが元気になったところで『私のお気に入り』をやっていきます。
スタッカートの1音目がどうも音が小さくなってしまう私。

先生「そもそもスタッカートってどういう意味だと思う?」

私 「音を短く切る?」

先生「うーん、日本の教育ではそうなってるんだけど、スタッカートというのは本来『離す』や『剥がす』という意味なんだよね。
 音を短く切るんじゃなくて、別のところへ置いてくるイメージ」

私 「なるほど分からん」

 色々調べてみたところ、「跳ねるように」と教わってる人も多いようだけど、それもちょっとニュアンスが違うみたいね。
個人的にイメージしやすかったのは、「音を明瞭に分離して弾くことを示す」「“特別”な音を出すつもりで弾く」というピアニストさんたちの表現ですね。
とりあえず「短く切る」ではないことは分かりました。切っちゃあダメなんだな。

 さて、スタッカートに対するイメージの誤りもあり、まずは息と舌の動きを別々で出来るようにしていきましょう。
それが出来るようになってからスタッカートの練習へと移っていきましょうと言うことになりました。

画像1

 息をしっかり出しながら、まずシーファ#と吹いて、舌先でリードを掠めるタンギングの練習から慣らして行きます。

 それにしても私が音楽の授業で習ってきたことは一体何だったのか…。
他にも結構誤りがあるのではないのでしょうか。
私が習ったのはウン十年前のお話なので、今の子たちは正しく教わってると良いな。

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