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ニュースポーツゲーム スリットカップ5 その複雑な世界

スリットの開いているカップの中に、スライディングディスクを投げ込み、カップに入ってた一個のディスクともどもカップから弾き出して、カップを空にするゲーム、スリットカップ。
 この単純なゲームが、なぜこんなに複雑なな世界をは作るのか、とても不思議?
 スリットカップは1ラウンド3チャンス 3ラウンドでワンゲームとしている。
 1ラウンドで3回ディスクをカップに投げ込む事が出来る。
 カップを空に出来たら0点、カップに1つのディスクがある残ったらマイナス1点、2つのディスクが残ったらマイナス2点になる。

スリットの開いているカップに投げ込まれたディスクは、中にあったディスクにヒットするとカップの中でランダムモーションを起こす。

だから1投目の結果は、0.―1.―2 のどれかだ。0 だったらそのラウンドは終了する。―1の場合、2投目の結果は、0.―1.―2 で1投目と同じだけど、―2の場合は、0.―1.―2.―3 になる。
 煩雑なので、説明を端折るけど、1つのラウンドのスコアの組み合わせは、

1つのラウンドでの考えられる全てのスコアは22通りある。マイナス4点が無いのは、カップに4つのディスクを残すと、ペナルティでマイナス1点が与えられるから。理由はまたいずれ。

1ラウンドで22通りのスコアがある。とすると3ラウンドでワンゲーム。3回のラウンドのスコアの種類は22の3乗なので、
 10648通りあることになる。間違いない無いよね。順列組み合わせの計算なんて久しぶりだから。これだけでも、びっくりだけど。
 さぁ、ここからだ。もし2人のスリットカッププレーヤーが対戦したら、2人のスコアの組み合わせは、10648の2乗になるよね。驚きの113,379,904通りだ。
 1億一千万以上、直感的には、とてもそんなにあるとは思えないのだけど。
 

スリットカップのスコアは、3×3のグリッドで表せる。とっても見やすい。一目で試合経過を俯瞰することが出来る。

仮にこのスリットカップの試合を中継したら。実況アナウンサーが、森永さん!森永さんは、この試合の展開をどう予測しますか?と聞かれたところで、判る訳が無い。量子コンピュータが必要だ。
 う~ん、そうですね。どちらかが勝つはずです。引き分けは確率的に無いでしょう!そのくらいかな、言えるのは。
 これだけのパターンがあったら、何が起きるか判らない。
 プロ野球の日本シリーズは見なくなって久しいので、今はどんなやり方をしてるか分からないけど、調べりゃいいんだが、確か最初に3勝したチームが優勝することになっていたはず。3勝は多いので、2勝したら勝ちということで、スリットカップの試合をするとどうなるか?
 一勝一敗でもつれて3回試合をしたとすると、そのスコアの組み合わせは、
 113,379,904の3乗になるだろ。
        1、457499e+24 だ。もはや読めない。


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