ローテ期間延長について
はじめに
プロツアー観戦記
例によってプロツアーは大半は寝落ち。
朝起きたらネイサンが勝ってた。
チームハンドシェイクのデッキは、言ってしまえば「税血寓話シェオル絶望」の現スタンのグッドスタッフではあるものの、新チャンドラとシナジーを見ての《夜に照らす》の採用は環境の研究の集大成であるとも感じた。こういうカード選択にたどり着ける情熱が導いた良い結果だと思った。
ローテ期間変更のアナウンス
さて、それは別の話として、ローテーションの期間が2年から3年に延長されるという発表があった。
個人的には「そうきたかァ、、、ッッッ」という感じ。
以前から、スタンとパイオニアの間のフォーマットは欲しいと思ってはいました。けれども、まさかスタンがそのまま延びてしまうとは。
個人的な第一感はネガティブ。
除去が跋扈しEtBで仕事しないクリーチャは価値が無く、絶望招来を防ぐ術がないデッキはデッキじゃないというこの今日のスタン環境は私は正直好きではない。
次のローテでラクドスのキーカードが落ちてからの環境を楽しみにしていただけに、今朝の発表はびっくりだったし、反響のなかにも「税血寓話シェオル絶望環境」と1年向き合うことに対するネガティブな声があったように思う。今プロツアーでのラクドスの躍進はこれを加速させるものだと思うし、標チャンドラまでがセットになってしまった感も正直否めない。
とはいえプレイヤーとしては、「スタンはそういうもの」と、割り切るしかない。
ここでは次のスタンへの個人的な期待を書いてみようと思う。
新スタンへの期待
禁止カードの定期的な見直し
まずは何と言っても、鏡割りの寓話。1章で出てくるゴブリンシャーマントークンの性能はピカイチで、除去を切らせればアドバンテージを、(例えチャンプアタックだったとしても)殴ればマナを、そして3章のあと1ターン耐えれば非伝説クリーチャをコピーし続けられるという、対処しないと絶対死ぬけど対処するのが難しいどうしょうもないカード。
ローテ期間を長くするといったって、寓話を処せるカードはデザインが難しいように思う。
一方でピンポイントで寓話をメタるカードを刷ったとて(例えばトークンは生成されないと書いてあるようなカード)は大抵はカスレアか、そうでなければぶっ壊れになるのがオチ。
というわけで、カードの禁止(一節には制限、みたいな話もありそうだけど)でしかこの問題は対処出来ないと思う。
「元々落ちるはずだったものですから」、と言って2年以上経ったカードは無慈悲に禁止されても文句言えないものとして大胆な環境調整をアリーナの結果をもとにやっていってほしいと思う。(ショップは大迷惑だろうけど)
護法はそんなに刷らないでほしい
クリーチャーを長生きさせたいと思えば、とりあえず護法を適当につけるのが手っ取り早い。のだけども、《不確定な船乗り》みたいな、他のクリーチャに護法を持たせるカードなんかは刷らないで欲しいなと思う。
というのも、護法は基本的には強すぎるし、カジュアルプレイにおける巻き戻しなんかも厄介だからだ。
同じく1マナ課税するカードとして、《スレイベンの守護者、サリア》がある。サリアならば、「そもそも唱えられない」ので、巻き戻しは簡単。引っ込めればいいし、多分ジャッジに聞いても巻き戻しの裁定になると思う。
けれども護法は「スタックに乗ってから誘発する」ので、唱えられてしまう。その後1マナ課税に気付いても巻き戻せない。
ラフィーンや墓所の侵入者のように、それ自体が持っているなら、それは除去耐性があるカードってことでまぁ許せる。けれども後天的に護法を付与するようなカードは忘れやすいので良くない。
殺されるのが問題なら殺されないようにすればいいじゃない、的な発想で気楽に護法は刷らないでほしい。
やるならちゃんと呪禁を持たせてほしい。
ガバガバ多色環境の是正
タルキールでフェッチがあった頃は、ダークジェスカイだアブザンブルーだ、酷い多色環境であった。
今日のスタンも多色化の影響が少なすぎると思う。というか、対抗色2色が組みにくい。対抗色2色を組むくらいなら、弧3色を組む方がマナベースが作りやすいというのは、なんとも変な話に感じる。
多色化することがデメリットになるような、例えば「このカードを唱えるコストは基本土地タイプ1つに付き2多くなる」とか、色を絞ることによって得られるメリットを出していってほしい。
エルドレイン、、、一徹、、、うっ、頭が、、、
あと、宝物を気軽に出すのやめて。ホント。
産廃メカニズムの救済
ブロック跨ぎのメカニズムが救済されるようになるといいなと思う。例えばイニストラードなら、
昼夜反転時に誘発する能力 → 昼夜に関係するメカニズム
ちゃんとした吸血鬼デッキ → 強い部族シナジー
降霊 → 墓地からのキャスト補助
濫用 → サクリファイス系強化?
などなど。
嫌な予想としては、増殖を落葉樹メカニズムにして、各種カウンターのシナジーを強める、、、とかしてきそうだなぁとか、懸念してる。
完全に空気な油カウンターはストーリー的に浄化されてしまったし、増殖でしか救えないような気がしている。
終わりに
公式が紙のスタンをなんとかせねばならんと思っているということ自体は、とりあえず好感が持てる。
新しいデザイン空間でのカードデザインに期待。頑張れWotC。
今日はこんなところで。
特にオチもなく終わる。
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