DeFiで50万円を1日で500万円にした方法&今年の振り返り

初めまして、Mokeと申します。

ここ数年仮想通貨界隈にひっそりと暮らしていたただのニートです。

僕自体は弱小トレーダーなのですが幸いにもこの界隈で名のある優秀な方々と関わる機会はそれなりに多く、いつも有益な情報をもらったり若い才能が開花する瞬間を目の当たりにしたりで大変刺激をもらっています。



今年はたくさんの大きなイベント(主に悪い方)があり、人によって爆益だったり爆損だったりとカオスな市況になったと思いますが自分に関しては一度それなりの利益(タイトルのもの)を出した後国内の為替FXに主戦場を移したのでなんとか大きな事件には巻き込まれずに年を越せそうです。



この界隈では儲かったらnoteを書くという風潮があるようなのですがいざ儲かっても手法をペラるのに抵抗がありなかなかその時は書けませんでしたが、もうそれなりに時間が経ったのと長いこと閑散相場になっているのでこれくらいなら書いてもいいかな~ということで今年一年を振り返りながら書いていこうと思います。



究極に行き詰っていた上半期

そもそも2021年にも仮想通貨界隈にはたくさんイベントがあって儲かる機会はあったのですが僕自身儲かった後にぶっこくことも多く資産の上下が凄まじかった上、実生活でも出費が重なり年末頃から仮想通貨の資金をほとんど抜いてしまっていました。

ここから資産を増やしていくためには小資金から一気に増やすような立ち回りをしなければいけないため、アビトラやエアドロに対して情報感度を高め翌年に繋がるような行動を心がけていました。

しかしなかなか高額な案件は取れず
「こんなことがホントにお金になるんかいな」
と思いながら苦しい日々を過ごしていました



流れを変えたエアドロ GAL

モチベーションも低いまま自分は何で稼いだらいいのか悩んでいた5月、Twitterを見ているとなにやらエアドロが貰えただの貰えなくて悔しいだのというツイートをちらほら見かけました。

よく見てみるとProject Galaxyというプロダクトのキャンペーンをこなしたユーザーに公式からGALトークンのエアドロが行われているとのことでした。
実はこれには心当たりがあって、21年末にエアドロに強いとある有能ラクダのコミュニティでみんなで苦しみながらタスクをこなしたイベントNFTがあったのです。

もしやと思いサイトを見てみると自分にもいくらか受け取り権利があり、それをBinanceで速売りしてみると50万円程度になりました。(ふぃぎゅ君あざます!!!)



別に大した金額ではないですが自分にとって初めての高額エアドロだったので嬉しかった記憶があります。

そして面白いことにこの50万円が後に500万円に化けることとなるのです。



上半期最大の事件 Terra崩壊

5月中旬、界隈には記憶に新しいかのTerra(LUNA,UST)崩壊事件が起こります。

事件の概要はほかの方が詳しく書いてくれている記事がたくさんあるので各自で調べていただけると幸いです。

簡単に言うと仮想通貨全体が下げ相場の時にTerraに対してのFUD(ネガキャン)やドルステーブルコインUSTの瞬間的なデペグが発端となり相関関係になっているLUNAとUSTが共倒れになって最終的にネットワークが崩壊したという内容です。


元来こういった鉄火場は市場が歪むのでアビトラのチャンスとされているのですが、Terraネットワーク自体僕は数回触ったことがある程度であまり慣れていなかったのでまずはLUNAやUSTの仕様を調べることから始めました。


USTは1ドルに収束するよう設計されたアルゴリズミック型ステーブルコインで、価格が1ドルを超えると供給量が増え1ドルに収束されるよう希釈されます。
逆に1ドルを割れた場合トークンがBurn(事実上の消滅)され通貨高になりペグを維持します。

この時USTを発行(mint)、焼却(burn)する際に使われるのがLUNAです。
Terraの公式SwapではUSTの市場価格にかかわらずUSTを1ドルと仮定してLUNAと交換出来ます。(この時にUSTとLUNAの供給量が調整される)

今回の騒動ではUSTは1ドルを割れ下にデペグしていたため
市場から安い価格でUSTを買いTerraの公式SwapでUSTをburnして1枚あたり1ドル分LUNAをmintして市場で売るだけで利益が出る仕組みになっていました。

この仕組みだとUSTがデペグしている限りLUNAはどんどん発行されていき価格は暴落します。安いからとLUNAをロングしている人も散見されましたがあれは博打以前に仕様を理解していない非合理的なトレードなので非常に危険です(その買い手のおかげで自分は儲かったわけですが)


この仕様を知った時「こんなん無限に儲かっちゃうじゃん」と思ったのですが、さすがにこんな簡単に儲かる歪みが放置されているわけないという先入観から最初はTerra以外での鞘取りを試みていました。
しかし流動性や資金移動にかかる時間の面でなかなか短時間で大きく稼ぐルートが見つからなかったので一度Terraを使ってやってみようとダメ元で試したところ、何故かUSTは1ドル計算ではなく市場価格に近い計算になっていたことと、それなのに何故か他チェーンとの乖離があって枚数が増やせることに気づきました。


ここに関しては自分も理解していないのでわかる方に教えてほしいのですが、おそらく上記の「1ドル計算でLUNAと交換できる仕組み」は騒動中にサイレント修正されて市場価格と揃うように変更されたっぽいのと、急な変更だったためかオラクル遅延などの原因で価格がわずかに乖離してしまう状況になったのだと考えています。


理由はともかく利益が確保できることが分かったのでここに全てを賭けることにしました。


当時の心境


アビトラ開始


価格差のある市場と最速で回せるルートを探したところ
シンプルにBSCとTerraをWormholeを介してお手玉するというルートに行きつきました。

まずは市場からUSTとLUNAの現物を同額分買い、PERPでヘッジします。

次にTerra上にUST、BSC上にLUNAを移し準備完了

BSCでLUNA→USTにSwap
TerraでUST→LUNAにSwap

をほぼ同時に行うことで価格変動の影響なく枚数を増やし
それぞれをWormholeでBridgeして交換

これで一巡です。


これをその時ウォレットに入っていたGALで得た50万円を使いノンストップでぶん回し続けたところ約24時間で500万円強に増やすことができました。


スリッページの観点から一度の取引で数万円分しかSwapしていなかったので気づければ誰でも小資金から増やすことができる案件でしたね

こういう鉄火場では稼げる方法は多岐にわたって存在していて、その中から何が最大限の利益を抜けるのか考えるゲームになっていました。

なので当時は嬉しいとかよりもとにかくやれることをチャンスが終わるまでやり切るという気持ちでいっぱいでした。


最後には画面を見ると動悸がしだしてさすがにやばかったので仮眠を取りました。
その後は鞘も収束してきてチェーンも止まったのでこの24時間でだいたいの利益を取ったことになります。


これが僕がTerra事件でやったことのすべてになります。
他にも複雑なルートでぶん回している某おじさんとか清算プロトコルを使ってオレオレ価格でトークンを手に入れている天才高校生とかがいましたが、自分は自分なりに後悔のない立ち回りができたかなと思います。

あとからみんなの立ち回りを聞くと本当に界隈の精鋭達は発想が飛躍していて大変面白かったです。


その後

この事件をきっかけに仮想通貨界隈はさらに冬相場入りしていき、収益源は消失、デカいプロダクトもハッキングされまくったりと闇の時代に入りました。

ハッキングもそれはそれで誰でも数千万クラスの利益が得られたかもしれないエッジが存在するので面白いのですが全体としてはやはり悪影響なのであまり望ましくありませんね…


その後は利益の一部を現金にし今旬の為替相場に移行しました


数年ぶりのFXでまさかの光明

僕はもともとFXからこの業界に入ったのですが、鳴かず飛ばずでなかなか苦労していました。
その折に第一次BTCバブルが起き仮想通貨の方に移行したのですがなにやら今年はFXが熱い!とのことで久しぶりに為替の世界に舞い戻ってきました。


8月から本格参戦し始めて周りのFXトレーダーの方に相談しつつトレードしてみるも初月は苦戦

途中で利益をすっ飛ばし+5万円ほどで終了しました。


変わったのは翌9月
相場の動きが活発だったのと8月の経験もあってなのか、9月に入っていきなり勝てるようになりだし最終的に240万円ほどの利益になりました。


そこからは枚数も増やしつつ経験を培っていくことで何とか収支を伸ばすことができました。

10月
+820万円

11月
+280万円

12月
+550万円

勝ち始めて4か月ですが1800万円ほど増やすことができました。
200万スタートだったので4か月で10倍ですね

今は周りにもっとすごい人がたくさんいるので微々たる利益ですが来年もう一つ上のステージに進んで早くみんなと肩を並べたいです。


最後に

今年は各市場で様々なことがありましたね。

多分来年もまたいろんなことが起こるんでしょうし、たくさんの勝者と敗者が生まれると思います。

でもこの業界なら僕のようにほぼ0円からでもここまで来れるので、無責任かもですが一度破産したとしてもそこまで絶望しなくていいんじゃないかな~と思います。

良くも悪くも失うのはお金だけ。命さえあれば何度でも挑戦できますから、来年も盛り上がって来たらみんなでワチャワチャしましょう!


それでは2023年もよろしくお願いします。




よいお年を!

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