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居心地の良い ところ

所謂、夜に書いたラブレターとか、文章書いてデリートして、何遍凹んだことだろうそれでも、文章を綴ることは好きだから、結局は書いてしまう

ここ最近の居心地の良いもの

違国日記 ヤマシタトモコ


タイトルの違国という、
違いを認めている響きが良くて手に取った

異国の異はなんだか海の向こうにあるっていう別のもので、
この漫画には違国が合ってると思った
距離感かもしれない

異なる
違いがある

似ているようで似ていない

こういう時、母国語の繊細な情緒に浸ってるなぁと思い、
異国語の成り立ちが違うと、心や考えの表出方法が違うんだなぁと感じてしまう

ただ、私はおそらく異国語の理解しきれなさを愛している
全て理解し得ないという前提が
全て理解なんて傲慢だ、と、たしなめてくれるようで

母国語だって人が変われば理解はそれぞれだ
でも、全てわかるはずと、どこか傲慢になっている

全てをわからなくてもよい、ということを自分が受け入れやすいのが異国の言葉

自分と他人の間にborderがあることを意識していれば、
違いを当然と受け入れられる

漫画に話を戻すと、二人主人公のお話だと思って読んでる
どっちを主体にして読んでるかって言ったら、圧倒的に槙生
人と暮らせないという点にとても共感

槙生は姪っ子と暮らす一歩を踏み出した
私は無理だなと感想を漏らしながら

淋しくないかとよく尋ねられるが、
一人で生活するのが淋しいものなのかと尋ね返してしまう

些細な、ものすごく些細な違いが刺々しいborderになって
かえって淋しくなる
違いのままあれたらよかったのに


Love Maze BTS

ストリーミングで聴いたBTSのLove Mazeが気になって、CDを買う気になった

intro/outro
起承転結 そういう意識のある一連のアルバム
わかっていて、Love Yourself 轉 TEAR を買った

気に入った曲を構成順で聴きたいと思いながら
大きな流れの変わるアルバムだけ
手にする事にした

ブックレットをゆっくり捲る

並ぶ異国の文字に、音は想像つくようになってきたな、と、ちょっと自分を褒めた物語を読むように音楽を聴いた
日本語訳の記事を探して、印象と並べてみる

もう一度、聴く

CDを買おうと思ったのは
「アイドル」というカテゴライズに興味があったのもある
ビジュアルイメージを売りにするバンドがアイドルかといえば違う気もする
グッズ販売が多いのがアイドルかといえば、バンドだってグッズ販売はある
写真集を出してるバンドだってある

音楽のカテゴライズに縛られないのが、アイドル、なのかもと
ビジュアルや為人が好きな人に馴染む音楽
音楽蘊蓄が好きな人に刺激を与える音楽
多彩でなくては務まらない

MVのないLove Mazeに与えられたイメージが見たかったんだ
それに気づいた

でもこの曲は見るんじゃなくて
聴くのがいいと改めて思う

入り込んだ迷路
出口は見えない、けど
手を握ってくれる音楽をみつけた


모 아니면 도  ENHYPEN

やってみなくちゃ、わからない
一歩を踏み出さなきゃ
チャンスは永遠に訪れない

若いって良いようで苦い
幼いひたむきさは武器ではあるけれど

経験が少ないから、一歩を踏み出すのは、何もかもが賭け
勢いだけで荒野を走る

やらなかったことはわからない
やったことだけが結果を連れてくる

人生に勝ちも負けもない
そんなふうに年が重なって

彼等の道が
彼等自身に祝福されるものになりますように

やってみなくちゃ
走り出さなきゃ

それぞれの殻を破って、何かを掴むだろう彼等を
見ていけたらと思う


사람  AgustD

뭐 어때
그렇게 살면 뭐 어때

異国の言葉の歌をどうして心地良く思うのだろう
キツく聞こえると思っていた異国の言語が
彼にかかると柔らかく聞こえる

わからない言葉に託された幾つもの思いのうち
受け取れたのは、ほんの僅かかもしれない

それを今は心地良く思う

わからなくたっていいじゃない
全てわからないとわかっていればいいじゃない
ほんの僅か、わかる気がするだけで暖かくなるなら

わからないと突き放すより
わからないんだとわかってそこに在れば

意見が違ったら、手を繋ごう

そういう在り方の前に
どうしようもなく
居心地の良さを感じて
ふわふわとベッドで丸くなる

違うことは否定じゃない
異なることは拒絶じゃない

違っていいから


今日もまた音楽を聴きながら文章を綴れる幸せに感謝して

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