久しぶりの病棟、転棟


3月の終わり、急な希死念慮で病院に電話したら入院が決まった。病院について、病棟が一日入院した時と1週間入院しなかったことある病棟だった。2回ともすぐにいつもの病棟に転棟してたから、また今回もすぐに転棟するものかと思ってた。

夜入院して、その日1日ほとんど飲み食いしてなかったからペットボトルの水を看護師さんからもらった。

次の日入院するための色々な検査をやり、部屋に戻ってきて、荷物チェックが終わったから、ひもコード以外のものはOKになったから、荷物を貰った。その中にポシェットが入っていてそのポシェットの紐が取れたため、死にたかった私は首を吊ろうとして、ドアに紐をかけていた。そしたら採血しようと思ってきた看護婦さんに見つかり、もう1人看護婦さん来てしまい、逃走を図ろうと思ったが、応援呼ばれてしまって逃げられず、部屋で両腕と後ろから押さえつけられた。
まだ担当医が誰だか知らなかったが、この時来た。私がいつも入院してた病棟に前居た先生だった。(あまり記憶にないが本人がそう言ってた)
そしてそのまま拘束された。手のベルトはいつも外れにくい方にされてるけど、私のことをあまり知らない病棟だったので、普通の手のベルトで何回もすり抜けした。1回全部すりぬけてシーツで首を吊ってた。何回も看護婦さんが来た。「もうすり抜けないで」って、心配そうに言ってくれた看護婦さんがいた。
その後しばらくして保護室に連れていかれた。

その後2ヶ月間、そこの部屋で過ごすことになった。その間にご飯が食べられなくなって、水分もほとんどとれなくなり、点滴になった。死にたくて、どうしよもなくて、衝動的に点滴台を倒したりしたことも数え切れないほどあった。1ヶ月間ぐらいずっと点滴だった。
一時解放中の時に、ベットがあると首吊ってしまうので、ベットは部屋の外に出して、オーバーテーブルと椅子を部屋に入れてもらってたけど、テーブルは倒し、椅子は投げて暴れてすぐに拘束再開されることも沢山あった。食事介助も何回もしてもらった。

そんなある日先生が「クロザリル」という薬を提案してくれた。説明を聞いて同意書を貰った時に(この副作用なら死ねる)と思い、同意書にサインした。

そんなこんなで食べれるようになって、水分も取れるようになってきた頃、悪夢を見るようになった。悲鳴をあげて起きたことがあり、声で反応するタイプのナースコールだったから、看護婦さん来てしまい、手を握って話を聞いてくれて、「うるさいからナースコール切っていいよ」って言ったら、「心配だからつけとくよ」って言ってくれた。
もう悪夢で精神的にも疲れてきてしまって食べれなくなり水分も取れなくなってきたから、また点滴になった。次は2週間程で取れた。

回診来た後に先生が部屋に来てくれた時に「○○病棟にもしかしたら移動になるかもしれない」って言われた。絶対したくなかった、ここの病棟の看護師さんたちが優しかったし、5階の病棟だったので、高いところ少し嫌いな私はホントに移動したくなかった。

ある時また飲み食いできなくなり、また点滴になった。今回の入院で3度目。多すぎる。

ある時1年目の看護師さんが「Kさん○○病棟行っちゃうんですか!?」って聞いてきて、へっ?ってなって、なんか記録に書いてあったらしいけど、先生から何も聞いてなかったから移動しないよ?って言った。寂しいですって言ってくれた。
次の日担当の看護婦さんが「Kさんと久しぶりに会えたと思ったら○○病棟行っちゃうんだね」って言って、昨日も言われたから、先生から何も聞いてないって言って泣きそうになって、そしたらその看護婦さんは勘違いだって言って、少し話して帰っていった。あまりに気になったから、夜勤でいた副主任に気になるから調べてもらったら、私の移動は決定していた。先生がいない間に偉い人達で決めたらしい。どうしても行きたくなくないって言ったら、先生にメール送ってくれるって言ってその日はそのまま寝た。
次の日副主任が「○○先生ならのらりくらり言ってくれると思うよ」って言ってたから、それに期待するしかなかった。
でも現実はそう上手くいかなくて、朝回診で来た先生に「移動するの?」って聞いたら、なんか話聞いた?って言われて、また来るって言って部屋を後にした。その後来て、移動は変えられないって言われた。めちゃくちゃ泣いた。色々言われたけどもう思い出せない。とにかく泣いた。泣いてる私を置いてまた後で来るって言ってどっかに行った。その後部屋担当の看護婦さんが来て、泣いてる私を見てどうしたの?って声掛けてくれて、事情を説明したら、その看護婦さん先生に移動無くならないか聞いてくれるって言ってくれて、部屋を出ていった。その後担当の看護婦さんと先生がきて話して、担当の看護婦さんも「一生会えないわけじゃないから」って言った。

その後は看護婦さんたちがアル綿押さえるテープに絵とメッセージ描いてくれたのが壁に数枚と水分目標と食事目標とゴリラの学術名が書いてある紙をファイルに貼って、ゴリラの学術名が書いてある紙には担当看護婦さんが絵を描いてくれた。ちなみにこのゴリラのも担当看護婦さんじゃない看護婦さんが書いたもので、自分で書いたものでは無い笑
主任にそろそろお別れだけど、ベットで行くか車椅子で行くかと聞かれて、もちろん車椅子で行くって言って、車椅子乗る時に看護婦さんが「私が寂しい」って言ってくれて、最後ナースステーションに入ってお世話になりましたって言って、涙ポロポロ出てきて、「どこに行っても応援してるからね」って言ってくれて、お別れして、これから行く病棟の看護師さんが2人迎えに来てくれて、2人とも知ってて笑
部屋担当の看護婦さんと主任と4人で新しい病棟行って、ベットに拘束されて一緒に来てくれた看護婦さんたちとはお別れ。

ほんとに暖かい人達ばかりの病棟に2ヶ月いれてよかった。

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