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第1回「そうだ、山口さんに聞いてみよう」(前編)

真岡まちづくりプロジェクト(真岡まちつく)のハヤシです。

始動したまちつくの第1回は、シモツケクリエイティブの山口さんをお招きしての「そうだ、山口さんに聞いてみよう」。お隣の下野市で、実際にプレイヤーであり、ローカルプロデューサーとして活躍されている、山口さん。生まれ育った地元のまちに戻り、どのようにして、自ら、まちづくりに取り組もうと考えて、実際に行動に移したのか、そして、現在どのような活動をされているのかをお聞きしました。

まちづくりと聞くと、漠然としていて、どこか遠くに聞こえがちです。

ただ、実際には、自分が住んでいるまち、自分の日々の暮らしがあって、さらに、他の誰かの暮らしもあって、それらが集まったもの、つまり、自分の暮らしの延長線上にある、たくさんの人たちの日常の暮らしの集合体が、まちなんじゃないか。
その暮らしが、どれだけ楽しいものになるかは、誰かに与えてもらうものではなくて、まずは、自分の暮らしを豊かに、自分が楽しめるものにするが大切で、日々の生活からまちを意識して、自分ごととして行動を起こしていけるか、がとても大切。

第1回WS (1)


この問いかけは、徐々に進む縮退社会の流れでは、じりじりとしか感じられなかったものが(人によっては、感じられていなかったものが)、一気に、昨年からの新しい生活様式の流れで、多くの人に共有されることになったものではないでしょうか。

この自分起点、自分の暮らし起点で、まちを意識し始めると、漠然としていて遠い存在だったまちも、まちづくりも、もっと真剣に、どうすればもっと楽しくなるだろう?と考えるし、考えるだけでなく行動に移せるようになると思います。だって、毎日、楽しいほうがいいわけだから。

以前、ほんのちょっとのわがまま、利他的なわがまま、を言えるまちにしようという話を聞きました。わがまま、というと悪いもののように聞こえますが、自分だけのためのわがままではなくて、ほんの少し、この隙間を埋めたら、もっと豊かな暮らしになるんじゃないか、という利他的なわがままをかなえるまちになれたら

あれ?最近の真岡って、少し変わった?
楽しそうじゃない?

そう、学生のときにちょっといいことがあったときに、友達から言われて「そうかなー?」と微笑んだ感じ。劇的な変化ではなくて、じんわりした変化が、真岡でも起き始めているのを実感する、真岡まちつくの胎動です。

さて、話は戻って
山口さんの貴重なお話を伺ったあとは、今回のプロジェクトで新たな活用を提案して、実際に社会実験を行おうとしている公共空間12選、どれも素晴らしい物件たちを紹介させていただきました。
事務局マリエッティのやや自虐にも聞こえる、こんなに素敵な場所なのに!誰もいない!という素直な心の叫びは、参加者たちの笑いを誘いつつも、もったいない、どうして使わないんだろう?という、素朴な疑問を投げかけてくれました。

誰もやらないなら、自分がやってみればいい
こんなに素敵な場所なのに、どうして誰も使わないの?

このあと、メンバーの皆さんには、3人1組になってウィッシュポエムを書いてもらうのですが、それはまた次回の話。

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