美味しい珈琲はいかが?2 2杯目
「おはようございます。今日もよろしくお願いします。」
「香さん、おはようございます。」
一通りの掃除や準備が終わった後にマスターが私にしてくれること・・・。それは「珈琲を淹れてくれること」。
「今日はいい豆が手に入ったので、飲んでみて下さい。」とサラッとマスターが珈琲を差し出しながら言った。
「前みたいに1杯、6000円の珈琲とかじゃないですよね・・・?」
以前に、同じシチュエーションで「ブルーマウンテンNo.1」を出してきた事があったので、恐る恐る聞いてみる。