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転職体験記#3 「事務は誰にでも出来る仕事ではない」

こんばんは。体験記もようやく半分です。
Amazonで身体の節々を痛めたため、デスクワークで仕事を探しました。「未経験歓迎!」「人気の一般事務のお仕事!」百聞は一見に如かず。
事務とはどんな仕事なのか実際にやってみようと思い応募しました。

結論から言えば、自分に事務は不向きでした。


・常に怒号と罵声が飛び交う事務所(建築関係の会社でした)
・特に営業の部署が酷く、大声で叱ってるのは日常茶飯事。
・すぐキレるお局が2人も居た。(そのせいで10人以上辞めた)
・8時間かかっても処理が終わらないPC。(途中で触ると固まる)
・何百枚もの書類を作り、1時間以上かけてハンコを押す。
・真後ろに上司が立ち、特急の仕事を早く早くと急かされる。
・前任者の女の人が最初は優しかったものの、三ヶ月経つ頃には話しかけても無言になる。
・でも男の人と話す時は猫撫で声を使う。(怖すぎる)

振り返ってみると「事務」が合わないというより「会社」が合っていなかったような気がしてきましたが…。
ですがExcelで数字だらけの書類を作るのも、厄介な取引先との電話応対も、複数の仕事を同時にこなすのも、自分には明らかに向いていませんでした。
特にExcelの関数がどうしても頭を抱えます。「数字」がダメなんです。

ただ、この会社で働いてよかった点もあります。

自分にCADの適性があったと気づけたことです。


事務だけでなくCADオペレーターも兼任していたのですが、CADの仕事はすんなり覚えられましたし、楽しく出来たのです。
元々DTPオペレーター時代に扱っていたデータが、CADで作られたデータだったので、設計図も多少読むことが出来ました。
勿論CADは未経験なのですが、何となく操作感覚がillustratorに近いというか、むしろ作図はillustratorより便利で、CADって凄い!と感動しました。

事務仕事やお局に悩まされる日々を送っていたのですが、2つの大きな出来事がありました。

まず一つ目は「インフルエンザが社内で流行」。


自分は人生で一度もインフルにかかったことがなかったのですが、ある日朝起きた瞬間、明らかに身体の様子がおかしかったのです。
熱をはかってみれば「38.5℃」。
こんな体温初めて見たので、体温計が壊れたのかと思いました。
本来であれば休むべきなのですが、DTPオペレーター時代、熱があっても出勤する風潮があったため、なんとか会社に行きました。
ですが、出勤してみると同じく熱で部署内で半数以上が休んでいました。
自分も会社に着いたはいいものの、体調がどんどん悪化し、しまいには声が全く出なくなってしまいました。
そこで早退し、病院に行ってみたところ、人生初のインフルエンザ。
自分以外にも20人近い社員が感染しており、業務は壊滅状態。
熱があるだけでインフルでなければ出勤してくれ、と必死に人を集め。
自分も休養中、いつになったら出勤出来るか、と会社からメール。
この時、この会社は感染症に対しての危機意識が低いと感じました。

そしてそれから数か月後。2つ目の出来事。今や知らぬ人など居ない。

そう、「コロナの流行」です。


これもまた当然、会社に大きく影響を与え、仕事は激減。
発熱者が出ましたが、大した対策も無く、ノーマスクで咳き込むお局。
自分はインフルで地獄を見ましたし、この会社に居ては遅かれ早かれ感染してしまいそうだと毎日不安でした。

~転職…ではなく無職に~

派遣先の会社は業績が傾いたため派遣社員を切り始めました。
派遣元の会社は次に紹介出来る仕事がありませんと言いました。

こうして人生で初めて無職となりました。

次回、コロナ失業編です。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

ありがとうございます!