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2019年末、YouTubeでの縦動画に目と耳が釘付けとなった。「なんだこれは!、上手い上手すぎる」、エレキベースで出来得るテクニックが3分間に詰め込まれていた。ふぁみ(fami)と名乗る高校生だった。僕は、これこそZ世代だと強く感じた、と同時に将来どうするのだろう?と、この才能の行方を勝手に心配した。

現時点で再生回数11,287,000を超えている。全世界のロックジジイ・リアクターたちが、大量のリアクション動画を上げて、本気でテクニックに驚愕している影響だろう。

同じ頃、僕はメタルバンドLOVEBITESのステージ動画を飽きもせず何度も見ていた。そして2021年夏、突然、バンドの創設者でリーダーのmihoが脱退を表明した。「ちょっと待って、2020年時点、世界最高峰のライブをやるバンドが空中分解するの?」、と勝手に焦った。

LOVEBITESは、スタジオレコーディングよりライブのほうが明らかに凄い。まず驚くのは脅威的に早く正確な演奏だ。多くの腕に覚えがあるメタルヘッズ・ジジイ・リアクターが述べているように、それをライブでやるというのは至難の業なのだ。
特に2020年Zepp Diversity Tokyo でのライブは素晴らしい❗️

世界のロックおじさんから僕のようなジジイまでがLOVEBITESに惹き込まれるのは、80年代からの偉大なメタルバンドたちを正統に受け継いでいると聴いた瞬間わかるからだ。メタルは死んでいなかったのだ。この時リードギターのひとりmiyakoはお腹に5ヶ月の子を宿していたと後に知ってビックリした。完成の域を感じる素晴らしいライブだった。

そんなLOVEBITESが2022年4月、ベーシストオーディション開催を全世界に向けて発信した。選考プロセスは飛ばして、同年10月21日、新ベーシストとしてfamiが加わると発表。結果に驚愕‼️

重厚な音とヘッドバンギングのmihoに変わってライブに現れたfamiは、終始ニコニコで易々とヘヴィメタルを演奏。バンドの雰囲気がガラリと変わるも演奏力はさらに充実していた。海外からの多くのコメントに世界最高のバンドという表現が上がっている。

LOVEBITESは全曲英語歌詞、最初から世界なのだ。これまでもイギリスツアーなど行っている。そして今現在、famiを連れての初めてのヨーロッパ&アメリカツアーに出ている。最初のロンドンは300人という小さなライブハウス。予想通りオジさんたちが詰めかけていた。このひと夏で、どこまで人気が広がるだろうか?ハラハラだ。

こんなコメントに僕は深く共感している。「ロックの神様は西洋から消えた。神は日本いた。ハードロックのBAND-MAID、ヘヴィメタルのLOVEBITES を聴け!」。

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