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Column-1 Tidal

僕は、最初のハイレゾ・ストリーミングサービスである『TIDAL 』を2014年から使っている。今も日本から会員登録できないけど、アメリカに居るときに登録してしまえば、後はジオロック無しで普通にアクセスできる。

なんと言ってもMQAでの配信が魅力だった。確実にCDクオリティの信号が配信で得られるなんて夢のようだった。

しかし今は圧縮無しで24bit、192KHzで配信してしまう時代になり、まさに本物のハイレゾ時代となってしまった。もはやCDを購入することは「推し活」の意味しかないと思うのだ。

レコーディングスタジオでは、32bit/192KHzで録音することが多いという。ストリーミングでの新譜は、24bit/48KHzがどんどん増えている。スタジオと同等とはいかないが、24bit化の恩恵は素晴らしく、どんなハイレゾ対応機器を使っていても、ボーカルを聴けば、二度と16bitに戻りたいとは思わないはずだ。

高校生の頃、1970年前後だが、大人になったら、一万枚ぐらいLPレコードが並ぶ家に住んでいると想像していたけれど、まったく予想外の現実になった。ストリーミングとサブスクで、一億曲以上の楽曲にアクセス可能なのだ。問題は、どうやって好きな音楽に出会い、聴く時間を確保するかだ。

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